今週初め(13日)から始まっている,「神戸大学 東アジアウィーク2006」ですが,
今日,シンポジウム「村上春樹@東アジア-春樹は東アジアの『要石』になりうるか-」 があります.どんな構成なのかプログラムなど情報はアップされていませんが,村上春樹はけっこう好きでしたし(過去形なのは最近の作品を読んでいないので...),ちょうど早帰りですので,行ってみようと思ってます.楽しみです
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以前少し書きましたけど,ワタシはJ’sバーやら猿のいる公園やらを訪ね歩いたことが自慢の,かなりミーハーなファンでした.神戸近辺の風景や空気を感じつつ読むことに,恥ずかしながら一種の優越感をも持っていました.
彼の作品が,しかし,その頃のワタシをもっとも共鳴させた点は登場する主人公の特徴的な性質です.
さまざまにそれを表すシーンはありますが,たとえば...
彼女は首を振った.「それで,一生そんな風にやっていくつもり?」
「おそらくね.誰にも迷惑をかけずに済む」
「本当にそう思うんなら」と彼女は言った.
「靴箱の中で生きればいいわ」
素敵な意見だった.
『1973年のピンボール』
いろいろ解釈の仕様はあります...しかし今のワタシの解釈は,あるいは今のワタシの考え方は,その頃とはおそらく大きく変容しているでしょう.それはまた別の機会に...
現在,東アジア全域で,ものすごい人気だそうですが,どういった読まれ方をしているのか...,とてもとても興味深いです.
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ところで昨日,このブログを開こうとしたら,2007にバージョンアップされたウィルスバスターが,「危険なサイトです」という真っ赤な警告メッセージを出したんですよね....
うーみゅ,危険だったか...?さわったらヤケドするかもしれませんぜ