（Complex_Catさんからの情報を受けて，タイトル変更しました！）
（「ハリセンボンのジレンマ」にしようかと思ったんですが，ある方面の方々には「ヤマアラシのジレンマ」を想起されがちなので，そこまでの深読みは，いつもにも増して暇つぶしのエントリーには重過ぎると思い，シンプルに「ハリセンボンのゆううつ」にしました！）
上海発の株価世界全面安や文科省大臣の懲りない不適切発言など，深刻な話題には事欠かない昨今ですが．．．
そんな鬱なキブンとシンクロする微妙なネタ記事はこちら！ 
漁師悩ますハリセンボン，大量発生 島根松江市沖（asahi.com：2007年02月27日06時06分）
松江市沖の日本海沿岸で、ハリセンボンが定置網に大量にかかり、漁師たちを悩ませている。同市美保関町の笠浦大敷組合では先月下旬から大量に取れ始め、連日水揚げされたばかりのハリセンボンを取り除く作業に追われている。 体表に多数のトゲがあるハリセンボンは、捕獲時などに旬のスルメイカやブリなどの魚体を傷つけ、商品価値を下げてしまい、食用にもあまり適さないという。 同組合の船越佐一組合長（６０）は「ここで漁に支障が出るほどの大発生は４年ぶり。昨年１０月に起きたエチゼンクラゲのような漁業被害になりかねない」と話す。
うん？エチゼンクラゲのような？
確かにエチゼンクラゲと言えば、日本海側で大発生して漁業に深刻な影響を与え，厄介者扱いされていました．
しかし，窒素やリンといった肥料成分が豊富のため，農作物の肥料にできるとか，たっぷりと含まれるコラーゲンを抽出して化粧品の原料にするとか，低カロリーで美容にもいい食材として中華料理に使われたり，果てはアイスにまでなったりしているようです．
エチゼンクラゲ入りアイスをネット販売（ＩＴmediaニュース：2005/12/02 21:46 更新）
そこで．．．ハリセンボンも負けるな！という思いを込めて，その有効利用を考えてみました．
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．．．．．．
．．．嫌がらせしか思いつきませんでした．．．
しょぼん...... しょぼん.............
しょんぼり.....
水族館＠あーち（2006年９月２４日）に、やってきた「ハリセンボン」さんたち
（カメラマン：O堂さん）
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東京大阪の人が島で舌鼓を打っている奄美料理の“アバス”は，ハリセンボンのことです。
美味しくない，食材にならないゴミという前提でこのニュース廻ってますが，同じハリセンボン種類もあると思いますが，不味いという決めつけ前提の記事は失礼な話です。
Wikiでも，種類によって食用に向かない話は，書いてありませんし，同じハリセンボンの話だと思います。
ちなみに私もアバスの唐揚げ，大好きですよ。河豚に近い魚で，美味しくないわけではないのです。
以前アーティクルでも取り上げなかったかな。
まぁ，鮮度が問題になる魚ですけどね。
屋久島，とある生物で地元の漁師も食べない（案外彼らは保守的）奴を食べたらとても美味しいというのを教えて貰いました。これは，ネタなのでここには書きませんが。
猟師さんや漁業関係者が，何でも知っているかというと，案外そうではなかったりしますので，疑問を呈しておきます。
以前，オニヒトデを食材にと騒いでいた人は，本物を見たことも触ったこともない人でした。
個々は，耳学問が前提のアーティクルでしょうけど，自然科学の分野，少なくとも，有効利用を真面目に考えるなら，最低でも，本物を前にして考えるべきです。
「個々は」→「このアーティクルは」の意味です。
このブログが耳学問という意味ではないですので誤解無きよう，お願いいたします。
うーん．．．「ハリセンボン」ファンとしては，食べれちゃうのも辛いものがあったり．．．
ところでタイトル変更します．「有効利用」だなんていけなかったです．反省します．人間中心主義であることの「仕方なさ」を引き受けつつ，かつ痛みにも自覚的でありたいです．
次は俎板の上で捌かれている画を。
どうやって捌いて料理するか，初めてだととまどいます。
丸ごと素揚げとか。爆発する？！
どうやるのかなぁ．．．
だって，水から上げるとふくれちゃうでしょ．
針出しちゃうでしょ．えーん．．．
サバかれちゃうのかぁ．．どうすればいいかなぁ．．