昨日行った「7月悠の会」(ブックマーク参照)でも紹介したのが,この写真。
もうあちこちで報道されているからご存じだと思うけど,
電車とホームの10cmのすき間に落ちて挟まれてしまった女性を助けるために
約40人の乗客が協力して約32トンの電車を押して傾けている場面。
女性は大きな怪我もなく,
電車も8分の遅れだけで何事もなかったかのように通常運行に戻ったという話。
この話は日本だけでなく
世界中でも話題になり「さすが日本!」「どうしてそんなことが!」と賞賛,驚愕されている。
世の中嫌な話題が多すぎる。
殺人,リンチ事件,バラバラ事件,ひき逃げ,いじめ,性犯罪,自殺…
こういった嫌なニュースを毎日毎日当たり前のようにあびせられたら人間は,
特に子どもはどうなってしまうのだろう。
夏休みだし。
よく「子どもに見せたくない番組」とかあって,
悪趣味のバラエティ番組があげられているけど,
本当に見せたくないのはニュース番組かも知れない。
バラエティ番組はどんなに悪趣味でも作り物という共通理解があるからまだ許せる。
子どもだってそれぐらい織り込み済みだ。
でもニュース番組は実際あったことだし,その主体が大人だからタチが悪い。
だからこのホームでの救出劇のようなことを繰り返し繰り返し報道すればいい。
せめて夏休みだけでも。
「日本人ってすごいよね」
「大人も捨てたもんじゃないでしょ」
「協力って素敵だよね」とすり込んでいきたい。
せめて教室だけでもそういう場所でありたい。