俳句を読む。31
一人づつ死し二体づつ橇にて運ぶ(松崎鉄之介) 尊厳ある死、命の終りは一人で逝く。し...
俳句を読む。32
兎狩隣の国も山ばかり(大峯あきら) 兎狩隣の国も山ばかり(兎狩隣国山)はト・シ...
俳句を読む。33
汁の椀はなさずおほき嚏なる(中原道夫) 汁の椀を離す一瞬の余裕さえない切迫の嚏。 ...
俳句を読む。34
柊をさして堅田のまくらがり(大峯あきら) 柊をさして堅田のまくらがり(柊挿堅田枕狩...
俳句を読む。35
春暁や田水にすつと日が走り(松村蒼石) 春の夜明の薄明かり、(すつと)、田水に陽が...
俳句を読む。36
花どきの峠にかかる柩かな(大峯あきら) 咲き誇った桜も終盤散り果てる落胆、葬列...
俳句を読む。37
春の雲梯子外して運び行く(茨木和生) 春の雲はどちらかといえば薄く流れるようで...
俳句を読む。38
三つ入れる箱を奥から桜餅(金原知典) 三つ入れる箱を奥から桜餅(三入箱奥桜餅)...
俳句を読む。39
限りなく何か喪ふ春みぞれ(山田みづえ) 作者は空(窓外)を見ている、或いは外で...
俳句を読む。40
のめといふ魚のぬめりも春めけり(茨木和生) この句を読んだとき、ポカンとしてしまい(何だったのか)奇妙な感覚に襲われた。 確かに可笑しい、つかみどころのない不思議なリズム...
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