茨木和生(私的解釈)春の雲。
春の雲梯子外して運び行く 春の雲には薄墨を流したような淡い儚さがある。 雲の隙...
茨木和生(私的解釈)砧打つ。
砧打つ音の居眠り加減なる 砧打つ・・・荒い繊維の織(布地)を肌に優しくするため...
茨木和生(私的解釈)大袈裟に。
大袈裟に咲くものあらず山桜 自生の木である山桜、風情は人の手で改良された桜の木...
茨木和生(私的解釈)一生の。
一生のおほかた生きて花見酒 何と大らかな肯定(傲慢?) 一生を(大方)という...
茨木和生(私的解釈)学校へ。
学校へ一里は歩く竹の秋 竹の秋(新学期)になると、まだ幼い新一年生が一里(4キ...
茨木和生(私的解釈)ぶつくさと。
ぶつくさと声中伏の後架より 暑苦しさを詠むって! ぶつくさと、(全くもう嫌にな...
茨木和生(私的解釈)鳶を持つ。
鳶を持つ男の立てるとんどかな とんど、とんど焼き。松の内まで飾っていた松飾りな...
茨木和生(私的解釈)水面に。
水面に重なり乾く竹落葉 竹落葉はどしどし落ちて来る、夏の陽射しにごくごく軽く薄...
茨木和生(私的解釈)妻と来し。
妻と来しことのある野に青き踏む 妻と来たことのある野原に立ち、青春の日を回想す...
茨木和生(私的解釈)啓蟄や。
啓蟄やオリオン縦ややゆがみ もう啓蟄なんだと天空のオリオンが教える。 あの三つ...
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