がちやがちやに夜な夜な赤き火星かな 　がちやがちやに夜な夜な赤き火星かな（夜夜赤...

　　　南瓜咲く室戸の雨は湯のごとし 　南瓜咲く室戸の雨は湯のごとし（南瓜咲室戸雨湯如）...

　　　くらがりに女美し親鸞忌 　くらがりに女美し親鸞忌（暗女美親鸞忌）はアン・ジョ・ビ...

　　　蝙蝠に村々暮るる大和かな 　蝙蝠に村々暮るる大和かな（蝙蝠村暮大和哉）はヘン・フ...

　　　青空のまま暮れてゆく桜かな 　青空のまま暮れてゆく桜かな（青空儘暮行桜哉）はショ...

　　　月はいま地球の裏か磯遊び 　月はいま地球の裏か磯遊び（月今地球裏磯遊）はガツ・コ...

　　　青空の太陽系に羽子をつく 　青空の太陽系に羽子をつく（青空太陽系羽子衝）はセイ・...

　　　秋風やはがねとなりし蜘蛛の糸 　秋風やはがねとなりし蜘蛛の糸（秋風鋼為蜘蛛糸）はシュウ・フ・コウ・イ・チ・シュ・シと読んで、衆、風、交、囲、地、殊、市。☆衆（大勢の人）の風...

　　　初風はどんぐり山に吹いてをり 　初風はどんぐり山に吹いてをり（初風団栗山吹居）は...

　　　花どきの峠にかかる柩かな 　花どきの峠にかかる柩かな（花時峠掛柩哉）はカ・ジ・ト...