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At First

Apple StoreでiPhone 8をドコモ新規契約で購入する

■Apple StoreでiPhone 8を購入

 2017/11/4、Apple 名古屋栄でiPhone 8を購入した。
 ドコモ版の64GBモデル、カラーは今回も「ガジェット好きは一目でモデルが判別できる新色を買う」の格言を守り、どう考えてもホワイトと呼ぶべき(側面が)「シルバー」を購入した。

Apple Store名古屋栄で購入したiPhone 8 シルバー


 Apple StoreではSIMフリー版だけでなく、契約をともなうキャリア版端末の販売も行われていることが知られている。かなり細かな契約もできるようなので、興味本位でApple Storeで契約してみることにした。
 前日にiPhone Xの販売が開始された影響もあって、予約の時間を少し超過したところでApple Storeのスタッフに声を掛けられ店舗奥にあるMacBookとスキャナが設置されているエリアに誘導された。どうやらこのスタッフはドコモ契約を専門に担当しているようだ。

iPhone X発売で混雑するApple Store名古屋栄

■シェアグループ加入で下取りありの追加新規案件

 今回はすでにドコモの回線契約を有する自分が、追加新規でiPhone 8を購入する。家族が親回線になっているシェアグループに子回線として追加することにして料金プランはシンプルプランとシェアオプション、さらにiPhone 7の下取りをしてもらおうという、やや面倒くさい案件だ。
 月々の利用料金はシンプルプラン(2年間の定期契約あり)で月額980円、既存のシェアグループに子回線として追加するシェアオプションが500円、spモード300円を加えても税込で1,869円。ここから月々サポートの割引額(最大で2,246円、2か月目以降は2,222円)で全額が相殺されて、毎月「0円運用」が可能になる算段だ。細かくいえば、ユニバーサルサービス料は必要だし、月々サポートの適用は契約の翌月からなので契約月は日割りの料金が発生してしまう。ゆえに月末か月初めの1日に契約するのが「賢い消費者」だっただろう。
 ‎なお、ケータイ補償サービスやiコンシェルなどその他のオブションサービスに加入すれば、それらの料金は月々サポートの相殺対象外となっていて、支払いが発生するので念のため。


■本体価格はSIMフリー版と同一

 SIMフリー版iPhone 8(64GB)の価格が税別78,800円で8%の消費税を加えて85,104円であることはAppleのウェブサイトで把握していた。今回はドコモ回線での契約なのでドコモの販売価格が適用されるのかと思っていたが本体価格はSIMフリー版と同じ金額で、ドコモオンラインショップの88,776円(税込)と比べると3,672円安かった。契約事務手数料3,240円は別途必要だが、意味不明な「頭金」やオプションサービスの勧誘は当然にない。セット割引の案内が不快で最近キャリアショップから足が遠のいている自分にはいいことずくめである。
 ただし、Apple Storeでの支払いにdポイントを使うことはできないとのこと。この点は残念だったが、たしかにApple Storeはdポイントが利用できるお店ではないので納得である。dカードのクレジット利用で貯まるdポイントのみだ。なお、Apple Store契約での制限事項としては、新規に発行されるドコモ電話番号の下4桁を選ぶことができない点も承知しておきたい。
 Apple Storeでのドコモ契約でもう一つ記しておきたいのは、契約手続きがMacBook画面を見ながら進行していくので、その状況が画面で確認できる点だ。画面には選択できるオプションの候補やスタッフ向けの確認事項も表示されるなど、ドコモショップや量販店では得られない貴重な体験だった。

契約情報が入力されていくMacBook


 ‎iPhone 7(SIMフリー・32GB、ブラック)の下取り価格は、ドコモの手続きに乗せれば42,000円、Apple Storeでは38,000円が上限価格という案内を受けた。たしかにドコモの買い取り価格の方が少し高いが、ドコモショップに持ち込むか郵送する作業が必要だったので、そのわずかな手間を惜しみ、Apple Storeでその場で買い取ってもらうことにした。Apple Storeでの買い取りはApple Storeギフトカードに残高を積む形で行われ、今回の支払いに充当してもよいし、次回以降の製品購入の際に利用することもできる。
 中古店での買い取りでなく、Apple Storeで下取りしてもらうメリットは対象が端末本体のみであり、外装箱を含む付属品が手元に残ることだ。具体的には、有線のイヤホンであるEarPods with Lightning Connector、Lightning – 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ、Apple 5W USB電源アダプタ、Lightning-USBケーブル、SIM取り出し用ピンで、SIM取り出し用ピンを除いた4品の販売価格を単純に足すと合計8,500円相当(3,200+900+2,200+2,200)になる。もちろんiPhone 8にも同じものが付属しているが、持ち歩き用や予備に持っておいて損はないだろう。なお、ドコモの「下取りプログラム」も同様に端末本体のみが対象であり付属品は手元に残る。

下取り対象外の付属品


 その他、iPhone 7からの機種変更という前提でApple Storeスタッフから説明があったのは、iPhone 8独特の強制再起動の手順だ。フリーズしたときなどに、音量キーの▲▼を続けて押下したあと、続けて電源キーを3秒間押し続けるという3ステップで、強制的に電源が切れ再起動が行われるそうだ。これはiPhone 7ともiPhone Xとも異なる手順だという。
 また、今回の契約内容が説明を受けた内容と異なる場合や、自宅などの電波状態が不安定でサービスが利用できない場合などには契約キャンセルができるのだが、ドコモは契約日を含めて8日以内の申し出が必要なのに対し、Apple Storeでのキャンセルは14日以内まで可能であることの説明も受けた。
 手続き開始から終了までの時間は40分ほど。下取りがなければもう少し早かっただろう。Apple Storeの「おもてなし」では椅子がないことが一番のネックだと感じているが、今回も手続き開始までは店内で立って待つことを強いられた。もっとも、手続きが始まってからは椅子が用意され、冷えたミネラルウオーター(ペットボトル)の提供もあった。手続きそのものは、外国籍と思われる担当スタッフの知識も十分で、不安に感じることはまったくなかったので十分に満足している。


■さっそくSIMロック解除

 本体代金を一括で支払ったので、帰宅後直ちにMy docomoからSIMロック解除の手続きを行った。新規契約で即日解除ができるのは魅力だ。Android端末のように解除パスワードを入力する手順はなく、auネットワークを利用するUQ mobileのSIMを正常に認識してくれた。

MydocomoからSIMロック解除


 iPhone 7と同時に購入していたApple純正レザーケースがiPhone 8でそのまま利用できたのはありがたかったが、Phone 8の大きな特徴であるガラスパネルは、前面はともかく美しい背面もケースに覆われiPhone 7と見分けることさえ困難になってしまうのは少々さみしい。
 True Toneテクノロジーが採用されたというRetinaディスプレイは最初こそ鮮やかさを感じたがすぐに見慣れてしまったし、70%高速化されたというプロセッサの恩恵を感じる場面もない。枯れた技術とデザインを正統進化で磨き上げ、変わらないことこそがiPhone 8の魅力なのだろう。
 今回も、サブ機としての運用を想定しているが、しばらく付き合ってみたい。

環境構築が完了したiPhone 8


【参考】

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