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緊急速報「エリアメール」アプリのやさしい日本語がアップデート

■やさしい日本語でメッセージを表示

 NTTドコモが提供している緊急速報「エリアメール」アプリで提供される「やさしい日本語表示」の受信メッセージが2016/5/12のアップデートで更新された。
 エリアメールアプリでは、2015/9/10から気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報の受信時に画面に表示されるメッセージを平易な日本語に切り替える機能が追加されている。変更点を見ていこう。
エリアメールアプリがバージョン08.10.0000にアップデート 「災害用キット」アプリから起動する


■災害・避難情報の受信にはSMSの受信許可が必要

 今回のアップデートで、エリアメールアプリはバージョン08.10.00000に更新されている。「やさしい日本語表示」は設定画面から切り替えが可能だ。
 設定画面をよく見てみると、「受信設定」の欄になお、エリアメール(災害・避難情報)の受信にはSMSの受信許可が必要ですという記載が追加されている。今日の更新前のバージョン08.00.00004でも追記されていたが、2015/9/10に公開されたバージョン07.00.0000ではこうした注意事項はなかったことを確認している。
アップデート後のバージョンは08.10.00000に。 設定画面「災害/避難情報」の受信にはSMSの受信許可が必要


■情報の配信元の追加と細かな表現修正

 今回のアップデートによるメッセージの変更点を確認しよう。
 ます、緊急地震速報では文末に「気象庁(きしょうちょう)」と情報の配信元が追記されている。さらに、2文目の「大きくうごきます」は括弧の中に入る形になった。
Ver.08.00.00004の緊急地震速報デモ画面(やさしい日本語) Ver.08.10.00000の緊急地震速報デモ画面(やさしい日本語)


 津波警報では、同様に文末に「気象庁(きしょうちょう)」が追加されたほか、「とてもたかい波」が「とても大きい波」に、「急いで たかい ところへ にげて ください」が「すぐに たかい ところへに げて ください」に変更された上、「海や 川から にげて ください」は削除されている。
Ver.08.00.00004の津波警報デモ画面(やさしい日本語) Ver.08.10.00000の津波速報デモ画面(やさしい日本語)


 「小学校3年生レベルかつ日本在住1年程度の外国人の方が理解できる表現」と定義されているやさしい日本語での緊急メッセージの表現に細かなアップデートが行われることで、命を守るツールの機能強化が着実に進んでいる。


【参考】

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