ハイクノミライ

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僕が愛する俳句たち(28)疾風来て畦に倒るる春の鶏

2007-12-16 22:16:52 | 僕が愛する俳句たち
  疾風来て畦に倒るる春の鶏  水原秋桜子 『帰心』 秋桜子は、本当はあまり好きじゃない。 4Sというくくりで言えば、最初は半分以上の人間が誓子にかぶれるんじゃないかなという感じがしてるんですけど(当社調べ)、僕個人としては、ここ1年青畝がすごくキテます。 秋桜子はどうだろう。『葛飾』も読んでは見たけれど、これを初めて読んで「面白い」と思っちゃうのって、どうなんだろう・・・ 掲出句。 . . . 本文を読む

西東三鬼スタディーズ(4)「走馬燈」のころ。

2007-12-16 12:00:03 | 新興俳句スタディーズ
「走馬燈」は、昭和八年、清水昇子(現在天狼、青玄同人)のポケットマネーで創刊され、幡谷東吾(梢閑居)が編集にあたった。同人は十名程、十六頁の薄い俳誌、雑詠は草城選であったが、運営、研究などの点で、同人誌というべき性格を持っていた。 「走馬燈」の表紙の題字は誓子揮毫であった。それは誌名の「走馬燈」が、当時、幡谷らが私淑した誓子の第一句集の中の、連作の題名によったからである。 「走馬燈」の雑詠選者は、 . . . 本文を読む