ハイクノミライ

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西東三鬼スタディーズ(3)三鬼、運座初体験。

2007-12-15 23:31:13 | 新興俳句スタディーズ
その頃、東京の街々の貸席には、毎晩のように、何々吟社の運座が催されていた。現在の句会とちがって、そこに集る人達は、特定の俳誌に属しているわけではなく、ただ運座で高点をとって、賞品をせしめるのが目的であった。私の運座の経験は、一、二度にすぎないが、ある時の最高点の賞品は、炭俵が出されていた。それを貰った人がどんな方法で家まで持って帰るのか、私は不思議でならなかった(『俳愚伝』) 三鬼 それで当日 . . . 本文を読む