怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

CUREリーグ

2019-02-26 20:57:32 | 映画



CURE



黒沢清ファンのおれとしては、俳優・萩原聖人氏は『CURE』〔1997〕の間宮役なので、Mリーグを観ているとめっぽうMリーグにこじつけた『CURE』のパロディ漫画を描きたくなってしまう!(!)

萩原Pの催眠方法はもちろん「雷電の麻雀は面白いんです!」と指さすことで、KONAMI 麻雀格闘倶楽部の前原Pの今日の一言はなにかな?と控室を覗くと壁のホワイトボードいっぱいにでっかいバツ印がかかれていたり、セガサミーフェニックスの近藤Pが水道管だかで魚谷Pを撲殺したり、トイレで小林アナが血塗れの松本アナの顔の皮をメリメリはがしていたり、佐々木Pが帰宅すると手塚Pがからっぽの洗濯機を回していてダイニングテーブルの皿の上には生肉が用意されていたりするのである。

役所広司の高部刑事役は渋谷ABEMASの多井Pが順当だが、妻帯者である必要があるので、佐々木Pが妥当だろうか。
EX風林火山の滝沢Pがうじきつよしの精神科医役で自室の壁にでっかいバツ印をかいて滝のように汗を流してしまったりするのだった。

んが、黒沢映画ファン(シネフィル)と麻雀ファンとで重なる層がはたしてどんだけいるのか?という根本的な問題があり、このような不謹慎なパロディをげらげら笑うのはおれひとりくらいなのでは?なので、漫画なぞにしてはいけない!というのが最善であることはいうまでもないのだった。

といっても、この手のわけのわからないパロディも余裕で掲載していたのがかつての近代麻雀誌であり、もはや800円近くする中綴じ月刊漫画誌の存在理由はニッチ方面、マニアック方面に回帰すべきでは?とも思うのだった。

むろん「3年B組一八先生」も頑張っているが、それ以上に喜国さんの「mahjong まんが王」へ回帰すべきでは???なのである。



役所広司、黒沢 清監督『CURE キュア』Q&A|CURE - Q&A



CURE [DVD]

憎悪は睡眠で覚醒する。

残忍な手口の連続殺人が発生する。
それぞれの加害者はその場で逮捕されるが、動機もなく、その手口以外の共通点は全くなかった。
事件に疑問を抱いた高部刑事は、それぞれの事件を関連づけて捜査を始める。
しかし、事態は思わぬ方向へ進む。

KADOKAWA / 角川書店



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