〆切りに追い立てられるのがおのれの存在証明!みたいな漫画家はけっこうおられるようだが、愚生は心底それが苦手で、かといって、具体的な〆切りには余裕があり、とりあえず描きだめていきましょう的進行だと、ぼーーーーーーっとしてしまうわけで、おまえは何様だ!とおのれの両のほっぺをガッ!とつかんで左右にギリギリギリギリ‥‥‥
そんな、仕事人として失格の焼印をおでこにジューーーーッのイメージをしつつ、前の前の記事でのZEPの最新リマスターの1stについてぶつぶつ申した。
収録されるライブ音源(69/10/10)の1曲目は「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ/コミュニケイション・ブレイクダウン」↓
Communication Breakdown - Led Zeppelin (live Paris 1969-10-10) - YouTube
この「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」は、「イントロ」としての「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」であり、キーが一緒なのですんなりと「コミュニケイション・ブレイクダウン」のイントロにつながる(0:54あたり)‥‥‥
これがかっこよい!
ZEPは、ライヴでこうした別の曲をイントロにくっつけるというのをたまにやっており―――
「ブラック・ドッグ」のイントロに「ブリング・イット・オン・ホーム」(映画『永遠の詩』)や「アウト・オン・ザ・タイルズ」(ライヴCD『How the West Was Won』)をくっつけてるのはプラントが音をとるためもあるだろうから意味合いがちょっと違うやもしれぬが
―――後年のペイジ・プラントのライヴでも一曲目の「ワントン・ソング」のイントロにちょこっと「イミグラント・ソング」をくっつけたりして、これはF#からGへ半音キーがあがるため、スリリングで、なんともかっこよいのである↓
Immigrant Song - The Wanton Song - Jimmy Page & Robert Plant (1995) - YouTube
んで、77年のUSツアーでは、2曲目の「シック・アゲイン」のイントロにやや長めに「流浪の民」をくっつけておる。
これがかっこよい!!!
1曲目のWネック(ギブソンEDS-1275)使用曲「永遠の詩」とメドレーのように演奏されるので、「シック・アゲイン」では12弦は使用しないのにペイジはWネックのままであり、そのビジュアルも、プロショットのシアトル公演(77/7/17)の映像で確認するに、大変かっこよろしい↓
Led Zeppelin - Sick Again - Seattle 07-17-1977 Part 2
‥‥‥
んで、こうした流れで前の前の記事でやはり言及した超有名ブート『Listen To This Eddie』(77/6/21)の最大のミステリー!について、ひとつ考察を述べたいわけなのである(本題)。
とりあえず↓をお聴き願いたい。
Led Zeppelin Live In '77- Mike the Mike- The Rover-Sick Again - YouTube
「流浪の民」からはじまり、ボンゾの硬いスネアの音響にしびれながらの、0:46あたりである。
突如ペイジのギターが消え、ボンゾもジョンジーも通常の演奏とは異なり、ペイジの様子をみているような、おそるおそるの「ど~すんの~」的演奏をしている。
ヴァースのリフの2回目(1:00あたり)からペイジは復活し、グルーヴも爆裂していくのであるが、このギターの不在はいかなるハプニングだったんであろうか。
常識的に考えれば、「流浪の民」の途中でWネックの6弦に弦切れが発生し、これが1弦とかならまだしも、4弦とか5弦とか、とてもカバーしきれない弦だったので、急遽レスポールに持ち替えたのではないかという憶測が、自然だろう‥‥‥と、おれは思うのであるが、はたして真相は‥‥‥
シールドの接触不良の可能性もあることは↓の動画がその一例である。
Red Hot Chili Peppers - Full Concert - 07/25/99 - Woodstock 99 East Stage (OFFICIAL)
1999年のウッドストック、レッチリ1曲目でのハプニング(1:15あたり)。
フルチンコさん‥‥‥
もっとも、このギグでフルチンなのはフリーのほうだが‥‥‥
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