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わんこお嬢さまとの日々、その他諸々

わんこは5歳になりました。子供の頃にあんまり抱っこしてなかったから?なのか、スキンシップを嫌がります( ;∀;)

人は何故羽生結弦に惹かれるのか ~番外編②~

2018-12-17 | 散文
番外編ばっかりで、本編が進まない……。
シーズン中だから仕方ないが、リアルタイムでいろいろ起こるから!(笑)

Brianは、というべきかOlympic Channelは、というべきか、絶妙なタイミングで燃料を補給してくれた。
スペイン国旗を見上げて"I just miss Javi."と呟く羽生の姿を、一ヶ月だったか一か月半だったか前に、という注釈付けで伝えるのだから。
それも羽生のNationals欠場が正式に発表され、フィギュアスケート界隈にさざ波が立っては消え立っては消える今。

時期的にはフィンランド杯を挟んだ前か後で、前だとすればいよいよグランプリシリーズの一戦目を迎えて例年と違うTCCの雰囲気にJavierを思ったのか。
後だとすれば、数年ぶりに初戦を勝利したけれど喜びを分かち合うライバルの不在を寂しく思ったのか。
いずれにせよ、戦闘モードに入っていた羽生にとってはjust missであっただろうが、ファンにとっては聞かされたのが羽生の負傷の後なのでつい感傷的になってしまうのだろう。

羽生がいいquadを決めると、それまで苦戦していたJavierも成功するとか、
羽生が転ぶと、Javierが立ち止まって立ち上がるのに手を貸すとか、
でもつるんで出かけることなんてないとか、
ただ「絆」というには優しすぎて深すぎるエピソードは枚挙にいとまがない。
Europeanに向けてTCCに戻ってくるJavierとの再会は、リハビリを終えて本格的な練習を始めているであろう羽生にとって何よりの激励となるだろう。またBrianから何か投下されるのを楽しみに待つとしよう。

そして、「いろいろ起こるから」その2は、「羽生のNationals欠場によるWorld Championship 派遣の面子」問題である。
もちろん怪我は治っている、が大前提ではあるが、羽生を出さないなんて選択肢はないはずだ。だが「資格が」「枠が」とか何かと喧しい。
羽生は2018平昌五輪のゴールドメダリストである。
欠場はしたが、今期GPSのファイナリストである。
SP、FS、総合すべての今期世界最高得点の保持者である。(GPF終了時点)
これらのどこに羽生を選ばない余地があるのだろう???

枠取りについても、羽生ほど貢献してきた選手はいない。
World選考基準をも満たしている。
Nationals3年連続欠場はたまたま。やいのやいの言うべき点ではない。
棚から牡丹餅で若手にチャンスを!も間違っているだろう。
高橋も羽生も宇野も強い先輩を倒して自力でチャンスを勝ち取ってきたのではないのか。

それに忘れてならないのは、羽生もいつかは現役を退くということだ。それもそう遠くはない将来。
世界に君臨する(宇宙に、という説もあるが……(^ ^)若き王者の、高度な技術に裏打ちされた秀麗な芸術を今残さずにどうする。
羽生にはできうる限りその演技を後世に残してほしい。(試合とショーは違うと羽生も言っているように、ここでいうのは試合での演技)
それが今彼に与えられた使命ではないだろうか。



しかし、アンチってのはどこにでもいるのね~~~~~。
始末に負えない。
そのアンチをあしらう羽生ファンの方々の力量たるや、素晴らしいの一言。
決して同じ土俵で戦うことなく、理路整然と間違いを指摘して軽やかに去っていく。
無駄にRTもしない。これ案外大事よね。
中にはつい相手の推しを下げちゃったりする人もいたけど、それは誰のためにもならないから止めようね。

つよアンチも酷くてね。
もう長いことそーゆーサイトには近づいてないけど、手の内は見えてる。
言ってることはいつも同じ。
進歩無いのよね。アンチの人たちって。
多分数もそんなに多くは無いと思うんだけど、ただただ声がでかい!うるさい!行動が過激!だから悪目立ちする!
我々図書委員はなかなか太刀打ちできない(^ ^;けど、アンチが十何年も望んできた解散はもうニュースにもならなくなった。
仲悪い説も昔はちょこちょこ浮かんでは消えてたけど、今は聞かなくなったよね。
羽生理恵さんが呟かれていらしたように、いいことだけを呟いて、そして拡散!
ただ間違いを冷静に指摘して差し上げることも同じように大事!だとは思いまする。

人は何故羽生結弦に惹かれるのか ~NICE~

2018-12-08 | 散文
平昌五輪関連とゆづハビの動画を粗方見終わりかけた頃、「ニースの奇跡」「伝説のニース」「ニースの雄叫び」と言った言葉たちに気が付いた。
2012年ニースで開催された世界選手権での演技のことだった。
曲はロミオとジュリエット。
世代的にロミジュリと言ったらかのOlivia Husseyの映画の印象が強く、DiCaprio版は観たことはあったけれどよく覚えていない。
どんな曲が流れていたかも全く記憶になかった。
それがどうだ。
羽生のFSを観てから、耳について離れない。
とうとう仕事中に頭の中で鳴り始めた。
そしてあのステップシークエンスの前の「雄叫び」まで目に浮かぶようになった。

前年の2011年3月11日、私は自宅で教室の準備をしていた。
地震というよりも大きな波に乗っているような揺れだった。そしていつになく長いなと思った。
そのまま教室を開ける時間になり、何も知らないまま最後の生徒が帰ったあとで地震と津波の「とてつもなさ」「凄絶さ」を目の当たりにする。

深夜のLIVEで二機目もビルに突っ込むと知った時の、驚きと怒りと焦燥と悲しみと空恐ろしさが綯い交ぜになった9.11を思い出した。
テレビの画面に向かって「何故こんなことするの?」「止めて!!」と多分、声を上げていた。
旅客機の乗客やビルで働く人々、すでに救助に当たっている警察官、firefighters、失われていく命への悲愴感、こんな悪逆非道な行いを信仰という名のもとに犯してしまう人間の底知れぬ怖さ……。
人為的であるか無いかの差こそあれ、9.11と3.11は人の心に大きな傷を残した。
そして自然は余りに残酷だった。

あの日羽生はアイスリンクに居たという。
Team Brianを二冊読んだ後、羽生が自著の印税をすべて地元のアイスリンクに寄付していると知って、微力ながら「蒼い炎」「蒼い炎Ⅱ」「夢を生きる」を買った。
当時の様子を本人の言葉で知る。
避難所で余震に心底怯える高校生の羽生の姿を見た。
被災地を訪れ被災者の話に涙ぐみ、「辛い、辛い……」とカメラに背を向ける羽生。
アイスショーの演技後、羽生は感謝と今後の応援を乞う手紙を読んだ。

青春真っただ中な高校時代。
「大人になりたい」「大人になりたくない」相対する思いがせめぎ合う。
未来への不安と期待に弄ばれ、制御できなくなった感情が爆発する。
多感な、と一言で片づけるには繊細過ぎるガラスの十代。
あどけなさが残る少年が、「被災地から逃げたのでは」と自分を責めていた。「自分だけ好きなことができる」状況に苦悶していた。
出典が明らかでないのだが、当時のコーチ阿部奈々美氏が2011-2012シーズンの選曲について「(羽生には)こういう曲が必要だった」と語ったと記憶している。
琴線に触れるメロディ。
震災以後、羽生が過ごしてきた日々の何と重いことか。
誰もが知る美しき恋愛悲劇の主人公の嘆きと重ね合わされた叫び。
どうして心揺さぶられずにおられようか。

EUROSPORTの解説者が羽生の演技後、"What a shining jewel this guy is!"と言った。
その輝きは今も失せていない。

さて、同門の後輩チャ・ジュナン(ジュンナン??)が今シーズンロミジュリを使っている。
編集が違うので比べても仕方ないのだが、曲としても羽生の2011-2012のロミジュリに勝るものは無いと思う。
ググってみたところ、同じ作曲家の曲を3曲ほど合わせて編集してあるらしい。
編集した人、ブラボー!!
振付をした阿部氏も素晴らしい。
17歳という年齢の持つ危うさ、儚さ、煌きetcがすべて詰まっている珠玉のプログラムである。

人は何故羽生結弦に惹かれるのか ~Team Brian~

2018-12-03 | 散文
Brianの著書を読んで、どうして浅田真央がキムヨナに勝てなかったのか、が判ったように思う。
お茶の間ファンなので、技術的なことはよく判らない。
当時「ジャッジ不公平説」なども読んだりしたが、万人受けし尚且つキムヨナの雰囲気に合う曲の選択などですでに負けていたように思ったものだった。
今ならそれがTeam Brianのトータルパッケージという考え方なのが判る。
ルールをよく理解し、ジャッジの傾向を把握することがプログラムを構成するうえで如何に大切なことか。
キムヨナが去ったあと、Javierがチーム入りし、そして羽生が参加する。
何というタイミングの良さだったのだろう。
羽生結弦が稀有でGOATなスケーターになるために、全ての歯車がかみ合った。

Brianは羽生がすでにトップレベルのスケーターだったと言う。
今年同門のチャジュンファンがたまたま?FSで旧ロミジュリを使っているので、羽生のそれと見比べた。
同じ17歳でのロミオ。スケートスタイルの好みもあるだろうがやはり羽生の方が一歩も二歩も抜きんでているように素人目にも感じる。
理論的にも組織的にもがっちりスケーターをサポートするTeam Brianと出会った不世出の才能、素質が、強く美しく開花していく過程は、リアルタイムで観れなかった残念さは多少あるが、追体験でも十二分にワクワクした。

羽生に教えることはもうないとBrianは言った。
TCCに残った羽生に What do you want me to do?と問いかけたとも。
羽生にその答えは無いのかもしれないと思う。
家族とともにあるのに、理由は必要ないから。

≪追記≫
最新著書でBrianが、平昌五輪サブリンクでの羽生とJavierのハイファイブの理由を述べている。
ハイファイブの動画はあるのだが、肝心な「他にquadを跳んでいる選手がいたけれど、すべてのジャッジの耳目を奪った二人の美しいエッジワーク」の動画がない……。テレビのニュース映像にほんの少し映っていたのは見たから、そのテレビ局にはあるのかしらん????
観たい!

人は何故羽生結弦に惹かれるのか ~yusuvier ゆづハビ~

2018-11-28 | 散文
TCC落ちとしてはまずはここから触れねばなるまい。
場面は様々だが、平昌五輪を始めとしてハグシーンが多い。
ほとんどが羽生の後ろから撮ったもので、尚且つ羽生が泣いていることが多い(^ ^;ので、慈愛に満ちた眼差しでJavierがsootheしている様子がとてもいい。
画面から伝わってくる二人の纏う空気が柔らかく暖かい。
見ていると心がほんのりと温まり、顔が綻んでくる。
羽生はJavierに全幅の信頼を寄せているのだろう。
回した腕の程よい力強さからはJavierがどれほど羽生を愛おしく思っているかが判る。
兄を慕う弟。
弟を慈しむ兄。
氷上ではライバル。
時として表彰台を共に上る同志。
bromance という言葉を知ったのも二人に関する記事からだった。
古今東西、バディ物の名作は数知れない。
フィギュアスケート界のbromanceに惹かれないはずがない。

折しもJavierが現役引退を公式に発表し、もう二度と二人が表彰台を共にする光景は見られなくなった。
何とも寂しいことだ。
弟ポジの羽生も見られないのだろう。
これからは頼りになる兄貴ポジになっていくのだろうか。
それでもyuzuvierほどの美しさ、深さとはならないような気がする。
これもやはり唯一無二なのだろう。

さて、bromanceと言えば、20年以上前からの推し、KinKi Kidsはその筆頭であろう。
吉田拓郎をして「危険な関係」という楽曲を提供させている二人である。

人は何故羽生結弦に惹かれるのか ~番外編~

2018-11-24 | 散文
まだprologueしか書いてないのに、番外編とはこれ如何に……。
てへへ。
でもタイムリーな(まだ使える?死語じゃない???)話題だし、私なりの思いもあるので書きます。



『喜べない羽生らしいV「けが」細心注意を』という小塚崇彦氏の記事について、である。
小塚氏は『「けがをして頑張る」のではなく、「けがをしない」という予防も含めて、どう克服していくか(後略)』と言っているが、本当にその通りだと思う。
理由はただ一つ。
羽生結弦が怪我をするのはもう見たくないからだ。

メディア報道はどれもこれも怪我を乗り越え優勝した羽生の凄さを強調する。
付け焼刃ではあるが、最近仕入れた「軌道がカーブのジャンプとストレートなジャンプがあるので、ジャンプ1つ変更するのも並大抵のことではない」とか「練習してきた構成を変えるのはただでさえ混乱するのに、予定したジャンプの7つの内6つを変更するなぞ常人技ではない」とか「一度も練習したことのない構成で滑るなんて普通は出来ない」とかといった事実を知れば知るほど、怪我のあと数時間であの演技をした羽生のアスリートとしての技量が別次元なのもよく分かる。
ロシアで滑りたかった彼の選択も尊重する。
だからこそ、怪我をせずに、彼の言う「素晴らしかったと言って貰」らえるを演技をして欲しかったし、見たかった。
怪我をして構成を落として、落とした構成のエレメンツをミスしても勝てるほど彼は強い。
けれど、見たいのは「怪我をおしての優勝」ではなく、何の憂いもなく世界初の4Aを美しく決めて「圧倒的に勝」つ羽生のパフォーマンスだ。

たられば、の話だ。今更なのも十分わかっている。でも疑問がある。
あの時、4Loを飛ぶ必要はあったのだろうか。

現地観戦の方々のツイッターからは、4Loがしっくり来ていない様子が伝わっていた。
フィンランド杯の時も同じようだったのは試合後のインタビューからも伺える。
しかし本番ではクリーンではなかったにせよ着氷した。
だからロシアでも「本番では飛べるだろうから、今はやめておこう」という選択はなかったのかと思うのだ。
perfectionistな彼のことだから、現地入りする前に納得のいく練習を積んできたに違いない。
Orserコーチもpeakingの話の中で、run throughでは何回もノーミスで滑ることがあると書いているし、また羽生はやるべき時にやることをやれるとも言っている。
つまり、本番で飛べる可能性はかなり高いと言えるのではないか。

全てのジャンプは右足で、それも左のエッジだけで着氷するのだという。
佐野稔氏はジャンプの練習をしていれば、軽い捻挫はよくあることと話していた。
羽生本人も昨年の複雑な右足首の損傷以降「(足首が)緩い」という表現を使って現在の症状を語っている。
それを踏まえると、あの大怪我以前と以後では右足首への「信頼度」を変えなければならなかったのではないだろうか。
2018-2019シーズンは第一戦から二戦までおよそひと月、二戦から三戦までは二週間。
その間一体何回ジャンプを飛んだのだろう。
着氷の衝撃を考えれば例年通りでいい筈がないと思う。
たとえ体調がよく体の切れもよくても、だ。
「本番でちゃんと飛べるように、温存しておこう」と慎重になれなかったか。
いつも「全力!」を標榜する羽生には難しいことなのかもしれないが、いい意味での「ま、いいか」的なお気楽さを身に付けていい気がする。いや、身に付けてほしい。

フリー後の一問一答で羽生は「そういうこけ方をするようじゃ、まだまだ技術不足だ」と言っている。
文脈から、「大怪我にならないこけ方があり、彼にはそれが出来ない」と受け取ったのだが、こけ方の技術というものがあるのかどうか、ど素人の私にはよく判らない。
そういう技術があると仮定すると、それの習得が何にもまして重要なのではないか。
4Aよりそれ。
どんなこけ方をしても大怪我にならなければ、それが4Aへの最短最善の道だと思う。

彼は平壌オリンピック後のインタビューで、「今幸せだから、また不幸がたくさん起きてきっとすぐまた辛い時期が来る」と言っている。
画面のこちら側から「そんなことない!もう不幸なんか起きないよ!羽生くんはこれからずっと幸せでいいの!」と叫んだ人も多かったのではないか。
「それを乗り越えるとまた幸せになる」と続けているが、この「あまりに愛が大きすぎると失うことを思ってしまう」的な「禍福は糾える縄の如し」思想?に囚われてる気がしてならない。
だからSPで自身の世界最高を塗り替え、見る人をも破顔させる屈託のないの素晴らしい笑顔の奥底に、もしかしたら「次の不幸」が影を落としてしまったのではと恐れている。
またロシア杯FSのあとで、「なんか悪いことしたかなぁって思った」とも言っているのだ。
これまた画面のこちら側で「そんなことない!悪いことなんて何にもしてないじゃん!良いことしかしてないじゃん!」と、少なくとも私は叫んだ。
二連覇のあと、心身両面に様々な変化があっただろう。でも羽生はいつもの強気でpositiveな羽生でいいのだ。
オリンピックまでの彼の試練は金メダルたった一個で贖いきれるものではない。
等価交換の原則から考えても、羽生がフィギュアスケートに、被災地に、そして日本に与えてきてくれたものと同等の代価を彼はまだまだ受け取っていないと思う。
「あなたはこれからずっと幸せでいいのだ」と声を大にして言いたい。
そして「ご褒美」の4Aを、世界初の4Aを決めてほしい。
果たしてそれが実現するのかどうか、すべては右足首にかかっているのだ。
だからくれぐれも慎重に、世の中の雑音に惑わされること無く必要十分な治療とリハビリを、と願っている。

復帰はwhen he's readyでいい。