永遠のさすらい人Return

管理人えーじの艦これ、グラブル、政治外交、日常等をつづるブログ。

EO手こずる

2015年03月04日 | 艦これSS
日誌書き始めてからアクセスIP(訪問者数)が急増して変な笑い出た。
細々やって10人くらいに見てもらえればいいなあと思ってたんだけど……。
艦これ効果おそるべし……あ、布団干さなきゃ(関係ない

【WEB拍手】
今日二件、コメント一件いただきました。
久しぶりにコメント付きの拍手をいただけたので、かなり舞い上がっております。

日誌見てます、面白いです。こんど鈴熊で何か書いてください!
どうもありがとうございます……!
構成も荒く拙い文章ですが、楽しんでいただければ嬉しいです。
うむう、熊野と鈴谷かー……できるだけ期待には応えていこうと考えてますが、ネタが出るまで時間くださいorz
今はどうあがいても百合展開しか思い浮かばない。

【艦これ】
2-5クリア、なんか今月は苦戦した。
次は3-5だけど、こっちも苦戦しそーだ……。

※妄想航海(プレイ)日誌
基本ラブコメ路線です、シリアスはごくごくたまに書くかもしれませんという程度。
あんまり地の文は書かないようにしてるけど結構難しい、だんだん話が長くなる……('A`;
今日は時雨視点。

【提督に甘えたい】
~医務室~
提督「明石、時雨の容体は?」
明石「ただの風邪ですね。ここの所出撃が多かったから、疲れが溜まっていたんでしょう」
提督「そうか……。艦娘でも、風邪をひくんだな」
明石「生身で艤装がつけられるっていうだけで、人とほとんど変わりませんからね」
提督「……ご苦労だった、下がっていいぞ。あとは俺がやる」
明石「え、ですが」
提督「時雨が体調を崩したのは俺の責任だ。せめて、看病くらいはさせてくれ」
明石「……わかりました、何かあればおよびください」
提督「ああ」

バタン(明石退室

Bep「こんな時になんだけど……司令官、今日の執務はどうする?」
提督「あとは投書の確認とその承認だからココでもできる。ヴェル、すまないが書類を持ってきてくれないか」
Bep「それはいいけど、看病なら明石さんに任せた方がいいんじゃないか?」
提督「艦娘一人一人と向き合っていくのも、提督として大事な仕事だ……やらせてくれ」
Bep「……わかった、ちょっと待っててくれ」
提督「頼む」

バタン(ヴェールヌイ退室

時雨「……ん……」
提督「起きたか、時雨」
時雨「ていとく……どうして、ここに?」
提督「そんな事より、調子はどうだ。どこか辛いところはあるか?」
時雨「だ、大丈夫。眠る前より、少しは良くなってるみたいだ」
提督「そうか……。無理をさせてすまなかった、このとおりだ」
時雨「や、やめてよ提督、謝るのはぼくの方だよ。体調管理もできないなんて、情けないね」
提督「結果として無理をさせたのは俺だ、非は俺にある」
時雨「でも、ちゃんと言わなかったぼくが悪いんだ。提督が気にする事なんてないさ」
提督「いや、だが……」
時雨「…………ぷっ」
提督「…………ははっ」
時雨「謝ってばかりだね、ぼく達」
提督「そうだな。だが、今日のところは大人しく看病されてろ」
時雨「それは命令?」
提督(……いっその事、そうするか)(小声
時雨「えっ」
提督「駆逐艦時雨、今日は俺に看病されて大人しく休め。以降も体調が戻るまで艦隊への復帰は許さん、これは厳命だ。
   命令違反をした場合は厳罰に処す……いいな?」
時雨「ていとく……」

生真面目で言動はとても不器用な人だけど、その言葉には提督らしい優しさがこもっていた。

時雨「……命令を承服します。駆逐艦時雨、休養に入ります」
提督「それでいい」

表情が少し乏しい人だけど、今みたいに時折見せる提督の笑顔が、ぼくは好きだ。
同時に、いつも提督のそばにいるヴェールヌイが羨ましくなって、嫌な感情がぼくの中をかけめぐる。

提督「せっかくだからな、何かしてほしい事はあるか?」

そんな状態のぼくだったからこそ、その言葉に反応してしまったんだ。
いけないってわかってるけど、ほんの少しのわがままを、叶えたくなってしまった。
……ごめんよ、ヴェールヌイ。

時雨「……て、ほしいな」
提督「ん、なんだ。もう一度言ってくれ」
時雨「あ、頭を……撫でてほしいな……」
提督「こうか?」(なでなで
時雨「……ぁぅ……///」(かけ布団を深く被る
提督「ああそうだ、リンゴを剥いておいたんだ。食べられるか?」
時雨「う、うん……。た、食べさせてほしいな」
提督「わかった。ほら、あーん」
時雨「ぁ……ん……」

味がよくわからない。
嬉しすぎて、恥ずかし過ぎて、どうにかなってしまいそうだった。

提督「熱は……」(時雨の額に手を当てる
時雨「ひゃっ!?」
提督「ど、どうした! どこか痛むのか!?」
時雨「きゅ、急だったから、びっくりしただけ、だよ……」
提督「なんだ、驚かせないでくれ」
時雨「ご、ごめん」

どうしてぼくが謝ってるんだろう、提督がいけないのに。
急に触れてくるなんて、ずるいよ……。

提督「……熱は下がってきてるみたいだな。少しは食べられたみたいだし、今日はこのまま眠れ」(額から手を放す
時雨「あ…………」
提督「今度はどうした?」
時雨「…………」

欲求が、あとからあとから湧いてくる。
いけないってわかってるのに……なのに……もっと……。

時雨「……て、ていとく」
提督「ん?」
時雨「あ、あんまり、眠くないんだ……。だ、だから……」
提督「今日はなんでもしてやると言ったはずだ、遠慮せずに言え」

――――その言葉が、ぼくを後押しした。

時雨「眠れるように、おでこでいいから……おやすみの、き、キスを……してほしい……」
提督「…………え?」
時雨「し、してくれたら、よく眠れると、思うんだ……」
提督「……そ、そうか。そういう事なら、しないわけにはいかないな」

そういうと、提督はぼくの前髪をかきあげて…………。
何か変な音が聞こえたのち、提督の唇が、ぼくの額に……触れた。

時雨「っ~~~~~~!!///
提督「ど、どうだ。よく眠れそうか?」
時雨(コクコクコクコク)(連続で頷く

ガチャ(ヴェールヌイ入室

Bep「ただいま、書類を持ってきたよ」
提督「お、おかえり! 早かったな!」(速攻で時雨と距離を取る
Bep「……どうしたんだ司令官、何かあわててるみたいだけど」
提督「な、なんでもない。時雨と話をしていただけだ」
時雨「う、うん!」(速攻でかけ布団を頭から被る
Bep「?」

こうして、ぼくと提督の時間は終わりを告げた。
止まない雨がないように、終わらない時間はない。
――――もう少し、二人でいたかったな。

その後、ぼくはすぐに快復して艦隊へ復帰した。
……でも、一つだけ問題が残ったんだ。

~執務室~
提督「ヴェル、この書類をファイリングしてくれ」
Bep「………」(怒
提督「ふ、不機嫌だな。どうしたんだ?」
Bep「……さっき広報部の青葉さんから、今度発行する新聞の内容確認と推敲をお願いされたんだ。
  その内容の事で司令官に聞きたいことがある、これはなんだ?」
提督「?」(新聞を受け取る

見出し:司令官、日々の激務に耐えきれず浮気に走る!?
写真 :時雨とのキスシーン

提督「ぶはっ! な、なんだこれは!?」
Bep「それは私が聞きたい、これはどういう事なんだ?」(ゴゴゴゴゴゴ
提督「あ、青葉あああああああああああああ!!」


遠征から帰った後、ぼくもフォローに回って事情を話したけど……。
理解はされても納得はしてもらえなくて、提督は一週間くらい口を利いてもらえなかったみたいだ。
……やっぱり、悪い事はできないね。ごめんよ提督。


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