永遠のさすらい人Return

管理人えーじの艦これ、グラブル、政治外交、日常等をつづるブログ。

Uか呂か

2015年03月15日 | 艦これSS
SIMが届いたのでさっそく設定。
モバイルWIFIルータには初めて手を出すので、色々調べたり試したりしました。
悪戦苦闘の末ついに設定完了、これで外でもネットにつなげる。

……○IG○○BEのSIMなのですが、モノが届くまでかなり日数掛かりました。
何日かかってんだよ仕事しろと言いたい。


【艦これ】
改造できるようになったけど俺はゆーちゃん派なので未改造。



魚雷手に入るとは言っても、補給時のDankeが聞けなくなるのが辛い。
ニコ動でろーちゃんの声聞いてからすごく悩んだけど、好みがこっちなんだから仕方ない。
艦これでは正しいプレイスタイル、のはず。

運が足りない? まるゆがいるじゃないか


※妄想航海(プレイ)日誌
俺鎮守府未実装艦娘はよくわからないので出せないんだよなあ。
声とか聴くとイメージが固まってくるけど、いない艦娘は逆に想像が難しい。
今日はヴェールヌイ視点です。

【尾行と決意】
~執務室~
鈴谷「だ~か~ら~、ちょっと出かけようって言ってるだけじゃーん」
提督「俺に女物の服なんて見立てられるわけがないだろう、二人で行って来い」
熊野「この熊野の誘いを断るだなんて、随分ひどい事をなさるのね」
提督「そこまで言うか……」
鈴谷「二人だといつものカンジになるから、新鮮さがないんだよねー。だからおねがいっ、ていとくー」
提督「まったく、仕方のないやつらだな……今日だけだぞ?」
鈴谷「やたっ」
熊野「当然ですわね」
Bep(……はあ、またか)

基本的に司令官は艦娘のお願いに弱い、最初はしぶっていても一生懸命お願いされると大体折れる。
執務が滞っているときはハッキリ断るけど、今回のように急ぎの案件がなければ引き受けてしまう事が多い。
そういう所をコントロールするのも、私の仕事なんだけど……。

Bep(なんとなく、憎まれ役になっている気がする……)

私の事なんてつゆ知らず、三人はどんどん話を進めていた。

提督「それで、どこにいくかは決めてるのか?」
鈴谷「とりあえず街に出るって事だけだよー」
提督「ノープランか。それはいいが夕方までだからな」
熊野「ええ、よろしくてよ」
Bep「……ん?」

なにかが、おかしい……なんだろう?
部下の買い物に付き合うだけだとわかっているけど、何か釈然としないものがある。
その疑問に答えをくれたのは、鈴谷さんの何気ない一言だった。

鈴谷「提督とデートかぁ、楽しみだなぁ」
Bep(……!)
提督「いや、ただの買い物……!?」(背中に悪寒
Bep「…………」(ゴゴゴゴゴ
提督「ど、どうしたんだヴェル」
Bep「よかったね司令官、両手に花のデートができて。せいぜい楽しんで来るといいさ」
提督「なんでそんなに不機嫌なんだ?」
Bep(つーん)
鈴谷「あー……そっかそっか、そう言えば……」

そっぽを向いている私に、鈴谷さんはそっと耳打ちしてきた。

鈴谷(男の人の意見が欲しいだけだし、心配しなくても大丈夫だってば)
Bep(べ、別に心配なんかしてない)
鈴谷(うーん、そんなに心配なら一緒に来る?)
Bep(い、行かないよ。それに私は、これから艤装のメンテがあるんだ)
鈴谷(そっかあ……)

鈴谷さんは心底残念そうにつぶやいた。
その様子を見て、ただ単にいつも忙しい司令官や私と遊びたいだけなのかもしれないと思った。
そう思い直したら、嫌な感情はどこかへ消えていた。

Bep「……せっかくのお誘いなんだ。たまには司令官も息抜きしてくるといい」
提督「あ、ああ」
熊野「では、参りましょう」
鈴谷「ヴェルちゃん、お土産買ってくるねー」
Bep「楽しみにしてるよ、いってらっしゃい」

バタン

Bep「……静かに、なったな」

誰もいなくなった執務室で、私は一人ごちた。


~鎮守府近隣、繁華街~
鈴谷「や~っぱ男の人の意見って貴重だよねー。普段と方向性が違うから面白かったよー」
熊野「提督の好みもなんとなくわかりましたわ、今後の参考にいたします」
提督「役に立てたなら何よりだ。この後はどうする?」
鈴谷「あっそだ、化粧品とか買わなきゃ。こっちこっち」
提督「わかった、わかったから引っ張るな」
Bep「…………」

何となく気になって、後をつけてきてしまった。
物陰から様子を伺っているけど、三人とも楽しそうにしている。
正直、ものすごく羨ましいんだけど……

瑞鶴「ちょっとアンタ! 見えないから頭ひっこめなさいよ!」
加賀「ここは譲れません」
金剛「二人が羨ましいデース……!」

……いつの間にか、この三人がついてきていた。

Bep「静かにしてくれないか、司令官たちに気づかれるから」
瑞鶴「う、ゴメン……」
金剛「Sorryネー」
加賀「ですが、迂闊でした。ノーマークの艦娘に提督を連れ出されるなんて」
瑞鶴「索敵が甘いんじゃないですか加賀センパイ? まあ私はわかってたけどね」
加賀「その割には、三人を見て顔面蒼白になっていたようだけれど?」
瑞鶴「アンタだって眉間にしわ寄ってたじゃない、年なの?」
加賀「いい度胸ね、アウトレンジが決められない残念空母」
金剛「二人とも静かにするネー、テートクに見つかったら嫌われるヨー?」
瑞鶴「……今はやめといてあげる、敵の敵は味方って事でね」
加賀「五航戦にしては正しい判断ね、ほんの少しだけ見直しました」

加賀さんと瑞鶴さんが互いの矛を収めた事にびっくりした。
この二人、司令官がいなければ仲よくなれるんじゃないか……?

~雑貨店・化粧品売場~
鈴谷「この新作ルージュ、なーんかノリ悪いんだよねー。色はけっこー好きだから使ってるんだけどさー」
熊野「でしたら、こちらはどうかしら? 色は少し薄めだけれど、鈴谷には似合うと思いますわ」
鈴谷「うーん……。ねー提督、どっちがいいと思う?」
提督「……よくわからないが、色の薄い方が似合うと思うぞ」
熊野「あら提督、わかってらっしゃるのね」
提督「鈴谷のイメージで考えただけだ、似合うかどうかの自信はないぞ」
鈴谷「あはは、ダメじゃーん。まあいっか、提督に選んでもらった方にしよっと」
提督「熊野、お前は何も買わないのか?」
熊野「え、ええ」(ちらっ
提督「……鈴谷、それを渡せ」(熊野が見てた香水を取りつつ
鈴谷「いいけど、なんで?」
提督「すいません。この二つをいただけますか」
店員「はい、ありがとうございます。お支払いは如何なさいますか?」
提督「カードで」
店員「かしこまりました、少々お待ちください」
鈴谷「て、提督?」
提督「プレゼントの一つもできない指揮官だと思われたくないからな、もらってくれると助かる」
鈴谷「う、うん。ありがと……」
熊野「わ、わたくしの分は、別によろしかったのよ?」
提督「自己満足したいだけだ、使って気にいらなかったら人にやるなり捨てるなりしてくれ」
熊野「で、では、もらってさしあげますわ」
提督「ああ」
鈴谷「ふひひ……てーとくっ」(腕に抱きつく
提督「お、おい。なんだ急に」
鈴谷「別にいいじゃーん」
熊野「そうですわ、別にいいでしょう?」(もう片方の腕に抱きつく
提督「いや、このままだと歩きにくいだろう?」
熊野「この熊野に触れられるチャンスですわよ、光栄に思いなさいな」
提督「……まったく、しょうがないな」

金剛「Noooooooo! ぷ、プレゼントもらって、しかも腕組んでるネー!」
瑞鶴「……攻撃隊、発艦準b」
加賀「気持ちはわかるけれど、街中で艤装を使うのはやめなさい」
瑞鶴「あ、あんなの見せられて黙ってろっていうの!? 私だってプレゼントなんかもらったことないのに!」
加賀「今回は出し抜かれた(?)私達の負けよ。様子を見るだけにとどめるべきだわ」
Bep「……そうだね、加賀さんのいうとおりだ」
金剛「What?」
Bep「司令官と出かけたいなら、口に出して言うべきだったんだ。それをしなかった私達に邪魔をする権利はないよ。
  ……それに、楽しんでいる司令官の邪魔はしたくない」
金剛「ヴェル……」
加賀「そこの迷彩五航戦と違って、提督の事を前提で考えているのがわかる台詞ね。さすがに指輪をもらっただけはあります」
瑞鶴「そこの焼き鳥製造機さんと違って、女の子してるじゃない」
Bep「そう言ってくれるのはうれしいけど、ことあるごとに張り合わなくてもいいんじゃ……」
瑞鶴「無理!」
加賀「無理ね」

……先行き不安だ。


~後日、執務室~
Bep(よ、よし。鈴谷さんと熊野さんのようにはできないけど、さりげなく……さりげなくなら、誘えるはずだ)

受け身ではいけないと思い、私はあの二人を見習う事にした。
急ぎの案件もない今ならいけるはずだ、迷惑にならない程度に押してみて、ダメならまた今度にしよう。

Bep「し、司令官!」(ガチガチに固まってる
提督「どうした?」
Bep「そ、その……えっと……」
提督「ん?」
Bep「あの……だから……うぅ……」
Bep(が、頑張れくじけるな私! 今度、二人で街に出かけないかって言うだけなんだ……!)
提督「何か用事があるのか?」
Bep「う、うん。その……」(もじもじ
提督「……そういう事か」
Bep「えっ」

もしかして、わかってくれた……?

提督「トイレなら我慢しなくていいぞ、行って来い」
Bep「――――――」

ああ、やっぱり司令官は司令官だった。
そう気づいた時には、焦げた司令官が床に転がっていた。


コメントを投稿