先日、会社の同僚の息子さんが電車に乗っていたとき、電車が突然揺れて、そばにいた若い男の子の足を踏んでしまったそうです。
即座に
「あ、すいません」
と謝ったところ、その若い男の子は、「チッ!」と舌打ちしたそうです。
その舌打ちにムカッとした息子さんは、その男の子を睨みました。
すると、その子は、
「何をジロジロ見てるんだよ!あんたは、ホモかよ!」
と言ったとか。
その後、電車を降り、ふと目の前を見ると、その若い男の子が歩いていたそうです。
それで、
「ちょっと来いよ。」
ということになって、ひと悶着あったとか。
同僚の息子さんも気が短い人なので、そんな風に言われてカッとなってしまったようです。
その子の髪の毛を後ろから引っ張って
「オレもこんなことはしたくないけど、オレはわざと足を踏んだわけじゃない。謝っているのに、あの態度は何だ!?」
と言ってすごんだため、若い子は平謝りで
「すいません。すいません。」
だったとか。
でも、その後、
「おじさんも良い年なんだから、そんなことしないでよ。」
と逆に言われて、おじさんという言葉にショックを受けたと言っていたそうです。
同僚も、
「いい歳して、バカじゃないの?女房子供がいる中年が、いくら腹が立ったと言え、そんなことをして、もしも、相手が刃物でも持っていたらどうなると思う?逆に『因縁つけられた』と警察に駆け込まれたら、手を出したあなたが悪くなるんだから、今後は二度とそういう事はしないで!」
と言ったとか。
息子さんもそのときは、冷静になっていたので、
「そりゃそうだなぁ。ついカッとしちゃって」
と言っていたそうです。
その話を聞いていて、私の若い頃のことを思い出しました。
21~2歳のころだったと思います。
新宿へ行くために中央線の快速に乗っていました。
私は、ドアの前に立っていました。
四谷あたりの駅に着いた頃、電車が揺れて私はドアの手すりにつかまって立っていた人の足を踏んでしまいました。
「あっ、すみません。」
と言った瞬間、その人から思いっきり、むこうずねを蹴飛ばされました。
20代後半か30代前半くらいの女性でした。
髪をアップにしておでこを思いっきり出したちょっとキツイ感じの女性でした。
ほんの一瞬見ただけでしたが、こんなに年を取ってもまだその女性の概略が頭に残っているほど、強烈な経験でした。
若かった私は、あまりのことにただただ驚いて、その場を離れました。
電車の中ほどの手すりにつかまって新宿まで電車に乗っていました。
蹴られた足は痛かったけれど、私は腹を立てるより、悲しかった。
わざと足を踏んだわけじゃないのに、謝っているのに、なんて人なんだろうと思いました。
今なら、会社の息子さんのように腹を立ててしまうかも。
それにしても、世の中にはいろんな人がいるもんだと思いました。
即座に
「あ、すいません」
と謝ったところ、その若い男の子は、「チッ!」と舌打ちしたそうです。
その舌打ちにムカッとした息子さんは、その男の子を睨みました。
すると、その子は、
「何をジロジロ見てるんだよ!あんたは、ホモかよ!」
と言ったとか。
その後、電車を降り、ふと目の前を見ると、その若い男の子が歩いていたそうです。
それで、
「ちょっと来いよ。」
ということになって、ひと悶着あったとか。
同僚の息子さんも気が短い人なので、そんな風に言われてカッとなってしまったようです。
その子の髪の毛を後ろから引っ張って
「オレもこんなことはしたくないけど、オレはわざと足を踏んだわけじゃない。謝っているのに、あの態度は何だ!?」
と言ってすごんだため、若い子は平謝りで
「すいません。すいません。」
だったとか。
でも、その後、
「おじさんも良い年なんだから、そんなことしないでよ。」
と逆に言われて、おじさんという言葉にショックを受けたと言っていたそうです。
同僚も、
「いい歳して、バカじゃないの?女房子供がいる中年が、いくら腹が立ったと言え、そんなことをして、もしも、相手が刃物でも持っていたらどうなると思う?逆に『因縁つけられた』と警察に駆け込まれたら、手を出したあなたが悪くなるんだから、今後は二度とそういう事はしないで!」
と言ったとか。
息子さんもそのときは、冷静になっていたので、
「そりゃそうだなぁ。ついカッとしちゃって」
と言っていたそうです。
その話を聞いていて、私の若い頃のことを思い出しました。
21~2歳のころだったと思います。
新宿へ行くために中央線の快速に乗っていました。
私は、ドアの前に立っていました。
四谷あたりの駅に着いた頃、電車が揺れて私はドアの手すりにつかまって立っていた人の足を踏んでしまいました。
「あっ、すみません。」
と言った瞬間、その人から思いっきり、むこうずねを蹴飛ばされました。
20代後半か30代前半くらいの女性でした。
髪をアップにしておでこを思いっきり出したちょっとキツイ感じの女性でした。
ほんの一瞬見ただけでしたが、こんなに年を取ってもまだその女性の概略が頭に残っているほど、強烈な経験でした。
若かった私は、あまりのことにただただ驚いて、その場を離れました。
電車の中ほどの手すりにつかまって新宿まで電車に乗っていました。
蹴られた足は痛かったけれど、私は腹を立てるより、悲しかった。
わざと足を踏んだわけじゃないのに、謝っているのに、なんて人なんだろうと思いました。
今なら、会社の息子さんのように腹を立ててしまうかも。
それにしても、世の中にはいろんな人がいるもんだと思いました。