はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

ハイジへの手紙

2011年05月11日 | ハイジ
ハイジがいなくなってしまってから、一ヶ月になります。
今でも一人になると、自然に涙がこぼれます。
胸が痛くなります。
当初は、ハイジが着ていた服が目に入ると、嗚咽がとまらなくなりました。
服がトラウマのようになってしまって、見るたびに感情を抑えられなくなりました。
目に触れないところにしまってしまおうと思いました。
でも、思い直しました。
私は敢えてハイジの服を目に見えるところに出しておくことにしました。
そして、一ヶ月経った今、私はその服を見ても泣くことはありません。
毎日見ているうちに服は服だけでしかなくなり、ハイジを連想することはなくなってしまったようです。

ハイジ、
向こうの世界でどんな風にして過ごしているの?
不器用なハイジは、誰かに可愛がってもらえている?
それとも犬は犬の世界だけで、この世界のように人間とともに暮らすことはないのかしら?

ハイジは天に召された・・・
そう・・・
ハイジはこの世での役目を終えて、天から呼ばれたのね。
今は、『虹の橋』のお話のように、お日さまがふりそそぐ暖かい場所で、何の不自由もなく幸せに走り回っているのね。
そして、いつの日か私に会えるのを待っててくれてるの?

ペットロス症候群という言葉を聞きます。
私にそれはないだろうと思います。
日中は会社で過ごし、家に帰ればクマと勘九郎が私の帰りを大喜びし、孫たちも、「遊ぼう!」「抱っこ!」と私にまとわりついてきて、にぎやかに過ごしています。
そんな私はペットロス症候群にはならないだろうと思っています。

でも、なぜか ほうけたようになってしまって、まったく頭が回転しないんです。
周囲で起きる出来事や見聞きするニュースなど、いろいろなものに対して以前のような感情がわきません。
感情がないのにぼんやりしていると涙が流れてきます。
あまりぼんやりする時間もないのですが、車の助手席に乗っているときや、ふと一人になる時、知らず知らずのうちに涙がこぼれます。
毎日、思いっきり泣くことがないせいか、のどがつかえるような感じがします。

ハイジの事を思い出すと、いなくなる直前の苦しそうな様子ばかり。
そして、後悔が走ります。
元気だった頃のハイジを思い出して懐かしむことができるようになるまでには、まだ時間がかかりそうです。

けれど、私がいつまでも悲しんでいると、ハイジは『雨降り地区』から抜け出せなくなってしまいます。
寒がりハイジだから、早く暖かい場所に移してやらなければ・・

ハイジ・・・
はーちゃん。
ハイジが虹の橋の手前で私を待っていてくれると思うと、心強いよ。
でも、あまり長く待たせたら、かわいそうかな?
それとも・・・
居心地のよさそうな場所だしお友達もたくさんいそうだから、長い間でも待っていられるのかな?

私と一緒に虹の橋を渡る日が来るまで、その幸せな場所で私が行くのを待っていてね。


最新の画像もっと見る