やっぱり、車の傷は練り歯磨き

昨日の買い物途中、信号待ちをしていた時、目の前に自転車に乗った年寄りがやって来ました。
大きく右へ行ったり左へ行ったりして、自転車は、よたよたしながら私の車の前を横切ろうとしました。
その途端、バンというかブワンというような音がしました。
私の車は、停車しているとエンジンが切れる仕組みになっているので、ちょっとブレーキを踏む足を弱めると、エンジンがかかります。
ブワンという音がエンジンがかかった時のような音にも聞こえましたが、その年寄りが私の車の方にもたれかかったようにも見えたので、もしかしたら、自転車を車にぶつけられたのかな？とも思いました。
音がしただけで、車自体に衝撃があったわけでもないので、エンジンの音なのか、ぶつかった音なのかよくわかりませんでした。
その年寄りを見ていると、特に悪びれた様子もなく、何事もなかったように自転車を立て直して、私の横に止まり信号待ちをしていたので、私は、やっぱり、ぶつかったのではなくて、エンジンがかかった音だったんだなと思いました。

でも、気になったので、スーパーの駐車場に着いたときに、自転車が倒れ掛かったあたりを見てみました。
すると、二本黒い傷がありました。
やっぱり、あの時に自転車をぶつけられたんだなと思いました。
あの年寄りは、自分が車に自転車をぶつけたと、気づかなかったのかもしれないと思いました。

あの時、すぐに車から降りて、ぶつけられた箇所を探してみれば良かったかなと思いましたが、少々の傷をあんな年寄りに責めるのもどうなのかなとも思いました。

家に帰って、その時のことを主人に話すと、全く気にせずに笑っていました。
「そうだ！あの程度の傷なら、歯磨き粉できれいになるかもしれない」と思いました。
『車の傷は練り歯磨きで』
柔らかい布に歯磨き粉をつけて拭いてみました。
最初は、なかなか取れなくて、やっぱりだめなのかなと思いましたが、何度かこすっているうちに傷はきれいになりました。
歯磨き粉に入っている研磨剤のため、表面のコーティングは取れてしまいましたが、傷はまったくわからなくなるほどきれいになりました。

本当に歯磨き粉はすごい！
少々の傷なら、きれいになります。
あの時、車から降りて、お年寄りを責めなくて良かったなと思いました。
もっとも、お年寄りと言っても、私もお年寄りの部類なんですけどね。

自転車に乗っている人も、気を付けて欲しいなぁ。