「黄色い目の魚」は佐藤多佳子の小説です。
怒りでしか、自分の気持ちを表現できない少女が、唯一尊敬する画家の叔父との共同生活や、独特の絵のセンスを持ちながら、自分ではそのことに気が付いてないサッカー好きの同級生との学校での様々なイベントの中で、自分の気持ちと向かい合って行く姿を描いたという感じですか?
ティーンエージャーの頃の、自分ではどうしょうもない、衝動的な何かがあったこを思い出せる、でも、その . . . 本文を読む
東京に遊びに来て2日目。今日は、うちの奥さんが以前から観たいと言っていた芝居、劇団フーダニットの「汽笛が殺意を誘うとき」を観に行きました。
若竹七海の書き下ろし脚本による、ミステリーものの芝居です。
タワーホール船堀という、貸しホールの小劇場で行われたこの公演ですが、客席は80席程度という本当に小規模なホールで行われたので、演じている俳優さんと視線が合ってしまいそうな距離感で、観ているほうもどきど . . . 本文を読む
昨日から、うちの奥さんの東京帰省につきあって、久しぶりに東京に来ています。
ちょっと遅めの夏休み。
昨夜は埼玉スタジアム2002を初めて訪れ、東京-浦和戦を観戦。
大量失点敗北を予期してきたのですが、意外に好ゲームとなりました。
・ 収容人数を考えて、売店やスタジアム通路などはかなり広々と設計され快適。
・ スタジアム内の大型ディスプレイやスピーカーの音も非常に良好。
・ 専用スタジアムなので、 . . . 本文を読む
さきに投稿した「玩具修理者」と一緒に買ってきた本です。この本を買うまで、林巧という人を知らなかったのですが、「ノロイ」の原作者だったのですね。
小林泰三が、ホラーの王道を書く人ではないと知っていたので、普通のどうでもいいホラーを読んでみたいと、たまたま角川ホラー文庫で平積みされていたこの本を買ったのですが、予想外に名作でした。
「ピアノ・レッスン」というどこにでもありそうなタイトルに勝手にだまさ . . . 本文を読む
タフでハードボイルドな主人公が、やくざとか悪徳商法と戦う話
と、紹介してしまうとよくあるハードボイルド小説かと想いますが、実は叙述トリックミステリーです。
読み始める前に、うちの奥さんに、「この小説の最大の弱点は映画化できないことだね!」というヒントをもらっていたのに、全く叙述トリックであることを忘れて、楽しく読んでしまいました。
読んでいる途中は、「ダイ・ハード」シリーズの映画を見ているような . . . 本文を読む
夏になるとなぜかホラーが読みたくなる。そして、「AΩ」でなかなかスプラッタなSFを楽しませてくれた小林泰三の未読の作品がいっぱいある。「なんて、幸せ!」と本屋に買いに行って読み始めた最初の作品がこれです。
うちには、奥さんが買ってきた面白そうな本が本当に山と積まれているので、普段は自分で本を買わず、書斎の山を漁って、今日読む本を選んで行くのですが、久しぶりに自分で買いました。(うちの奥さんはホラー . . . 本文を読む
上橋菜穂子の『精霊の守り人』の続編です。『精霊の守り人』はNHK-BSで日曜朝にアニメで放映されています。だから、ご存知の方も多いでしょうし、(多分日本国内だけだと思うけど)ハリーポッターと並び称されるファンタジーの名作らしいです。
うちの奥さんが『精霊の守り人』を買ってきて貸してくれた時は、確かにファンタジーとしてよくできていると思いましたが、まあ、ハリーポッターとかと同じように子供向けの楽しめ . . . 本文を読む
僕は米澤穂信が嫌いである。
本屋で平積みになっているのを見るくらいであるから、人気のある作家であることは理解しているし、うちの奥さんが買ってきて薦めるので、何作か読んだが、嫌いなものは嫌いである。
このブログを読みに来る奇特な米澤穂信ファンがそんなに多いとは思っていないが、もし、これを読んでいるあなたがファンであるなら、ここから先は不愉快なことをいっぱい口走ってしまいそうなので、他のちゃんとし . . . 本文を読む
FC東京がワンチョペをシーズン途中で解雇して、何となくここまでの不調の原因がワンチョペであるような説明をどこかで聞いたような気がするが
「ちょっと待って。彼が守備をしないのは、あらかじめわかっていたことではないのか?」
と思った。
外国人FWが強引なシュートを撃つのに、日本人FWは全体的にシュート数が少ない印象がある。なかなかシュートが撃てないのは、守備に重点を置いているからだともいうが、守備を . . . 本文を読む
前節、浦和に負けたものの、勝ち点1差で辛うじて首位を維持したガンバ大阪だったが、今節、最下位しかも10人の横浜FCに引き分けられて、甲府に圧勝した浦和に首位を奪われてしまった。
アジアカップの日本代表ゲームに不満の記事を書いたが、横浜FCに対峙するガンバも、ひたすらパスだけ回して、シュートをなかなか撃たない。
横浜FCの守備がいいのはわかるが、綺麗なパス回しに終始して、得点の香りがしないガンバの攻 . . . 本文を読む