道成寺

11月２７日（土）＠ル テアトル銀座



＜出演＞

ＡＲＴＥ Ｙ ＳＯＬＥＲＡ

鍵田 真由美

東 陽子
加藤 りえ
喜井 聖子
工藤 朋子
小西 みと
柴崎 沙里
末木 三四郎
鈴木 百々子
関 祐三子
中根 信由
矢野 吉峰

権 弓美（客演）



吉井 盛悟（鼓童）

山口 幹文（鼓童）

金子 竜太郎

中田 誠



演出・振付　佐藤 浩希

音楽　　　　　吉井 盛悟

美術　　　　　前田 剛

照明　　　　　井上 正美

衣装　　　　　山本 れん子

　　　　　　　 佐桐 結鼓

音響　　　　　洲崎 拓郎

大道具　　　 坂元 重光

舞台監督　　井関 景太

宣伝美術　　富岡 史棋

票券協力　　サンライズプロモーション

制作　　　　　佐野 馨




能や歌舞伎の演目で知られる「道成寺」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%8F%8D%E3%83%BB%E6%B8%85%E5%A7%AB%E4%BC%9D%E8%AA%AC

その道成寺をフラメンコで表現する
音楽は和楽器の数々

８月に新橋演舞場で観た「京鹿子娘道成寺」の様式美を
フラメンコとしてどう料理するのか・・・楽しみに出かけた。




フラッシュバックのようなオープニング～


恋を知って浮き立つ心をピンク色で表し

一瞬触れた指先の記憶を頼りに思い続け

それが裏切られた時

恋焦がれる想いと怒りとでもがき苦しみ

歌舞伎衣装の引き抜きの手法を使って

大蛇になっていく様を見事に表現


愛するあまりの狂気に焼きつくされて

果ては白蛇になって昇華していく・・・



清姫を演じる鍵田さんの少女から蛇になっていくまでの変化

その表情の豊かさとともに鬼気迫るダンスに息を呑むばかりだった。

いつも彼女には他の踊り手とは違う神々しさを感じる。


舞台上にはそこに存在しないはずの大きな蛇が

確かに現れその身をくねらせ観ている者さえも焼き尽くしてしまったようだった。