dolcevita   

La bellezza di un loto

ショコラ

2013年11月20日 | いきもの

9年前、我が家にミニチュアダックスの仔犬がやってきた。

軽井沢で生まれて姉の家に引き取られたショコラという男の子
姉の家にはすでに3匹のシーズー親子(すべて女の子)がいて
ちょうど女の子特有の時期に当り
我が家へ一時避難?してきたのだった。

生まれて半年くらいのショコラは
人懐っこくすぐに慣れて
すっかり家族の一員になった。

ところが、しばらくすると本当の家に戻っていった。

急にさびしくなってしまった我が家
そのうち娘のイジメや不登校などがあり
半年後に再びショコラを預かることになった。

こうなるともう帰したくなくなって
違う犬種の女の子ばかりでは
季節ごとにあちこちたらい回しのようになるのはかわいそうだと
正式にウチの子に迎えました。

 

中学1年の秋~高校2年くらいまで
不登校になった娘の
義父の入院や介護にあたる私の
良き相談相手?として
いつも寄り添ってくれました。

 

3年前
心臓病が判ってからは
大好きな散歩もあまり出来ず
かわいそうだったなと思いましたが

ショコラは常に家族の一員として
みんなを見守ってくれていました。

この頃は食べると吐いてしまうことが増え
体重も減ってしまったので
病院で診てもらうと
心臓が肥大して胃を圧迫しているので
量を減らして回数を増やして
少し体重も戻ったのですが
息苦しそうで

2013年10月2日(水)
前夜から元気がなくなって来ていて
水曜日は病院が休みなので
明日になったら連れて行こうと思い出勤。
お昼休みに帰った時は
のそのそとしながらもお迎えをしてくれて・・・

仕事を終えて買い物をしてから帰ろうとしたら
娘から

「ショコラが ショコラがっ    死んじゃったぁ   」

半ば叫ぶような声で泣きながら電話が

 

走って帰ると
呼吸はしていないけれど
まだ温かいショコラがいました。

娘も息子も泣きながら
バイトに行くのでメイクをするので
自室に行くと
ショコラは部屋の前まで来て横になっていて

ほんの15~20分後に部屋を出ると
そこにこと切れたショコラがいたとのこと

息苦しそうだったけれど
声を出すこともなく静かに
息を引き取ったようだった。

 

  

美容室でのシャンプーやグルーミングも
身体の負担になるので連れて行ってなかったので
最後に手足の毛をカットして
いつも嫌がっていたブラッシングをして

きれいな柄の付いた箱に
お気に入りのベッドとタオルを敷いて納めました。

 

火葬する前夜
よくドライブしたねと
娘と一緒にドライブ

窓から顔を出して外を見るのだけれど
スピードが出ると怖くて
引っ込んじゃうよね とか
必ず腰の所に足を乗せて
腕に前足を踏ん張ってたね とか

キラキラしたイルミネーションが好きで
銀座や東京タワー、レインボーブリッジを回って
最後のお出かけをしました。

火葬して小さな骨壺に入って
買ったばかりだったエサやシーツなどは
ご近所のワンコに分けて使ってもらうことにしました。

もうあの愛らしい瞳に見つめられることも
いつの間にかぴったりとくっついてくることも
なくなってしまったけれど

朝に夕にショコラのいないことに
未だ慣れていなくて
ショコラが来る前はどうしていたのかも
思い出せないくらいに
そこにいるのが当り前な存在が
もういない。

そんな毎日を過ごして
49日経ちました。

一つの区切りとしなければと
ショコラの写真と思い出をアップしました。

まだまださみしくて仕方がなくて
涙がこぼれることもあります。

ゆっくりゆっくりと
前を向いて行くしかないですね。

 

コメント (6)
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