曹達記

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ポケスペ11章最終話②感想

2020-03-17 21:58:47 | ポケスペ
ゲーチスにタコ殴りにされるN。
ゲーム同様、こいつの本性がどうしようもない下衆なのは10章の時点で見え見えではあったが、感情的になるのはポケスペでは初めてなので斬新さがある。
しかし、悪役は本当に強大な存在としてかれるポケスペであっても、そのバックボーンが掘り下げられることは少ない。
ゲーチスについてもゲームでの下衆っぷりに何の説明もなくて拍子抜けしたが、ポケスペでも掘り下げはなさそうかな…。

自決を図ったゲーチスだが、ゼクロムに回収される。更にレシラムもその後を追う。一方のキュレムは分離してアクロマへの引導を渡しに行くようだ。
こうして整理してみると、キュレムがマシーンから解放されたときに敢えてレシラムを吸収した理由がわからない。
捕らえられたポケモン達を解放したかったのか、それともゲーチスを攻撃したかったのだろうか?
いずれにせよキュレム単体で出来ないことはないのだが…。
可能性として考えられるのが、キュレムはアクロマの手でかなりのエネルギーを奪われていること。それが原因でフルパワーを出せず、レシラムの力を必要としたのではないか?
まあ、全てのポケモンと技を出さなきゃいけないという物語上の都合に、どうストーリー上の意味をつけるかがポケスペの面白さではあるけど、それができないこともたまにあるから、そこまで気にしなくて良いのかもしれない。

アクロマVSラクツの続き。
「今度はあなたが燃えるゴミになる番」という台詞に無邪気な残虐さがにじみ出ていて、如何にもこの作品のアクロマらしさが出ていると思う。
もっと言うなら、バラバラにするなら生ゴミではないかと思うのだが、まあ前の「燃えないゴミ」との対比だろう。
ラクツはアクロマのプロファイリングから戦略を見抜き、手持ちを別行動させることで戦略をくじくも、まさかの絆で破綻。
これから省みると、通常色のゲノセクトを「強すぎてボールに入れられなかった」という台詞が、単なるブラフなのかそうでないのか分からなくなる。
赤いゲノセクトが本当に通常色のゲノセクトより強いならこの台詞はブラフなのだが、一方で「絆に頼る手法は不確実」と言い切ってもいる。
これに基づいてブラフでないとするならば、赤いゲノセクトは精神力の爆発で瞬発的に強さを出すことができても、総合的な安定性では通常色に劣るということなのかもしれない。

ただし、11章という作品自体が「瞬瞬必生」になりつつあるので、一つ一つの台詞や展開の意味を吟味しても意味はないのかも…身も蓋もないが。


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