本郷界隈には、またまだretrospectiveな世界が結構存在しています。
その一つ、学生相手の賄いつきの下宿屋の代表格“本郷館”が老朽化のため
取壊して建替えることになったようです。
この辺りには大学生を相手にした、このような下宿屋が、昔はたくさんあったと
聞きます。
が、時代と共に学生の一人暮らしをめぐる環境は大きく変わり、プライバシーを
守りたいという学生が多くなって、次々取り壊され最後の下宿屋となってしまった。
本郷館に、つい最近まで住んでいた学生さんがいったと聞きます。
現役の下宿屋として、地域のsymbolでもありました。
ここは、私の毎日の散歩コースの一つでもあっただけにとても残念です。
本郷館は確かに、築106年、木造建築の時代物の建物ですが、私たちが想像
する下宿屋とは思えない、日本建築には珍しく3階建てでした。
そのせいか? 見上げるような高さがあり、実にどっしりと堂々とした威厳の
ある建物でした。
何とか残すことが出来なかったのでしょうか?
ある日いつものようにここを通ったら、ブルドーザーが入って壊しているでは
ありませんか。。。。。
胸が張り裂けそうで、逃げるようにして帰ってきました。
それからは、どうしてもそこに足を運べません。
あれから大分時間が経っていますので、今やすっかり取り壊され更地になって
いる事でしょう。
辛くて、当分あそこには行くことが出来そうにありません (>_<)
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