今朝、富山に戻っている時
トイレ休憩の為、あるサービスエリアに入った。
車を降りて向かっていると
特殊車両のバスが2台目に入った。
その車体には友人が勤務する
社名が記載されていた。
手前の車両は調子でも悪いのか
2名の男性が後部タイヤ付近を除いる。
「いるかなぁ~ ?」
そこには、姿はなかった。
車に戻ろうと外に出ると
こちらに小走りに向かって来る男性。
お互いに顔がほころぶ
「おう・・・○○ !」
「おう・・・○○ !」
殆ど同時に驚きの第一声・・・。
「どうした・・こんな所で・・・」
何年振りだろうか・・・。
何回か電話で声は聞いていたが
久しぶりの再開
前回の同級会は欠席した。
わざわざ自宅にお参りに来てくれて以来
約5年振り
変わらない、ほっそりとした体型
健康そうだった。
「これから、富山に帰るところ」
「今日は、何処 ?」
「上越」
到着予定の時間が間近なのだろう
急いでいる様に見えた。
「じゃあ・・・」
「おう・・・」
「また・・・」
「おう・・・」
お互いに手を上げる。
あの時、信号が赤だったら・・・。
あの信号が青たったら・・・。
道路が混雑していたら・・・。
もっと空いていたら・・・。
別のサービスエリアを利用していたら・・・。
僅か30秒
移動の時間がずれていたら
偶然の再開はなかった。
会話にならない
数十秒間の会話
それでも、
なぜか・・・
富山に向かう憂鬱な気分が
落ち着いた
暖かい
気持ちになった。
ありがとう。
友人のなせる業か・・・。