生鮮食料品店ありなし報告を活用する

東京医科歯科大や千葉大などのグループの報告で示されたのは外出と食の確保が認知症リスクにかかわることだ。
外に出たがらない要介護高齢者に外出を促す導入の話としてこの報告の認知症に外出が大事という話は使えると思うが、どうだろう。

生鮮食料品店ありなしと食の確保

東京医科歯科大や千葉大などのグループの報告による生鮮食料品店あるなしと認知症リスクが示すことの２つ目は食の確保が大事なことをうかがわせる。
食のこととは、何を食べるか、その食材はなにどう調達するか、調理の手順も考えることだ。これが認知症に関与するのだろう。
食は生存、活動の源泉ゆえに人間にとって本源的な活動で、ここから支援の取り掛かりが見えてくる。

街に溢れる刺激

東京医科歯科大や千葉大などのグループの報告による生鮮食料品店あるなしと認知症リスクが示すのは２つ。
１つは、近隣の食料品店ということで日常の活動が外出を促すなど活発になることだ。
歩行による活動のほか足底からの刺激があり、街に出ると音が溢れ日差しによる刺激もあり、風を感じる感覚も、そして家中とは違う臭いも感じる。これほどの多くの刺激は家にいては受けられない。それが認知症リスクの軽減に係ることが予想される。
２つ目は食のテーマだ。

生鮮食料品店あるなしと認知症リスク

東京医科歯科大や千葉大などのグループは２０１０年から２０１３年の間で６５歳以上４万９千人を追跡調査した。調査結果、近くに食糧品店が全くないと答えた２６６５人のうち９．９％が認知症を発症したが、たくさんあると答えたグループに比べて認知症発症リスクが６５％高いと。
この結果はケアマネジャーの支援業務に生かせる。

生鮮食料品店は近隣にあるか

自宅の近くに生鮮食料品店があるかどうかで認知症リスクに影響しているという結果を東京医科歯科大や千葉大などのグループが発表したと日経新聞が４月１０日ネット版で報じた。
この記事がその通りであれば、利用者支援の参考になる。

見える悟空目立たない三蔵法師

孫悟空の活躍はわかりやすい。が、三蔵法師はパッとしない。
活躍が目にすることができるディ、何をやっているかわからないといわれるケアマネジャー。
仏典を求めるという目標、孫悟空など途中での活躍、そして目的として人々の幸せという西遊記のエピソードはケアマネジャーの姿を表現するときに参考になる。

孫悟空の活躍

利用している高齢者が元気になる介護事業所がある。
ディなどはどんなことをやっているか内容を見せやすい、説明も容易だし納得される。
そうした事業所の経営者はパーソナリティとパフォーマンスに独自のものがあり世間に注目される。
世間から着目される介護事業所を利用者に結びつける者がいなければ、その事業所は画餅に終わる。
その仕事をやっているのはケアマネジャーだが、ケアマネジャーの仕事を動作として見せても、その良さは伝わりにくい。
西遊記は三蔵法師の仏典を求める旅で、中心人物は三蔵法師のはずだが、大活躍しているのは孫悟空、あたかも三蔵法師はケアマネジャーのようだ。

西遊記

三蔵法師が孫悟空などと一緒に仏典を求めて西域に行くご存じの物語だ。
この三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の関係やら役割はケアマネジャーと介護事業所のことを思う。

マヨネーズとケアマネジャー

マヨネーズの成分、卵黄、酢、油にはそれぞれ種類がある
米油、菜種油、オリーブオイルなど多種だ。
酢にも米酢、醸造酢、ワインビネガーなどあり、卵もさまざま。これらの材料の特徴と味わいとそれらの組み合わせを理解している調理人は、料理にあったマヨネーズを作りマヨネーズで料理がさらにうまくなる。
料理人なら食べる人の好みの大事だ。
ケアマネジャーも多種の介護サービスを知り、医療サービスを理解し、住民のかかわりにも目を向け、それぞれを組み合わせることで利用者の状態に合わせる。

マヨネーズ

卵黄、酢、油を攪拌してできるマヨネーズ、多くの家庭ではメーカーのものを使うが、レストランなどでは料理や食べる人に合わせて材料を選び、分量を変える。
ケアマネジャーも同じかと最近思う。
セルフプランはメーカーのマヨネーズ、料理に合わせ、食べる人に合わせて組み合わせ作るマヨネーズはケアマネジャーが作るケアプラン。