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ICFの向上に向けたアセスメントのチェックポイント・全文

2009-05-13 11:38:29 | ケアマネジメント
このICFに関する解説の最終章の全文です。

「活動」の向上も向けたアセスメントの際のチェックポイント
1、一応自立していても更なる向上ができないかをみる
①バラエティが向上できないか?環境限定型自立にとどまっていないか?(自宅や、入所中なら施設の中、また近辺の限られた環境でのみの自立)にとどまらず、普遍的自立(どのような環境でも自立しておこなえる状態)にまで高めることが大事
②「量的」な向上(回数・頻度など)ができないか?生活不活発病改善・予防に働きかけられないか。
2、自立度だけでなく具体的なやり方をみる
①姿勢(立位か、座位<含む:もたれ方>か、足の位置、など)
②移動(必要な足の位置に止まれるような歩き方など)の方法
③同時に行う目的行為の種類・やり方、などを詳しく具体的にみる。
※目的行為と移動・立位保持とを一連のものと位置づけることが大事です
例:洗面・排泄時の動作だけでなく、歩いて洗面所・トイレ等に行くかどうか、立って洗面をする際の立位姿勢、などの活動を一連のものとしてみる。
3、これまでの「活動」への専門的働きかけが十分かをみる
1)実用歩行訓練が十分かをみる(「つくられた歩行不能」をつくらないために)
・要(かなめ)は歩行による移動と立位姿勢での「活動」実施
・実用歩行訓練(歩行補助具の活用)が不十分なまま車いす使用がされていないか、また生活不活発病等による「つくられた歩行不能」の可能性はないのか?
2)環京因子への専門的働きかけ方は適切か?
①環境因子の提供前に十分な活動向上はなされているか?
②促進因子となる環境因子で使われていないものは?例:歩行補助具は?
③阻害因子となっている環境はないか?
4、「活動」に影響している「心身機能」は?
①疾患管理は?
②機能障害(関節可動域制限、など)は?
③生活不活発病(廃用症候群)は?


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