nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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要は言い方、考え方ですかね

2010-06-29 22:20:42 | ケアマネジメント
大腿部頸部骨折で入院、リハ終了して退院した男性への支援で、要支援に認定されるかと思ったら要介護1と認定され居宅介護支援事業所が担当することに。
その居宅介護支援事業所はショート、ディ、訪問介護、福祉用具とかもあわせて行っている法人が開設しているかもしれない。
介護支援専門員としては骨折の経緯から再発が心配されるが、要支援の認定と思われたことでも分かるとおり日常生活での配慮で転倒の危険性は回避されることが予想される。
この場面で法人の幹部から「転倒の危険性があるので訪問介護とか、用具の検討をしたら」といわれ、ときには「何もサービスを導入しないで何かあった時に責任がとれるのか」とか言われることがあるかもしれない。
そんなときにどうするか。
1、上司の言うとおりにする(何らかのサービスを付ける)
2、介護支援専門員の立場を貫く(課題分析に基づき判断する・時にはサービスを、時には特につけない)
3、判断しない(やり過ごす)
4、利用者に委ねる(上司の意向を伝える)
こんな選択肢だろう。

介護支援のことではなく上司との職場環境のことですから、この場面ではどれを選択しても批判はできない。

1の選択は確かに納得ができないだろ。利用者本位とか介護支援専門員の専門性とかいうのは簡単、でも当人にしたら法人に雇われている立場で職場の雰囲気でどこまで自分の主張が通せるか、疑問でしょう。こうした職場では介護支援専門員のストレスが心配ではありますが。

2の選択はまぁ正しいかも、ただし、この場合職場や法人内での孤立を招くかもしれない。別のリスクを心配します。

3というのもある。板挟みになるわけですから判断できないかもしれません。判断できないものを無理に行うことは別の面で逆効果を招くことになりかねない。

4、これもあります。介護支援専門員としての専門性はどこにという批判はありますが、認識に問題がなければこのような方法も1つでしょう。

では、私としては、「介護支援専門員としての判断をしてほしい」その結果サービスに結び付ける場合もあれば、何も利用しないことあるでしょう。
その判断に基づいてサービスを利用する時には法人の幹部に「指摘のようにサービスにつなげました」と言えば上司の顔が立つ。逆にサービスの利用が適当でないと判断したときには「説得したのですがご本人様の意向で無理でした」(欺瞞という批判はあるかもしれない)と言えば職員としては業務を拒否したことにならない。そのうえでさらに上司がサービス利用を言うなら「私では言うことを聞いてくれませんから上司から言ってもらえますか」と上司に投げればその後の職場での責任は上司が負うことになります。

今の職場環境で行えることは限られているので(介護支援専門員を理解してるところは別でしょう)、その中で仕事をするには要は言い方、考え方ですかね。


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