nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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宮沢りえの演技

2012-10-08 15:56:58 | Weblog

(amazon掲載のパンフレット借用)
「たそがれ清兵衛」の宮沢りえ、清兵衛が討ち取りに行く命をうけ、清兵衛からそのしたくを頼まれ駆けつける。その1カット、宮沢りえの顔と胸にうっすらと汗が浮いている姿を画く。侍の家の子女が普段汗を浮かべることはたしなみとしてないこと、それに反して汗をかいている姿をえがくことはいかに火急で尋常ならざる事態かを見せてくれる。
清兵衛が討ち取りに出たあと、少しボケている清兵衛の母から「何方かの」と聞かれ「わたしは」で間が入る、その間で見ているものは「清兵衛さんの妻」という言葉を浮かべる時間が生じて、あと「清兵衛さんの幼何時見の」という言葉をいう姿に、思わず涙を誘われる。
宮沢りえは得難い女優だ。
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映画「たそがれ清兵衛」

2012-10-08 09:27:56 | Weblog
数日前BSで観た。カット1つ1つに深みがる画で良かった。清兵衛が藩士を討つ、終わりの方の場面、死体に検死役の侍がつまずき一斉にハエが飛び立つ画は死体の状態を描く。剣を交えるやり取り、手練の者ならと思わせる殺陣だ。清兵衛が腕をきられるカット、そして足を切られるカット、そのカットのたびに刀傷をメークしていく、そのメークとカット割に職人技をみる。腹を切られ絶命していくまでの変化していく顔色をメークで作った田中泯の姿が最大の見せ場だ。田中泯の演技は剣戟もだが絶命に至る姿を納得のいく演じ方だった。
それ以外、可愛らしい子供達は可愛らしく、健気な場面は健気に描く。山田洋次の映画は画が綺麗だ。
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