nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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ICFのアセスメントのチェックポイント・私的解釈4

2009-05-18 11:06:46 | ケアマネジメント
『3、これまでの「活動」への専門的働きかけが十分かをみる
1)実用歩行訓練が十分かをみる(「つくられた歩行不能」をつくらないために)
・要(かなめ)は歩行による移動と立位姿勢での「活動」実施
・実用歩行訓練(歩行補助具の活用)が不十分なまま車いす使用がされていないか、また生活不活発病等による「つくられた歩行不能」の可能性はないのか?
2)環境因子への専門的働きかけ方は適切か?
①環境因子の提供前に十分な活動向上はなされているか?
②促進因子となる環境因子で使われていないものは?例:歩行補助具は?
③阻害因子となっている環境はないか?』
演者は整形外科医ですから「している活動」を歩行の観点からみていますが、ケアマネとしては「している活動」は活動のすべてをみることは言うまでもありません。
しかし車いすの適応のほとんどは議論がされずに導入されているように思います。坐長の議論がないのが残念です。仙骨座りも議論してほしい点です。福祉用具の専門家の意見を聞きたいものです。わが社でもケアマネジャーは福祉用具の専門家に車いす導入を前提に依頼をしているのが実態ですが、本当に車いすが必要なのでしょうか。自立につながる車いすは検討されたのでしょうか。シーティングは議論されたのでしょうか。
演者の立場としては歩行訓練から用具という見方ですが、ケアマネジャーの立場としては生活という視点も入ってくるでしょう。これも検討してほしい項目です。1つの要素が導入されるとよく作用することと逆の作用を生じることも承知をしてほしいものです。

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