Carpe Diem-Seize the Day-

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2度殺されても生き延びた猫

2009年12月16日 21時32分06秒 | 預かり・放棄・保護犬猫・愛護団体
先般、団体ボラさんの方から
頂いたメールのコピーです。
題名は勝手に付けさせて頂きました。
もうご存じの方もおいでかと思われ
ますが、「一つの奇跡」をここに
掲載させて頂きます。
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岐阜県の推進員さんの日記の
一部を送っていただきました。
本人の許可を取って転送します。

先日、私は生まれて初めての
経験をしました…

ある日、保健所の処分日の夕方に、
一匹の成猫が持ち込まれました。
もちろん、処分がすんだ後だった
ので、処分までは一週間ありました。

見た目がいかつそうだったので、
お世話するのは最初はビクビク
でした。
しかし、そのうちに、とても
おとなしいことが判明。
狭い檻の中に手を突っ込んで
ペットシーツを替えたりしても
何もせず、そればかりか、なでる
こともできました。

預かりさんのところはいっぱい…
まして、もらわれにくい成猫の預かり
はとうてい無理…
うちへ連れてこようか…
でも、とうにキャパは超えているし、
♂猫どうし、喧嘩をするだろうな…
おとなしい子なので迷いに迷い、
結局は一歩を踏み出せなかった…

そして迎えた処分日の朝、自分の
ふがいなさをその猫に詫びました。
ごめんね、ごめん…
その日の夕方、覚悟して保健所へ
向かいました。
そしたら、処分がなくて…猫は、
まだ狭い檻の中にいました。
よかった!
あと一週間ある…
なんとか預かりさんを見つけるか、
自分が引き取る決心をしよう…
保健所の処分は、毎週水曜日。
当然時間はあるものと思い、
その後もその猫のお世話に通いました。

おとなしい、本当にいい子でした。
そして、週末の金曜も保健所へ向かい
ました。
そしたら…
「来週、またたくさん猫が持ち
込まれるといけないから、猫は処分した」
というのです…
え~っ
甘かった…
まさか今日、処分されるとは…
きちんと自分の意思を伝えておくべき
でした。
何をいっても、死んでしまった命は
戻ってこない…
私はせめて、冷たくなった遺体に手を
合わせてお別れをしようと思い、
犬舎に向かいました。

不定期に処分されたり、処分前に
死んでしまった子たちの遺体は、
冷凍庫に入れられ冷凍保存されます。
私は冷凍庫を開けました。
中には黒いビニール袋が。
袋の中には、私が気にしてた子と、
週明けに持ち込まれ、威嚇して
さわれなかったキジトラの二匹の
遺体が入っているはずです。

本当にごめんなさい…
そう思った矢先、ビニール袋が
動いたのです!
え~っ!生きてる!
そんな…
ビニール袋の中では窒息しちゃうし、
冷凍庫の中では凍死しちゃう!

そこへ職員さんがやって来ました。
袋が動いてることを伝えると、
驚いていました。
犬猫の処分には筋弛緩剤の注射を
うちます。
心臓がゆるんだまま、もとへ
戻らなくなる…いわゆる窒息死です。
短い時間で死に至るそうです。
でも、苦しいに決まっています!
けっして安楽死ではありません!

職員さんは、もう一度ビニール袋の
上から筋弛緩剤をうとうとしました。
私はたまらなくなり
「生きてるんなら、うちへ連れて
帰らせてください!」
と言いました。
でも職員さんは「筋弛緩剤がうって
あるので絶対に助からない」と
言って、袋の上から二本目の注射を
うちました。
ああ、もうダメだ…
助からない…
ごめんね!ほんとにごめんね!

ところが…
袋は動き続けます…
私はたまらなくなり、袋から猫を出す
ことを懇願しました。
なんとか許してもらい、袋を冷凍庫から
出し、破りました。
可哀想に…威嚇したキジトラは
息絶えていました。

しかし、あの子は…
生きていました!
生きながらにして、袋に詰め込まれ
冷凍庫に入れられ、どんなに怖くて、
どんなに冷たかっただろう…
私は一生懸命、その子の体をさすり
ました。
少しでも体温が上がるように…
引き出すことをなんとか許して
もらったので、キャリーに入れて
カイロをあてました。
筋弛緩剤をうっても、たまに生き
返る子がいるそうです。
でも、その後の寒さに耐えようとは…

なんせ、冷凍庫の中に一時間くらい
入れられていたのだから…
家へ連れて帰っても、しばらくは
心配でした。
筋弛緩剤を二度もうたれたのです。
急変して、命を落とすかもしれない…
でも、冷たい、こわい保健所の犬舎で
死ぬよりは、何倍もしあわせだよね…
最悪の事態を覚悟をしていました。
でも、そんな心配をよそに、
その子はまったく大丈夫で、レトルトを
ペロリとたいらげました。
よかった~
本当によかった!
その子は、立派なでっかい顔を
しているので「でかお」と命名
しました。
でかおは、ある程度の距離を保ちながら、
我が家の先住猫たちとなんとかうまく
やっています。
もちろん、食欲は旺盛です!

でかおくん、
君の生命力には本当に驚きました。
それはきっと、君が生きたい、
生きていたいと強く念じたから
だよね…
この世に生まれてきたことには
意味があるし、
生まれてきた以上は生きる権利だって
あるのだから…
でかお!
生きて、生きて、生き抜くんだよ!

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筋弛緩剤を打たれた上、しかも二回も。
更に冷凍庫に一時間閉じ込められた、
「でかお」。。。

当に「奇跡」以外の何ものでもない。。。


獣医嫌い2

2009年12月16日 18時59分30秒 | あたしの囁き・愚痴・飼い主へ
だからおばはんは「その道」の
エキスパートに診て貰う事は
とても意義が有ると思ってる。

何百っていう症例も持ってるし
勿論、それ等に関しての研究も
何もかも怠る事も無く、当に
日進月歩に漏れてないから、と。

心臓関係のお薬は1回服用したら
もう一生しなきゃいけない。。。

一概に不要、とは言えないけど
或意味で「まだ」不要な早期から
の投与に因って、さて、被害を
受けるのは肝臓、になって来る
かも知れないとか言ってた。

比例して腎臓もダメージを受けて
来る。そうなった時、獣医等は
喜んで?そっちの薬を出す。

身体はどんどんダメージを
受けるゎ。

ヒトと違って動物の場合、
「(もう)年だから」ってハッキリ
言えちゃうしね。

ヒト医だって心の中では80才、
90才の患者様に対してはそう
思ってる場合も大なり小なり有る
し、若い患者様程積極的でもない
けど、流石にそこまで露骨には
言わないもの。

せいぜい「高齢なので。。。」
程度。。。

そんなこんなで未知過ぎなのに
輪を描いて獣医療は不可解だって
感じてる。

あたしはそんな口うるさい、
おばはんの元に11年も居る。。。

お母ちゃん。。。どうかあたしの
為に苛々したり獣医達に嫌われない
でね。。。やっぱりあの人達も
人間だから、中には、おばはんの事、
面倒な飼い主だって思うと、あたしに
あたる獣医も居るんだから。

如何にも乱暴にお耳を診たり、
肛門線を痛くしたり。。。
ホントはそんな獣医は命を預かる者と
して失格だけど、現実にあの人種の
人々も2本足;人間;だから。。。

くれぐれもあたしが「人質」って事、
忘れないでよね。

おばはん、あなたは必死の笑顔を
作って逆らいもしないし、温和しい
飼い主だけど。。。
。。。けど、顔が。。。目が物語ってる
んだから。。。ちゃんと診ろよ!!!
って。。。
---医者&獣医ギライのおばはんのお話----


獣医嫌い1

2009年12月16日 18時56分00秒 | あたしの囁き・愚痴・飼い主へ
ウチのおばはんは医者という
モノが本当に嫌いらしい。

まぁ、職種で云々言うのは
短絡的で大人げ無いゎなぁ、
言い直すと、医者って職業
の中に好きではない部類の
ヒトが多い、って訂正する、
とか何とか。。。

それに輪を掛けて獣医が
とっても胡散臭い商売に見えて
仕方が無いらしい。

今まで会った既に50~60人
を優に超える、もしかしたら
70~80人とかになっちゃう
かも?の獣医の中で本当に信頼
出来ると思える獣医は3人
居たか否かとか。

それでも失礼が無い様、
あたしの受診の時には、丁重に
下でに出てる。。。
。。。つもりらしい。。。
だけど。。。
もう敵意丸出しなのが、あたし
には見え見え。。。
凄く疑わしい表情して彼等を
見てるゎ。

微笑んでるらしいんだけど、
大きなマスクしてても引き
攣ってるのが解るし、目の奥は
けして笑ってない。

獣医療って、ヒト医療の何億倍も
未知な部分が有り過ぎ、って心から
信じて疑わないおばはんは、その
未知のモノに+α、勉強不足が
加味されたら大変な事。。。

忙しいのは解る、って。。。
だけど忙しいからって学会に
顔位出さなきゃ、内外の論文位、
読まなきゃ。。。
医学は言われてる様に日進月歩
なんだから。。。

ヒトは時代の子って言われてる
。。。ゆき達動物だって例に
漏れずなんだけどねぇ、と。

情報が先輩や同期、製薬会社、
偶に目を通すだけの雑誌だけから
なんて有り得ない、って。

あたし達も生きてる。。。

沢山会う心疾患だと言われて
お薬飲んでる4本脚仲間達。

おばはんはザッとお話を聞く度、
はぁ~?と思う事が多いみたぃ。
口が裂けても言わないけど。

心臓の音を聴いただけで即、
ACE阻害剤。。。定期的にきちんと
検査をした結果、良く考慮した上
処方されたワケでもなさ気。
VHSも?。。。

勿論、飼い主の判断でECG、エコー
等の検査を望まない場合や望めない
場合は除外するだろうけど、って。

イヌに限っては大変、安易に
多くの子等が心臓病にされて
早い時期からお薬の処方を
されてるみたいに感じる、
実際、おまえもそうだったんだよ、
QRS、BP他、何も解らないでさ、
薬もへったくれも有ったもんじゃ
なかった(`_´)とか。

確かにイヌの場合、臨床症状の
無い段階での初期のACE阻害剤投与
に付いて、って賛否を闘わせる
事も多いみたいだし、実際、
論文自体余り存在しない。

やっと手にしたエナカルドに付いて
の症例は元々、VSD既往の子
だった。。。

上地教授曰くは、臨床症状が無い
と言っても、もうギリギリライン、
というニュアンス。。。