暁・誠の心と身体の健康

人として生きていく上で心と身体を健康に保つ情報を掲載します。

異年齢の中で育つという効用を考えたことありますか?

2006-07-06 23:51:26 | Weblog
おじいさんやおばあさんといった老人の方といっしょに住んでいた子どものほうが、
精神が健やかであるという話があります。

人と人が世代を超えて、まじわること。歳をとった人が、つぎの世代とかかわりを持つこと。

性格心理学を専門とする、東京国際大学教授の詫摩武俊先生のご意見ですが
とても大切な事を気づかせてくださいます。

《いまの老人は長生きになりましたので、祖父母が4人そろっているということが
私の教えている大学生くらいになりましてもめずらしくなくなってきたんですね。
ところが、おじいさんがなにをしてきた人なのかとその大学生たちに聞いても、
知らない、と言う。

おばあさんのことも、みんな知らない。極端な人では名前も言えないという学生もいます。
だから、なにかを教わったということもない。

つまり、祖父母と孫との関係が非常に希薄になっているのです。
祖父母と孫というと、だいたい年齢差が50年あるのですが、伝わっているものが
あるかというとないんですね。
日本の歴史は勉強して知っていても数十年前の、生活に根ざしたこと、
智慧のようなものは伝わっていないのです。

子どものときに老人と接する機会を持つことは、その人の成長に大きく影響します。

たとえば、老人はどうしても身体の自由が利かなくなりますから、自然、
肉体的精神的に支える場面が増える。思いやることと、感謝されるということを、
老人と住んでいる子どもは自然に学ぶことができるのです。

また、現代の子どもというのは、自分の親や祖父母が亡くなる瞬間というのに
居合わせることが非常に少なくなってきています。
人の死の瞬間というのはとても荘厳なもので、たいへん印象に残るものなのです。
いままで生きていたおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなってしまうというのは
4歳の子どもは4歳の子どもなりに、中学生の子どもは中学生の子どもなりに、
やはり、なにかしら深い感銘を受けるんです。

死んでいく姿を見せるということは親が最後に果たす役割なのかもしれませんね。
朽ちていく姿を見せていくというのも長老の役割といえばそうなのかもしれません。》

かっての大家族ではそれが当然でした。
核家族社会の現在、それが難しくなっています。

核家族化と青少年の問題は大いに関係があります。

信頼する祖父母を失って、精神のバランスを失って情緒不安定になったケースは
よくあります。

異年齢と接する機会を心がけることはとても大事なことです。

小さいときから、地域の大人や、親の友人関係と交流をもたせたいものです。

親子心理教育センターより

社長はお茶くみ業

2006-07-06 23:28:21 | Weblog
毎日メールをいただくので皆さんも参考にどうぞ!!
松下幸之助一日一話
PHP研究所編7月 6日

 戦後、世間一般の風潮として、社長の言うことだからといって、それがスッと聞かれるというわけにはいかなくなった。だから形の上では命令することがあっても、実質はお願いするという気持を心の内に持たなくては、社長の職責がつとまらなくなったわけである。
 そういう心持になったなら、社員の人が仕事をしてくれれば「いやどうもありがとう、ほんとうにごくろうさま、まあお茶でも一杯」ということにもなる。そういうことから、以前私は、社長は“お茶くみ業”だと考え、人にも話したことがある。もちろん実際にお茶くみをするわけではないが、そういう心持になることが大切ではないかということである。