暁・誠の心と身体の健康

人として生きていく上で心と身体を健康に保つ情報を掲載します。

ゼロ以上の人間に

2008-05-31 12:13:39 | Weblog


松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月31日

 ゼロ以上の人間に

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 人間の生活はすべてのことが自分ひとりではできない。着物にしても食べものにしても、他の人の労作によってできたものだ。そのかわり自分もなんらかの労作を他人に与えて生活が成り立っている。つまり労作の交換である。この労作を交換しない、もらうばかりで与えるものがないというのでは役に立たない。これはマイナスである。プラスとマイナスがゼロ以上でなければ役に立つ人間とは言えない。
 たとえば反物を三反もらったら、それを四反にして提供する人になるということだ。精神面でもこれは同じである。人に対してより高い考え方を与える。これが人と生まれて社会に役立つ人間の姿であろう。

「電車」で生まれる「あい」とは?

2008-05-29 00:13:37 | Weblog
「電車」で生まれる「あい」とは?

(2008年5月26日更新)

 インターネット掲示板への書き込みから生まれた『電車男』(中野独人著)。この人気作品が、本になり、映画やドラマになったことは皆さんもご存知でしょう。電車の中で困っている女性を助けた主人公が、見事に彼女との愛を実らせる物語です。
 ところで、このストーリーを題材に、ある人気落語家が小咄を作りました。テーマは「恋愛のほかに、電車のなかで生まれる『あい』とは?」。
 さて、皆さんは何だと思いますか? その答えは「ゆずりあい」です。お年寄りや身体の弱い乗客に席をゆずったり、満員電車から降りようとする人のために身体をずらしてみたり。そうした「ゆずりあいの精神」が、快適で明るい車内をつくるのは言うまでもないでしょう。
 もちろん電車の中では、他にもさまざまな「あい」が生まれます。たとえば、意外な人との「出会い」があります。見知らぬ同士の心と心の「ふれあい」もあるでしょう。
 そうやって考えてみれば、職場で一緒に働いている同僚や、仕事でいつも対面する取引先の人たちも、「会社」という名の「電車」に偶然に乗り合わせた仲間同士といえるかもしれません。
 顔を合わせる回数が多い分、出会いも多いはずです。思いやりとやさしさで、すばらしい「あい」をたくさん育んでいただきたいと思います

失敗を素直に認める

2008-05-29 00:05:21 | Weblog

松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月28日

 失敗を素直に認める

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 たとえ、どんな偉大な仕事に成功したという人でも、何の失敗もしたことがないといった人はいないと思います。事に当たって、いろいろ失敗して、その都度そこに何かを発見し、そういうことを幾度となく体験しつつ、だんだん成長していき、ついには立派な信念を自分の心に植えつけ、偉大な業績を成し遂げるに至ったのではないでしょうか。
 大切なことは、何らかの失敗があって困難な事態に陥ったときに、それを素直に自分の失敗と認めていくということです。失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。

スイカ

2008-05-28 00:22:10 | Weblog
スイカ   (ウリ科スイカ属:1年草:草丈 ~ センチ:花期 ~ 月)

薬効
利尿

分布生育場所
科名:ウリ科/属名:スイカ属
和名:西瓜/学名:Citrullus lanatu
アフリカ原産とされ、各地で栽培


(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

砂地などを好む蔓(つる)植物で良く枝分かれして四方に伸びる
全体に毛があり、枝の節から巻きひげが出る
葉は、互生、大きく手状に深裂する
花は、淡黄色で雌雄異花、早朝に咲いて昼ころにはしぼむ、雌花の花冠(かかん)の下に球形の果実が大きく育つ、これが、八百屋やスーパーで売られている、スイカです。



採集と調整






薬効・用い方
中国料理では、スイカの種子の仁(中身)を滋養強壮として食べるという

果肉は、尿の出を促し、むくみを取るといい、急性腎炎などの、むくみに効果があるという


西瓜糖:生の果実を小さく切って、弱火で約一日煮詰めたものを、ガーゼで濾して、再度煮詰めて、アメ状に煮詰めたものを、西瓜糖といい、冷めてから、瓶詰めして密栓をして冷暗所に保存すると、2~3年は保存ができるという。
これは、利尿作用があり、小さじ1杯を、約0.2リットルのお湯に溶かして、一日3回食間に飲むという





その他
スイカは、中国大陸の一部では、8世紀ころから栽培されていたといい、西城から種子が日本に渡来した瓜(うり)ということから西瓜になり、これをそのまま読んで、スイカになった

また、京都では、サイウリと上品な表現で表すという




 誠意が基本

2008-05-28 00:02:52 | Weblog


松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月27日

 誠意が基本
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 経営を進めていく上で、もっとも困難があろうと思われるのは販売です。製造には新しい発見や発明がよく考えられますが、販売にとりわけの妙案が生まれることはなかなかむずかしいでしょう。
 それでは、そのように妙案奇策のあまりない販売の世界で特色を発揮し、販売を成功させるために何が基本になるかというと、結局はお互いの誠心誠意ではないでしょうか。どうすればお得意様に喜んでいただけ、どういう接し方をすればご満足願えるかを常に考えることが何よりも大切で、そういう誠意が根底にあってこそ、その人の言葉、態度に深い味わいも生まれ、販売力もまた高まっていくと思うのです。
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アジサイの薬効

2008-05-26 23:39:35 | Weblog
アジサイ(ユキノシタ科アジサイ属:落葉低木:樹高 ~2メートル:花期 ~7月)

風邪 解熱

分布生育場所
科名:ユキノシタ科/属名:アジサイ属
和名:紫陽花/生薬名:紫陽花(しようか)/学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
本州中部以南に自生するガクアジサイから、日本で改良された園芸種。庭、公園などに植栽。
本州中部地方中心の半木陰に自生するタマアジサイ、本州日本海側~東北地方の木陰に自生するエゾアジサイ 、奥只見近辺のエゾアジサイ、日光杉並木のクサアジサイ



(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

茎は群がって伸びて群生する。
葉は、対生、広卵形で先端は尖り縁には鋸歯(きょし)があり、長い柄がある。
花は、6~7月ころ3~5枚のガクが花弁のように発達して半玉状に群がって咲く。
色は、アジサイ(紫陽花)のように、美しい青藍色の中性花で、日本各地でアジサイを植栽している。
園芸用に多種のアジサイが改良されているという。



採集と調整
アジサイの花が咲いている時期に花を採取して、細かくちぎって日干しにして乾燥させます。
これが生薬名で、紫陽花(しようか)といいます。





薬効・用い方
民間では、紫陽花(しようか)を、風邪で発熱や咳などの場合に、1日約10グラムを水0.5リットル程度で半量まで煎じて、かすを除いて、食間に3回に分けて服用するという。

紫陽花(しようか)には、花の色素アントシアニン、有機酸3-カフェオイルキナ酸、3-パラクマロイルキナ酸、配糖体・ヒドラゲノシドAを含有。





その他
日本には、日本海側や東北に自生するエゾアジサイ、山地に自生する、ヤマアジサイなどがある。

名前の由来は、「和名抄(わみょうしょう・934年頃)」には、白氏文集律詩に云(い)う、紫陽花、和名安豆佐為(あつさい)」という記述がある。
これは、安豆(あつ)とは、集まるという意味をあらわし、佐(さ)は、真を意味し、為(い)は、藍(あい)を意味して、「真の藍色(あいいろ)の集まり」という花の様子から、安豆佐為(あつさい)と名がつき、安豆佐為(あつさい)が転訛(てんか)して、アジサイの名がついたという。


「シーボルト」と「お滝さん」
シーボルトが日本(長崎)に住んでいたとき、日本の妻「お滝さん」を、オタクサと発音したという。
シーボルトは、アジサイの花を、ことの他好きだったらしく、アジサイの学名を、ハイドランジア・オタクサとつけた。(その後、ハイドランジア・マクロフィア・ヴァル・オタクサと変更)
植物学の創世記には、新種の植物を発見した場合には、自分の妻や娘などの名をつけることが流行ったといい、当時の楽しい名づけが想像できますが、現在は禁止されているという。

医者として植物学者として名を残した、シーボルトは、膨大な数の桂川甫賢などが書いた「日本の植物図」を、植物学者・ツッカリーニに送った。
ツッカリーニは、シーボルトの植物画をもとに、「日本植物誌」を編纂した。これには、発見した新種の植物にも、「ツッカリーニ・エト・シーボルト(ツッカリーニとシーボルト)」と2人に名が付いていて、このことから、シーボルトが植物学者としても名を残すことになった。

また、桂川甫賢(「解体新書」を訳した桂川甫周の養孫)という人は、シーボルト来日の約50年前に来日した、ツュンペリーという植物学者に協力して、日本の植物のことを教えている。


不要なものはない

2008-05-26 23:35:30 | Weblog
松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月26日

 不要なものはない

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 みなさんは、いろいろな立場にお立ちになっておられると思いますが、私はどんな立場でも、この立場はいけない、この仕事はまずいということはないと思います。どの仕事が必要でなくて、どの仕事が必要であるということはないのです。この世に存在するものは、すべて必要である、というように考えていただきたいと思うのです。
 そしてそうした考えに立って、要は自分には何が適しているか、何が向いているか、自分はどういうところに自分の使命を見出し、そこに打ち込むべきであるかということを、みずから考え、そしてそこに信念を持つことが大切だと思います。

社長は徳、副社長は賢

2008-05-25 19:21:51 | Weblog
松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月25日

 社長は徳、副社長は賢
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 人の組み合わせというのは、微妙なものだと思う。たとえば、会社の場合、非常に優秀な二人の経営者が社長と副社長になっても、相性が悪いとうまくいかないものである。
 総じて、どの会社でも、社長が積極的で、副社長は女房役といったところが多いが、原則としては最高首脳者はおだやかで、次席がバリバリやる方が望ましいようだ。つまり経営者の組み合わせとしては、社長はお人柄で、副社長は実行力に富む、といったあり方が安定感があるように思う。
 王は徳をもって立ち、その下に賢相がおれば、物事が徳望によって行なわれるという。企業の経営についても同じことが言えるだろう。

アケビ      

2008-05-25 02:09:58 | Weblog
アケビ        (アケビ科アケビ属:落葉蔓性低木:花期 4~5月)

薬効
肝炎 尿道炎 膀胱炎によるむくみ(浮腫・水腫)(利尿) できものの洗浄    
           
分布生育場所
科名:アケビ科/属名:アケビ属
和名:木通/生薬名:木通(もくつう)/木通子(もくつうし)/学名:Akebia quinata
本州、四国、九州の日当たりのよい山野に普通にみられる。
ミツバアケビの花と幼果


(←拡大画像はクリックします)上段/雌花、中/雄花、下/雌花と雄花

見分け方・特徴

他の植物に左巻きに巻き付いて成長していきます。葉は楕円形の小葉5枚が掌状についた複葉です。
小葉の形は細長い長楕円形をしています。日本にはほかにミツバアケビとゴヨウアケビがあり、ミツバアケビは、3出複葉で3小葉の葉縁がやや波型になっています。
ゴヨウアケビは5枚の小葉からなる掌状複葉で、小葉はミツバアケビ゛のようにふちが波型になっています。
いずれも薬用としての効き目に変わりはありません。
葉に新葉とともに短枝上に暗紫色の花を房状につけています。
花のがくは3片からなっていて、花弁はありません。
秋には5センチから6センチの楕円形の果実をつけ、成熟すると縦裂して半透明の果実と黒い小粒の種子が現れます。(アケビの果実)



採集と調整
アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの肥って木質化したつる性の茎を晩秋に採取し、10センチ程度の長さに切り天日に干して乾燥し、うすく輪切りにします。
これを生薬名で木通(もくつう)といいます。
また、実を乾燥したものを木通子(もくつうし)といいます。



薬効・用い方
木通子(もくつうし)は、腎臓炎、尿道炎、膀胱炎などのむくみに利尿剤としての効き目があります。
1日量木通(もくつう)3~6グラムに、水0.5リットルを加えて、弱火で煎じながら約半量まで煮詰めて布でこしたものを、3回に分けて食前か食間に服用します。
この煎汁はできものの洗浄に外用薬として利用することもできます。



その他
柔らかいつる先と若い葉を、熱湯でゆでてあくを抜き十分水気をとり、すりごま、醤油、みりん、ハチミツを加えて和えます。マヨネーズ和えにしても、おいしく食べることができます。

果実皮の油味噌いため:果実皮を熱湯で、ゆでて一晩水にさらし、細かく切って油でいため、味噌とみりんで味付けをします。

アケビ細工:アケビのつるは強靭なので、皮をはいで、いすやバスケットなどを作る材料に使われています。アケビ細工はミツバアケビが適しています。

アケビの果実は秋になると、つるに小さいバナナの形をして2~3個づつ垂れ下がります。成熟すると割れて半透明のゼリー状の果実が表れます。
甘い味がして、中に混入する黒い種子には、反対に強い苦味があります。

名前の由来は、果実が熟すと実がさけるので、「開け実(アケミ)」から転訛(てんか)して、アケビの名になったという説や、古くに、朝廷に献上したという果実が割れない「むべ」という、アケビに似た果実と比較して、「あけむべ」から転訛(てんか)して、アケビの名になったという説があります。
また、漢名の「木通(もくつう)」とは、つるを切って吹いたり吸ったりすると、空気が通るからついた名だという。



 事業は人なり

2008-05-25 02:06:34 | Weblog
松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月24日

 事業は人なり

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 「事業は人なり」と言われるが、これは全くその通りである。どんな経営でも適切な人を得てはじめて発展していくものである。いかに立派な歴史、伝統を持つ企業でも、その伝統を正しく受けついでいく人を得なければ、だんだんに衰微していってしまう。経営の組織とか手法とかももちろん大切であるが、それを生かすのはやはり人である。どんなに完備した組織をつくり、新しい手法を導入してみても、それを生かす人を得なければ、成果も上がらず、したがって企業の使命も果たしていくことができない。
 企業が社会に貢献しつつ、みずからも隆々と発展していけるかどうかは、一にかかって人にあるとも言える。



シソ(アカジソ)

2008-05-23 23:46:55 | Weblog
シソ(アカジソ)     (シソ科シソ属:1年草:草丈 ~60センチ:花期 ~9月)

薬効
便秘 食欲不振 消化不良 気管支炎(気管支カタル) せき・たん ノイローゼ(神経症)
花粉症           
分布生育場所
科名:シソ科/属名:シソ属
和名:紫蘇/生薬名:紫蘇葉(しそよう)/蘇葉(そよう)/紫蘇子(しそし)/学名:Perilla frutescens
日本全国で広く野菜のひとつとして栽培。
八百屋では大葉(オオバ)と呼ばれ、薬効もあるアオジソ


(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

シソの草丈は60センチくらい、茎は四角で葉は広卵形で縁にギザギザがあり茎に対生します。植物全体に高い香りがあり、茎葉とともに紫色で甘香があります。
9月ころに枝端に淡紫色の花を穂状に多数つけます。
品種が多く、茎葉が緑色で花が白色のアオジソ、葉がちりめん状にしわの多いものをチリメンジソ、両者の性質をもったアオチリメンジソ、表面が緑色で裏面が紫色のカタメンジソなどがあります。



採集と調整
シソの葉は6~7月の開花前に採取し始めて、半日程度日干しにした後に、風通しのよい場所で陰干しにします。これを生薬で紫蘇葉(しそよう)または蘇葉(そよう)といいます。
10月ころに種子を採取して陰干しにしたものを、生薬(しょうやく)で紫蘇子(しそし)、茎だけを天日で乾燥したものを紫蘇梗(しそこう)といってそれぞれ薬用にします。
シソの精油は一般的には出穂期までが含量が多いので、7~8月の開花期前に枝葉をつみ取るか、葉だけを乾燥させて冷暗所に保存しておきます。

また、シソにはアオジゾとアカジソの両系統がありますが、アカジソを薬用に使用します。
八百屋さんやスーパーで販売している、大葉とはアオジソの葉です。



薬効・用い方
シソの葉には殺菌、防腐、解熱、解毒作用があり、昔から梅干の着色、着香料や刺身のつまに用いられています。
ノイローゼ、ストレスなど気分がすぐれない場合や芳香性健胃、整腸、胃神経症、鎮静、せきなどに1日量5~10グラムに水0.4リットルで煎じて半量まで煮詰めて2~3回に分けて食前に服用します。
果実・紫蘇子(しそし)は鎮咳去痰、便秘によく効きとされて、茎の紫蘇梗(しそこう)は気分のもやもやを取り去り食欲不振、消化不良に有効とされています。
いずれも、1日量5~10グラムに水0.4リットルで煎じて半量まで煮詰めて2~3回に分けて食前に服用します。
慢性気管支炎の治療には、シソ葉と生姜(しょうきょう)を10:1で、煎じて毎日朝夜の2回服用をします。

サバなどの青みの魚の蕁麻疹(じんましん)には、シソ葉の粉末を小さじ1杯と熱湯を入れて飲用します。

栽培は、日当たりのよい土地で肥沃で排水の良い場所が最適です。種子は3月下旬から4月上旬に直播します。

浴湯料には、神経痛、腰痛、リューマチ、痔、打ち身、精神安定に葉や果実を採り、残った茎を浴槽に入れて入浴します。

薬用酒は、整腸、鎮痛、健脳、利尿に葉や種子を使用してホワイトリカーに漬けて薬用酒にします。



その他
シソの名前の由来は、「延喜式(えんぎしき・927)」に記述があり、「伊勢国、蘇子(いぬえのみ)一升、尾張国、紫蘇子(しそ)各 五升」とあります。
このイヌエとは、シソの古名ですが、エとは同じシソ科のエゴマのことをいい、エゴマに似て非なる(イヌ)植物として、イヌエと名づけられたといいます。

中国中南部地方原産で、日本には奈良、平安時代に渡来して薬用や香味用食品として現在まで各地で栽培されてきました。
古書には「その子(紫蘇子(しそし))は血行をよくし、寒を去り、内を温め、風邪を去り、痰を消し、肺を利し、喘を安く、胃を開き、食を進め、胎を安くす」と薬効を説明しています。「大和本草」には「紫蘇」を「葉の表裏ともに紫色で、香気があるものを佳品としています。」、また「採取は梅雨の前後にすみやかに葉をつみとること」と記述されています。

シソには、シアニジンやアレルギーを抑える抗ヒスタミン成分が多く含まれていて、アトピー性皮膚炎に効果があることが確認されて注目されています。
香気成分は、シソ油(精油)、ペリラアルデヒドなどで防腐作用があります。




社長は心配役

2008-05-23 23:42:56 | Weblog



松下幸之助一日一話
PHP研究所編

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 5月23日

 社長は心配役

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 社長というものは、従業員が1万人いれば1万人の心配を背負っていくものです。ですから、心配で夜も眠れないというときもあります。眠れないからつらい、苦しい。しかし、そのように心配するのが社長の仕事なのです。そのために死んでも、それは早く言えば名誉の戦死ではないか、そう考えるところに社長としての生きがいも生まれてきます。
 社長が心配しないでのんびりやれる会社などあり得ない。眠れなかったり、煩悶したりしている姿こそ社長の姿で、そこに社長としての生きがいがある。そういう考え方に立つことが、激動の時代である今日の経営者には求められているのではないでしょうか。

消炎、利尿、催乳、胃痛、消化不良

2008-05-22 20:03:35 | Weblog
【起源植物】  タンポポ
【 生薬名 】  蒲公英根
【 科 名 】 キク科
【 別 名 】  
【薬用部位】 根
【 主成分 】 苦味質
【 薬 性 】 気味は苦甘寒、帰経は肝胃に属す
【 効 能 】 ●消炎、利尿、催乳、胃痛、消化不良、10~15gを煎服
●ヨーロッパでは肝炎に利用している
●セイヨウタンポポ、シロバナタンポポともに薬用に使う
【 備 考 】 ●乾燥根を炒って粉末にしたタンポポコーヒーはおいしく、ノンカフェインの飲み物として人気がある
●葉はお浸しにしたり、根をキンピラにして食べる


感心する

2008-05-22 19:42:11 | Weblog
5月22日
感心する
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 同じように人の話を聞いても、「なかなかいいことを言うなあ」と感心する人もあれば、「なんだ、つまらない」と思う人もいる。どちらが好ましいかというと、もちろん話の内容にもよるだろうが、「いいなあ」と感じる人の方により多く、その聞いた話の内容から仕事に役立つような何かヒントを得て、新しい発想をするといったようなプラスの価値が生まれてくるだろう。ちょっとしたことだけれども、人生とか事業の成否のカギは、案外こうしたところにあるのではないかと思う。人の意見を聞いて、それに流されてはいけないが、お互いにまず誰の意見にも感心し学び合うという柔軟な心を養い高めていきたいものである。

ヨモギの効用(漢方)

2008-05-21 23:43:50 | Weblog
ヨモギ      (キク科ヨモギ属:多年草:草丈 ~100センチ:花期 8~10月)

薬効
胃酸過多・胸やけ 胃弱・胃下垂・胃アトニー 便秘・下痢 鼻血(はなぢ) 食欲不振 腹痛
痔 ぜんそく(気管支ぜんそく) 血尿 神経痛(しんけいつう) 腰痛 こしけ

分布生育場所
科名:キク科/属名:ヨモギ属
和名:蓬・艾/学名:Artemisia princeps
日本全土の日当たりのよい山野、道端に群生。
本州の近畿地方以北~北海道の山地に自生するオオヨモギ


見分け方・特徴

地下茎は横にのびて、茎はよく枝分かれします。葉は菊の葉に似ていて互生、形は楕円で羽状に深裂しています。葉の裏は毛でおおわれ、灰白色をしています。手でもむと良い香りを放ちます。
花は茎の先の分かれた、枝先に頭状花を複総状花序につけます。色はうすい褐色、花序は5~6個の筒状花で構成されています。1つの花の大きさは巾1.5ミリ程、長さは3ミリ程度で全部下向きに咲きます。
花の時期には、茎の下部の葉は枯れ、中央部から上部の葉だけとなります。
葉の付け根に小さな葉(仮托葉・かりたくよう)があることでオオヨモギと区別する



採集と調整
花のつかない6~7月頃によく成長した茎葉を採り、日陰でよく乾燥したものを艾葉(がいよう)といいます。
民間では、根をよく用いますが、根は採取したらよく水洗いしてから、乾燥したものを用います。



薬効・用い方
艾葉(がいよう)は体を温め、胆汁分泌促進、食欲増進、止血、冷えによる腹痛、胸焼け、下痢、便秘、鼻血の止まらないとき、血尿、痔等には、1日量5~8グラムに、水0.5リットルを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、食間に服用します。
高血圧、神経痛、胃腸の弱いのには新鮮な若い茎葉を絞って青汁をつくり、砂糖を加えて服用します。
ヨモギには、クロロフィル(葉緑素)殺菌作用、免疫のインターフェロン増強作用。やカルシウムが豊富に含まれています。

ヨモギ酒:ゼンソクには、根300グラムを1.8リットルの清酒に漬けて半年以上熟成してからこし、ヨモギ酒とし1回20ミリを1日、3回服用します。

ヨモギ風呂:腰痛には、艾葉2~300グラムか生の葉600~1000グラムを、木綿袋に入れて煮出します。それを沸かした風呂に入れてヨモギ風呂にします。

塗布:切り傷、虫さされ、かゆむ止めに生の葉を絞り塗布。ヨモギと適量の水をトロ火で数時間煮つめて湿疹などに使用。

ヨモギは、生の若葉をゆでて水にさらしてアク抜きをして、てんぷら、ゴマあえ、辛しあえ、油いため、汁の実にします。

灸:灸に使う「もぐさ」は、5月ころの若葉を採り、天日で良く干して、からからに乾燥したものをよくもんで腺毛(せんもう)を集めたものです。灸は白血球が増えて血のめぐりがよくなり、保温にもよいとされます。



その他
別名「モチグサ」と呼ばれて、昔から草もち・ヨモギ餅などで親しまれている薬草のひとつです。
特に、新潟ではヨモギで作った「笹だんご」が有名です。新潟の餅米をヨモギ餅にして、あんこを詰めて、丸くして笹で包んで蒸します。1年中ありますが、特に5月~6月の新鮮なヨモギの新芽を使用した「笹だんご」は、さらに香ばしくて味覚をそそります。

ヨモギの名前の由来は、四方に根茎を伸ばして繁茂するという意味から、四方草(よもぎ)という説や良く燃えるということから善燃草(よもぎ)という説があります。
葉裏の毛を集めたものが、燃え草という意味から艾(もぐさ)といい、それに葉がついて艾葉(がいよう)という漢名が生まれました。
また、ヤイト(灸・きゅう)グサという別名や草餅の原料に用いられることからモチグサとも呼ばれます。

ヨモギ、ブタクサ、オナモミなどは大群落を作ることがあり、大量の花粉を飛散するので日中の空気の乾燥して湿度が低いときに、花粉が飛散する可能性があり、このような植物の群落の中に入ることは避ける注意が必要です。

ヨモギは、約400年前に織田信長が「黒色火薬」を作った原料として用いられました。
「黒色火薬」は、硝石(硝酸カリウムの結晶)と硫黄(いおう)、黒炭を原料にしますが、ヨモギには、硝石(硝酸カリウムの結晶)の原料になる硝酸を約2000ppm含有していて、ヨモギを何度も醗酵させて純度の高い硝石(硝酸カリウムの結晶)を作り出して使用します。