今日より明日へ

平成20年7月、肺ガンと宣告された父(74歳)。

平成20年10月25日、永眠しました。。。

兄の想い

2008年11月21日 | その他
先日の解放の記事を読んだ長兄から、こんなメールが来ました。


ブログ読んだよ。

俺は今回の事(父ちゃんの死)で、なんて言うんだろう…死に対する概念が変わったんだよね。
今までだって、人の死に直面した事(友達が死んだ事もある)がなかった訳ではないんだけど、今回のは感覚的にこれまでのものとは全く違ったね。

これまで俺は【死】というものが、とてつもなく寂しく怖いものだと思っていた。
しかし、父ちゃんの死によって「あっ…人ってやっぱり死ぬんだ。というか死ななくちゃいけないんだ」ってね。

もちろん、自分の親が不死身であったり、不老不死であるみたいな荒唐無稽な事を考えていた訳ではないが、それはどこか現実味がなく想像のつかない出来事のような気がしていたというかね。

そして今回、子供の頃強いと思っていた父ちゃんが、自然の摂理通りに死を迎えた…

死への恐怖が無くなったとかではなく、受け入れられるようになった気がする。


それぞれ、それぞれの何かを乗り越える事ができたようです


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筑紫哲也氏を偲ぶ

2008年11月12日 | その他
11月7日、ジャーナリストの筑紫哲也氏がお亡くなりになられました。

今夜はその筑紫さんの追悼番組をやっていました。

1年半に渡る壮絶なガンとの闘い。
緩和療法を勧められても、最後まで諦めずに治療を止めなかったそうです。

父と1歳違いの73歳。
同じ肺ガン。
また偶然にも、筑紫さんの奥様のお名前が、我が母と同じ名前です。

何だか他人事のように思えません・・・

筑紫さんのご冥福を心よりお祈りいたします。


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解放

2008年11月11日 | その他
実は私、日曜日の朝だけ新聞配達をしているのですが、父が倒れて寝たきりになり、
暫くして幽体離脱の話を聞いてから、一人で配達に行くのが怖くなっていました。

ところが、前回の記事のY子の話を聞いてから、何故だか怖さがなくなり、
一人で配達に行けるようになりました。(それまでは、主人に付き合って貰っていました

また埼玉に住む妹は、父の葬儀を終え埼玉に戻った後も、ふと父の事を思い出しては、涙が出て仕方なかったらしいのですが、Y子の話を聞いてから、不思議と涙が出なくなったそうなのです。

私たち姉妹の心を支配していた何かに解放されたかのように、今はとてもスッキリとした気分です。


(父永眠の日、長兄が病室の窓から見える霧島山を撮っていました)

さて父の最期の日記ですが、記憶が新しいうちに書かなきゃと思っているのですが、
私生活の方で色々乗り越えないといけない出来事があり、まだ書く気持ちになれません。

でも、近いうちにUPしなきゃと思っています。


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不思議な話

2008年11月06日 | その他
以前の日記にも書きましたが、私には霊感の強い従妹Y子がいます。

そのY子が今度はこんな話をしたそうです。

「あんな~、おっちゃん(父)が亡くなった瞬間な、鼻が黒い中型犬が駆け寄ってん。
 めっちゃ喜んどったわ。そんな犬おったかぁ?」


Y子の母親は「そんな犬、おらんで~」と話したそうなのですが、実は・・・居たのです。

実家で初めて飼ったワンコが、チロという柴犬でした。
10数年前にチロは亡くなり、その後、白いマルチーズのテリー・ハスキー犬のジョンと
飼っていたのですが、みんな亡くなり、今はペットは飼っていない実家です。
どうやらその初代のチロが、父に大喜びで駆け寄っていったらしいのです。

そしてその後、たっくさんのご先祖様が迎えに来て、父は“あの世”へ旅立っていったそうです。


Y子は、色んな人の死に行く魂を見ているのですが(Y子の父やおばあちゃん等)
今回のように、こんなに沢山のご先祖様が迎えに来たのは初めてだと言っていたそうです。


なんとも不思議な話ですが、もしこれが本当ならとっても嬉しいです。
父が、独り寂しい思いをしていないのなら、本当に良かったと心から思います。



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