昨夜まで妹家族が実家に泊まっていたので、実家はとっても賑やかでした。
それでも夜になり孫たちが寝静まると、母は寂しいような怖いような気持ちになるそうです。
夜中言い知れぬ不安を感じ、部屋の入口に視線を送ったり、耳を澄ましたり…
怖ければ、目を閉じ耳を塞げば良いのに、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、怖がり屋さんはそんなものなのです。
かく言う私も怖がりで、夜道などは後ろを振り向かずにおれません。
母もそのクチで、妹家族が下に居ると分かっていても、無性に不安になるそうなのです。
(母は二階で寝ています)
そこで今夜は、私と娘が実家に泊まりに来ています。
私もいつまでもは居れませんが、昨夜まであまりに賑やかだったので、急に一人ぼっちになるのは耐え難いだろうから、少しずつ慣らしていく事にしました。
私は、娘が横で寝ているので怖くはありません。
ただ一つ心配なのは、ゴキブリの出没です。
どうか暫くは、大人しくしててくれ…と願うだけです(^-^;)
今日は妹が声を掛けた時だけ、声を発しましたが、私が帰る前にももう一度声を出しました。
「父ちゃん、そろそろ帰るからね」
「…」
「H子(妹)達が帰って、母ちゃんが寂しいんだって」
「あ~」
「だから今夜は、ウチが泊まる事にしたからね」
「あ~…ん~…」
父も母の事が一番気掛かりなんだと思います。
他の事にはうんともすんとも言わないのに、母の話題にはしっかり反応した父でした。
それでも夜になり孫たちが寝静まると、母は寂しいような怖いような気持ちになるそうです。
夜中言い知れぬ不安を感じ、部屋の入口に視線を送ったり、耳を澄ましたり…
怖ければ、目を閉じ耳を塞げば良いのに、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、怖がり屋さんはそんなものなのです。
かく言う私も怖がりで、夜道などは後ろを振り向かずにおれません。
母もそのクチで、妹家族が下に居ると分かっていても、無性に不安になるそうなのです。
(母は二階で寝ています)
そこで今夜は、私と娘が実家に泊まりに来ています。
私もいつまでもは居れませんが、昨夜まであまりに賑やかだったので、急に一人ぼっちになるのは耐え難いだろうから、少しずつ慣らしていく事にしました。
私は、娘が横で寝ているので怖くはありません。
ただ一つ心配なのは、ゴキブリの出没です。
どうか暫くは、大人しくしててくれ…と願うだけです(^-^;)
今日は妹が声を掛けた時だけ、声を発しましたが、私が帰る前にももう一度声を出しました。
「父ちゃん、そろそろ帰るからね」
「…」
「H子(妹)達が帰って、母ちゃんが寂しいんだって」
「あ~」
「だから今夜は、ウチが泊まる事にしたからね」
「あ~…ん~…」
父も母の事が一番気掛かりなんだと思います。
他の事にはうんともすんとも言わないのに、母の話題にはしっかり反応した父でした。
今日は父の74歳の誕生日です。
正直な話、まさか父が誕生日までもつとは思いませんでした。
もう目を開けているのも辛そうな父。
何をプレゼントしようか迷っていました。
そんな時、昨日のカイシャさんのコメントで救われました!
そうだ!
明日はカセットデッキを持って行って、好きな演歌を聞かせてあげよう!!
早速、我が家の小さなカセットデッキと、実家から北島三郎・中村美津子・三橋美智也のカセットテープを持って行ってあげました。
父に聞かせると、目を見開いてジッと聞いているようでした。
夕方には、二人の兄が仕事帰りに相次いで来てくれました。
「おめでとう」を言いに…
父の反応はありませんでしたが、きっと心から喜んでいたに違いありません。
しかし今日は父にとって、とっても悲しい出来事がありました。
今日は、妹家族が埼玉へ帰る日だったのです。
17時過ぎの飛行機に乗らないといけないので、午前中にはお別れを言いに来ました。
それまで誰の問い掛けにも全く反応の無かった父でしたが、妹が病室に来て「父ちゃ~ん!」と声を掛けると、「んー…」と声を出しました。
声を発したのは一度だけでしたが、きっと精一杯の妹へのお別れの言葉だったのだと思います。
正直な話、まさか父が誕生日までもつとは思いませんでした。
もう目を開けているのも辛そうな父。
何をプレゼントしようか迷っていました。
そんな時、昨日のカイシャさんのコメントで救われました!
そうだ!
明日はカセットデッキを持って行って、好きな演歌を聞かせてあげよう!!
早速、我が家の小さなカセットデッキと、実家から北島三郎・中村美津子・三橋美智也のカセットテープを持って行ってあげました。
父に聞かせると、目を見開いてジッと聞いているようでした。
夕方には、二人の兄が仕事帰りに相次いで来てくれました。
「おめでとう」を言いに…
父の反応はありませんでしたが、きっと心から喜んでいたに違いありません。
しかし今日は父にとって、とっても悲しい出来事がありました。
今日は、妹家族が埼玉へ帰る日だったのです。
17時過ぎの飛行機に乗らないといけないので、午前中にはお別れを言いに来ました。
それまで誰の問い掛けにも全く反応の無かった父でしたが、妹が病室に来て「父ちゃ~ん!」と声を掛けると、「んー…」と声を出しました。
声を発したのは一度だけでしたが、きっと精一杯の妹へのお別れの言葉だったのだと思います。
一昨日、あんなに絶好調だった父でしたが、昨日・今日と とっても調子が悪そうです。
こちらからの呼び掛けに、ほとんど反応を示しません。
そんな父ですが、昨日は右手でベッドの柵を握り、上体を起こそうとしていました。
私が近づくと、私の肩に手を回し起き上がろうとしました。
妹夫婦が父の体を支えながら、少しだけ起き上がらせてあげました。
しかし20日も寝たきり状態で、いきなり起き上がると背骨に良くないと思い、すぐに寝かせました。
その後も2,3度、一人で起き上がろうとしていましたが、程なくして諦めたようでした。
今日はそんな元気もなく、ただただ寝ています。
熱を計ると38度ありました。
そんな父を残して家に帰るのは心が痛む思いでしたが、看護師さんに後を託し、帰ってきました。
家に帰って来た後もずっと父のことが気になり、夜9時過ぎになってから、もう一度病院へ行ってみました。
私の心配をよそに、父はイビキをかきながら寝ていました。
看護師さんに聞いてみると、熱は相変わらず38度あるとの事。
今日ほとんど反応がないのは、発熱でキツイのだろうという事でした。
父がよく寝ていたので、声も掛けず帰ってきました。
明日は父の74歳の誕生日です
何をして喜ばせてあげようかな・・・
こちらからの呼び掛けに、ほとんど反応を示しません。
そんな父ですが、昨日は右手でベッドの柵を握り、上体を起こそうとしていました。
私が近づくと、私の肩に手を回し起き上がろうとしました。
妹夫婦が父の体を支えながら、少しだけ起き上がらせてあげました。
しかし20日も寝たきり状態で、いきなり起き上がると背骨に良くないと思い、すぐに寝かせました。
その後も2,3度、一人で起き上がろうとしていましたが、程なくして諦めたようでした。
今日はそんな元気もなく、ただただ寝ています。
熱を計ると38度ありました。
そんな父を残して家に帰るのは心が痛む思いでしたが、看護師さんに後を託し、帰ってきました。
家に帰って来た後もずっと父のことが気になり、夜9時過ぎになってから、もう一度病院へ行ってみました。
私の心配をよそに、父はイビキをかきながら寝ていました。
看護師さんに聞いてみると、熱は相変わらず38度あるとの事。
今日ほとんど反応がないのは、発熱でキツイのだろうという事でした。
父がよく寝ていたので、声も掛けず帰ってきました。
明日は父の74歳の誕生日です
何をして喜ばせてあげようかな・・・
今日は絶好調な父。
元気な頃にやっていた「グ~」(エドはるみ)や、「1、2、3!」(世界のナベアツ)などを、
看護師さんに向かって連発していたそうです。
もちろん喋れませんので、手や表情だけですが・・・
今日は埼玉から、妹の旦那がやってきました。
夕方妹夫婦と末娘を病院へ連れて行ったのですが、その時にも「グ~」をして見せました。
また妹の旦那の手を握り、自分はまだこんなに力があるんだとアピールするかのように、
全身の力を右手に込めていました。
昨日浮腫んでいた左手は、少しはマシになっていました。
しかし今度は、今針が入っている左足が若干浮腫んでいたような気がします。
明日、パンパンになってなきゃ良いけど・・・
元気な頃にやっていた「グ~」(エドはるみ)や、「1、2、3!」(世界のナベアツ)などを、
看護師さんに向かって連発していたそうです。
もちろん喋れませんので、手や表情だけですが・・・
今日は埼玉から、妹の旦那がやってきました。
夕方妹夫婦と末娘を病院へ連れて行ったのですが、その時にも「グ~」をして見せました。
また妹の旦那の手を握り、自分はまだこんなに力があるんだとアピールするかのように、
全身の力を右手に込めていました。
昨日浮腫んでいた左手は、少しはマシになっていました。
しかし今度は、今針が入っている左足が若干浮腫んでいたような気がします。
明日、パンパンになってなきゃ良いけど・・・
父は血管がかなり細いそうです。
そのせいで、点滴の針がなかなか入らず、いつも看護師さんが苦労しています。
父が動く右手であちこち触るので、点滴は足から入れていました。
それが一昨日だったでしょうか、動かない左手の方に刺し変えられていました。
昨日までは何ともなかった左手でしたが、今日になってパンパンに浮腫んでいました。
いつもの1.5倍になっています。
右手との比較画像です。
何らかの理由で、点滴が漏れ出したようです。
父が点滴のチューブを引っ張ったのかなぁ・・・
少しでも早く浮腫みが取れるようにと、父の手を揉んだりさすったりしていました。
すると父が、酷いしかめっ面をして「痛い」と言っていました
ごめんごめん、父ちゃん。
いらんこっじゃったねぇ~
そのせいで、点滴の針がなかなか入らず、いつも看護師さんが苦労しています。
父が動く右手であちこち触るので、点滴は足から入れていました。
それが一昨日だったでしょうか、動かない左手の方に刺し変えられていました。
昨日までは何ともなかった左手でしたが、今日になってパンパンに浮腫んでいました。
いつもの1.5倍になっています。
右手との比較画像です。
何らかの理由で、点滴が漏れ出したようです。
父が点滴のチューブを引っ張ったのかなぁ・・・
少しでも早く浮腫みが取れるようにと、父の手を揉んだりさすったりしていました。
すると父が、酷いしかめっ面をして「痛い」と言っていました
ごめんごめん、父ちゃん。
いらんこっじゃったねぇ~
今日病院へ行くと、父の酸素マスクが鼻チューブ(?)に変わっていました。
父がすぐにマスクを外してしまうので、勝手が悪いのだろうと看護師さんが変えてくれたようです。
今日は、母を一日家でゆっくりさせるため、私と妹とでの看病でした。
朝いつものように、濡れタオルで顔を拭いてあげたり、氷枕を交換してあげたりしていました。
すると父が私達に何かを訴えています。
しかし何を言っているのか私達に中々伝わらず、父もイライラしているようでした。
夕方、しきりに顔を触ろうとする父を見て、声を掛けてみました。
「父ちゃん、コレ(鼻チューブ)が勝手が悪いんじゃないの?」
頷く父
「コッチ(酸素マスク)の方が良いんじゃない?」
頷く父
「もしかして、朝から言おうとしてた事って、この事だったの??」
頷く父・・・
こうして、酸素マスクをした父は、気持ち良さそうに寝始めました。
少しずつ体力も落ちてきて言葉も弱々しくなり、意思の疎通が上手くできません。
私や兄や看護師さんには遠慮して怒る事もないのですが、母や妹には怒りをあらわにします。
父の怒りに対してトラウマのある母には、それが恐怖のようです。
私が父の言葉や思いを理解し、母を守っていかなければと思っています。
父がすぐにマスクを外してしまうので、勝手が悪いのだろうと看護師さんが変えてくれたようです。
今日は、母を一日家でゆっくりさせるため、私と妹とでの看病でした。
朝いつものように、濡れタオルで顔を拭いてあげたり、氷枕を交換してあげたりしていました。
すると父が私達に何かを訴えています。
しかし何を言っているのか私達に中々伝わらず、父もイライラしているようでした。
夕方、しきりに顔を触ろうとする父を見て、声を掛けてみました。
「父ちゃん、コレ(鼻チューブ)が勝手が悪いんじゃないの?」
頷く父
「コッチ(酸素マスク)の方が良いんじゃない?」
頷く父
「もしかして、朝から言おうとしてた事って、この事だったの??」
頷く父・・・
こうして、酸素マスクをした父は、気持ち良さそうに寝始めました。
少しずつ体力も落ちてきて言葉も弱々しくなり、意思の疎通が上手くできません。
私や兄や看護師さんには遠慮して怒る事もないのですが、母や妹には怒りをあらわにします。
父の怒りに対してトラウマのある母には、それが恐怖のようです。
私が父の言葉や思いを理解し、母を守っていかなければと思っています。
昨日・今日と、父の痙攣がほとんど無くなりました。
一昨日までは発作が起こると、体の引き付けはなくても白目は向いていたのですが、
昨日の朝から全く痙攣がありません。
看護師さんに尋ねたら、夜も一度も発作が来なかったようです。
父が夜を一人で過ごすようになり、急に治まりました。
とっても不思議です。
昨日の夜は、20時過ぎに母が帰った後から、しきりにオムツを触り「オシッコがしたい」と訴え始めたそうです。
尿道に管を入れているので、オシッコをしたい感覚はないはずだそうなのですが、どうしてなのでしょう。
しまいには自分で尿の管を引っ張ったらしく、尿道を傷付けオムツが血で汚れてしまっていたそうです。
管を入れなおし「ちゃんとオシッコは出てますよ」と声を掛けると、ようやく眠りについたそうです。
それが今朝午前6時頃のこと。
結局一晩中起きていた父は、今日も日中ほとんど寝ていました。
昨日まではウトウトしながらも、大好きなオリンピックをテレビでかけながら、イヤホンで聞いていましたが、今日はそんな元気もないようでした。
一度、目を開けてテレビを眺めていたので、イヤホンを耳に入れてあげると、すぐに自分で外してしまいました。
日に日に弱っていく父。
ガンの痛みまで麻痺しているのが唯一の救いです。
このまま痙攣も痛みもなく、眠るように・・・と願うだけです。
一昨日までは発作が起こると、体の引き付けはなくても白目は向いていたのですが、
昨日の朝から全く痙攣がありません。
看護師さんに尋ねたら、夜も一度も発作が来なかったようです。
父が夜を一人で過ごすようになり、急に治まりました。
とっても不思議です。
昨日の夜は、20時過ぎに母が帰った後から、しきりにオムツを触り「オシッコがしたい」と訴え始めたそうです。
尿道に管を入れているので、オシッコをしたい感覚はないはずだそうなのですが、どうしてなのでしょう。
しまいには自分で尿の管を引っ張ったらしく、尿道を傷付けオムツが血で汚れてしまっていたそうです。
管を入れなおし「ちゃんとオシッコは出てますよ」と声を掛けると、ようやく眠りについたそうです。
それが今朝午前6時頃のこと。
結局一晩中起きていた父は、今日も日中ほとんど寝ていました。
昨日まではウトウトしながらも、大好きなオリンピックをテレビでかけながら、イヤホンで聞いていましたが、今日はそんな元気もないようでした。
一度、目を開けてテレビを眺めていたので、イヤホンを耳に入れてあげると、すぐに自分で外してしまいました。
日に日に弱っていく父。
ガンの痛みまで麻痺しているのが唯一の救いです。
このまま痙攣も痛みもなく、眠るように・・・と願うだけです。