今日より明日へ

平成20年7月、肺ガンと宣告された父(74歳)。

平成20年10月25日、永眠しました。。。

感謝の告別式

2008年10月27日 | 告別式
本日、父の告別式が滞りなく終了いたしました。

昨夜のお通夜・今日の告別式と、沢山の人に見送られ、父は荼毘に付されました。

とっても素敵で感動的な良い告別式でした。



ブログを見て下さっている皆様へ

今まで父と私たち家族の事を見守って下さり、本当にありがとうございました。

深く御礼申し上げます。



時間ができたら、父の最期の様子の日記も書こうと思っています。


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父 永眠

2008年10月25日 | 永眠
本日19時33分、父が永眠致しました。


父ちゃん
やっと、楽になれたね。
本当にお疲れ様。
今までありがとう。


(昨日・今日の父の様子は、また改めて記事にしたいと思います。)

低すぎる酸素濃度(入院77日目)

2008年10月23日 | 入院
昨日、看護師さんに電話番号の事を聞かれたのが凄く気になり、昨夜は夜中に何度も目を覚まし
携帯を手にしては(ホッ・・・ 電話は入っていない)と確認してしまいました。

お陰で今日は寝不足で、頭がボーっとしていました


さて、今日は酸素濃度も好調で、昨日より呼吸が安定しているようでした。

ところが、午後3時半過ぎに看護師さんたちが体を拭いてくれたのですが、その後急激に酸素濃度が低下しました。

72~73くらいしかありません。(正常値は95以上)
父も息苦しいようで、苦しそうな呼吸をしています。

痰を取れば少しは回復するのですが、痰を取るには酸素マスクを外さなければなりません。
せめて80台になってからでないと、益々息苦しくなってしまいます。

父の胸をトントンと叩いてあげたり、深呼吸をさせたりして回復を待ちました。
それでもなかなか回復しないので、77くらいになった時に、痰を取ってもらいました。

2回ほどそんな事をして、ようやく80台を示すようになりました。


ベテラン看護師さん曰く、着替えの時に体を横向きにするのですが、その時気管の奥の痰が、左右に流れるんだそうです。
それが刺激となって咳き込む訳ですが、咳をする力すらない父は、痰を排出できずに呼吸がしにくくなり、酸素が下がっていくのだそうです。

また、父にとって着替えや体拭きは、私たちが100メートルを全力疾走した直後のような状態で、とても疲れて息が上がるんだそうです。
息が切れて、大きく息を吸いたい状態なのに、痰が邪魔をし十分に酸素を取り込めなくて、酸素濃度が下がるのだと教えてくれました。


着替えは迅速丁寧に!
看護師や介護助手の方に、徹底して教育して欲しいと思いました。


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ちょっとムカついちゃった話

2008年10月23日 | その他
今日私がいつものように父の横で左腕のストレッチをしていたら、
ちょっと年配の介護助手の人が入ってきて「○○○○をするんですか?」と言って来ました。
(○の部分は忘れてしまいました。ひらがな四文字だったと思います)

言葉ははっきり聞こえたのですが、初めて聞く単語で、思わず「え?」と聞きなおしました。
すると再び「○○○○をすると言っていましたか?」と言われます。
全く聞いた事のない言葉で「○○○○って何ですかね?」と尋ねると「体を拭く事です。」と返ってきました。

「いいえ、何も聞いていませんけど。」と答えましたが、内心(専門用語で言わないでよ・・・)と思っていました。


しばらくすると、今日の担当の看護師さんと、先ほどの介護助手の人が入ってきて父の服の脱がしかたが始まりました。

私は立ち上がり、着替えの下着と甚平を重ねたり、オムツの準備をしたりしていました。

ところが中々父の服が脱げません。
とっても手際が悪く、父は横向きになったままとっても苦しそうです。

(私とYさん(=メインの担当の看護師さん)の方がよっぽど手際よくできるぞ・・・)
と思いながら見ていましたが、何せこちらは経験も何もないド素人。
私が口出しする訳にいかないと思い、黙って私に出来ることを邪魔にならないようにしながら見ていました。

体を拭く時も、ただ濡れたタオルで体を撫でているだけのような感じでしたが、
(まぁ、またいつか上手な看護師さんがやってくれるでしょう・・・)と思っていました。

時間をかけて、やっとこさ体拭き&着替えが終わりました。
最後に看護師さんが、「全体的に体が落ちているから、もう少し上にずらしましょう」と、
二人で父の体の下に敷いてあるバスタオルを持って、父の体を上にずらしました。

と同時に、バスタオルの下に敷いてあるシーツも一緒にずり上がり、シーツの下の防水シートまで出てきてしまいました。
私はすぐにシーツをピンと張りながら下に引っ張ったのですが、次の瞬間年配の介護助手の人が
いかにも「余計な事はしないで下さい」と言わんばかりに「後で綺麗にしますから!」と言われました。

私はその瞬間ムッとしてしまい「手伝いをしただけです!」と一言反論しました。
その後しばらく二人の様子を見ていましたが、平常心でいられなくなり、ついに病室を出て行きました。

誰も居ない食堂に行き、今あったことを埼玉の妹にメールで送り、憂さを晴らしました。

暫くして気持ちが落ち着き部屋に戻ると、タオルケットがはだけているわ、氷枕の下のシートがグチャっとなっているわ、
足元のクッションもいい加減の置いてあるわで、とても綺麗にしているようには思えません

しかもお尻の下に敷いていたシート(便や尿が漏れた時に吸い取るための物)が、肩から胸の辺りに敷いてあります。
これじゃあ、万が一漏れた場合、またシーツまで汚してしまいます。
全く!「後で綺麗にしますから!」って言葉はなんだったのよ!

今までも看護師さんに対して少々の不満はあっても、お仕事とは言え
一生懸命して下さっている看護師さんに、いつも心から感謝しています。
しかし今日のように、こんなに腹が立ったのは初めてでした。

寝不足だったから、イラついてたのかなぁ・・・


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緊急連絡先(入院76日目)

2008年10月22日 | 入院
今日、担当の看護師さんに「携帯の番号は変わっていませんか?」と聞かれました。

もし父に何かあったら、まずは私に電話をするそうなので、入院した時に届け出た緊急連絡先を確認されたようです。

確かにそれが良いかも知れません。

車を出すのは私ですから、もし夜中などに病院から連絡が来たら、主人から実家の母に電話してもらい、
私はいち早く車で実家に向かい、私を待っている間、母が兄妹達に連絡をするようにすればいいかなと思っています。

しかし、携帯番号が変わっていないか確認されるなんて・・・
ますます「いよいよなのかなぁ」と、考えてしまいます



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父の夢

2008年10月22日 | その他
今、父の夢を見ました。

初めて父の夢を見ました。

父を車の後部座席に乗せて、あっちこっち連れて行ってました。

父が私のところにも挨拶に来たのかな?

………

只今、午前5時。

さて、後一時間寝ましょう…

おやすみなさい


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主治医の話(入院75日目)

2008年10月21日 | 入院
ようやく今日、主治医のH先生とお話ができました。

先生が言われた事の概要を以下にまとめます。


お父さんは、やはり肺炎を起こしているのだろう。
レントゲンを撮った訳ではないので絶対とは言えないが、これまでの経験で、恐らくそうだと思う。
きつい息のニオイは、気管や肺に膿が溜まり、それが臭うのだろう。
肺炎に対しては、点滴に抗生剤を入れて、治療している。
(今日は息のニオイがそれほど気になりませんでした。
 抗生剤が効いて、炎症が治まった証拠でしょう。)

しかしながら、発熱・不安定な血圧・血中酸素濃度低下などで、確実に意識レベルが低下している。
(酸素マスクの酸素濃度をMAXにしているにも拘らず、85~88の数値でした)

また手足が浮腫んでいるのは、腎機能の低下が考えられる。
(現に尿の量も減っているそうです。看護師談)

このまま更に血中酸素濃度が低下したり、浮腫みが酷くなり本人が苦しそうなら、
家族の希望と医師の判断で、眠らせる薬を使う場合がある。
そうすれば苦しみから解放され、穏やかに眠ることができる。
(眠らせる薬=死なせる薬ではなく、いわゆる麻酔だそうです。
 要するに、眠らせて死期を待つという事です。)


ただその前に、痰を詰まらせたり、容態が急変したりして突然亡くなるという事も大いに有り得る。
しかし今はまだ、眠らせる薬を使う段階ではない。


大体、以上のような内容だったと思います。

眠らせる薬を使うタイミングは、私たち素人では判断がつきません。
なので「先生が判断して頂けますか?」と尋ねたのですが、
「積極的に使う薬ではないので・・・」
と、曖昧な答えでした。

医者という立場上、積極的に勧める事はできないという事なのでしょう。
ならば、私たち家族がよ~く父の状態を見て、見極めるしかないようです。



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院長の回診(入院74日目)

2008年10月20日 | 入院
今日病室で父の側に座っていたら、看護師さんが入ってきて「今から院長先生の回診があります」と言われました。

そのほんの数秒後に、院長先生と主治医のH先生が入って来られました。

(もう少し早く言ってくれよ~)

父の様子を見て、H先生が何やらモジョモジョと言われ、院長先生が頷いておられます。
院長先生が父に近寄り、目を片目ずつ開いて診られ、看護師さんにモジョモジョと何か言われ、
私に「お大事に・・・」と言って、皆出て行きました。

(ええ~!それだけ!?)
・・・と思いましたが、多分今回は主治医から院長が説明を受ける回診だったのだろう、と納得しました。

私はてっきり、「暫くH先生とお会いしてないので、来週一度お話を伺いたいのですが」と、
昨日看護師さんにお願いしていたので、それで来られたのかと思っていました。

結局今日は、そのままH先生は来られずじまいでした。


今、父はどういう状態なのか。
最近ずっと高い熱が出ているが、肺炎を起こしているのか。
手足のむくみは何なのか。
このキツイ息の臭いは何なのか・・・ etc

聞きたいことが沢山あるので、近いうち先生と話したいです。



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100%喜べない個室(入院72日目)

2008年10月18日 | 入院
今日父が個室に移動になっていました。
私は単純に喜んでいましたが、三人の兄妹は、
それがどういう事なのかとっても気にしているようでした。

しかし四六時中「ウ~ンウ~ン・・・」と唸っているし、口臭もかなり酷かったので、
同室の患者さんたちにとっても、私たち看病をする家族にとっても、父にとっても、
看護師さんにとっても、本当に良かったと思っています。
(あの窮屈な個室では、看護師さんも大変だったと思います)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


今日私が行ってしばらくすると、大便が出たようでした。
(最近、私が居る時ばっかり排便するのよね・・・

早速看護師さんを呼んで、ついでに着替えまでしてもらいました。
熱があるらしく、下着も甚平も下に敷いているバスタオルも、しっとり湿っていました。

看護師さん二人がかりで着替えをしてくれたのですが、オムツの仕方が雑で
私は(おいおい、大丈夫かよ・・・)と思っていました。
しかし、看護師さんが出て行った後、自分で綺麗にやり直そうと思い黙っていました。

着替えさせ終わり看護師さんが病室から出て行ったのを確認して、すぐタオルケットをはぐると、
オムツの股の脇からオシッコがチョロチョロチョロと漏れている最中でした

甚平も下着もバスタオルもシーツも、全部汚してしまいました。
甚平の洗い替えがなかったので主人に連絡を取り、実家に寄って病院まで持ってきてもらいました。

全く・・・要らぬガソリン代を使い、要らぬ汚れ物を出し、要らぬ労力を使う事となってしまいました

看護師さんも忙しいのは分かりますが、もう少し丁寧にして欲しいな


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苦しそうな呼吸(入院71日目)

2008年10月17日 | 入院
父の呼吸が本当に苦しそうです。

ず~っと唸っています。

痰が取っても取っても出るようで、力のない咳をしては、出てきた痰を飲んでしまっているようです。

先日書きましたが、父の息が益々キツくなってきました。

耐え難い臭いです。
(父ちゃん、ごめんね)

病室に入ると、部屋全体が父の臭いで充満しています。
他の3人の患者さんも、クサイだろうなぁ…


今日は父の左手のストレッチをしようと、布団の中から左手を出したら、モワ~ンとイヤな臭い。

左の手のひら全体が、ヘソのゴマのような、足の爪に溜まった汚れのような臭いがします。

タオルを濡らし拭いてあげたら、白い垢がボロボロ出てきました。

丁寧に指の間も拭いてあげて、仕上に手指用の消毒液を擦り込んであげました。

お風呂に入れてもらっているのに…

きっと指の間までは気が回らないのでしょうね。

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