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そんな簡単に「死ぬ」とかゆうなあ、ボケェ!
あんなぁ、昔、小学生、中学生の頃、まわりのクラスのやつから“~菌”って呼ばれて、掃除の時には机も運んでもらわれへんで(“触ると菌がうつるから”やと。どぉや、笑けるやろ?)、フォークダンスの時にも女子に手もつないでもらわれへんで、おまけにそいつとてつもない運動オンチやったから体育の授業でもムチャクチャバカにされて、毎っ日悔し涙ばっか流しとったアホンダラァがおったわ!!そいつン頭ン中、いっつも「死ぬ」と「殺す」って言葉が、パトカーのランプみたく点滅しとったわ!!!
んでもなあ、そいつは何とか殺すことも殺されることもなく、一応大人(“立派な”とは、言われへんけどな)になって、ゲドがどーしたとかフラガールがどうとか、ゆってるらしいで。毎日ムカつく事も多いねんけどな、無為で退屈な事も多いねんけどな、「人類なんて、滅んでしまえーっ!」って叫びたくなる事も多いねんけどな・・・そんでも生きとるわ。
アホらしやん、ムカつくやん、こんなクソっっっっっったれの世の中に殺されるなんてよお。そんなんイヌジニ・ムダジニや。クソっっっっっったれのマスコミの奴等も、クソっっっっっったれの世の中も、今はカラスみたくギャーギャー言っとるけどな、今だけや。忘れんの、早いデ。もしかしたら同級生の中には、泣いたり、後悔の念や懺悔の念にかられる奴もおるやろ。でもそれも、ほんのちょっとの間だけ。ケロケロ、ケロッと忘れる。そんなん、死に損やんけ。ムカつくやんけ。
このクソっっっっっっったれの世の中では生きること、生き延びる事自体が、闘いで、復讐じゃい。どうせなら「遺書」なんてツマラんもんじゃなく、ナイフやら何やらじゃなく、違うモノを「武器」にして、生き延びてみぃや。結構、オモロイで、「圧倒的に不利な闘い」ってのも。
だから、な。死ぬなや。殺されんなや。