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二十歳の減点

ここで会ったが100年目!二十歳の原点を求めて、真面目とアホが混在するブログ。

麻生太郎にはわからない。

2005年05月06日 19時23分05秒 | 考える二十歳
本日は野中一二三園部町長の講義。
本来なら「自治体外交」がテーマだったので、それを中心に記述するべきなのだが、今日の講義でそれよりももっともっと気になったことがあるのでそれを中心に記す。
園部町長は7期27年の長きに渡り町政のトップに君臨してきたのだが、その運営方針はとてもユニーク・・・というかいい意味で典型的なトップダウン型である。
そんな彼が本講義の中で何度も何度も言った言葉、それは

家庭の経済状況やその他諸々の事情で、不平等の生じないような町づくりがしたい。

この言葉に裏付けられるように、園部町ではところで行政が活躍している。
小学生がみんな英会話に触れる機会を持てるよう授業を行ったり、クラス全員分のパソコンを用意したり、介護保険料の累進課税の段階をより細分化して低所得者の負担軽減・高所得層による再分配を強化したり、いち早く町中に光ファイバ・CATVを整備するetc...
苦しい町の財源を、基金や財団を設立することでなんとかやり繰りして、様々な場面で社会の不均衡を是正し、みなが平等なスタートラインに立てるよう政策が立てられていた。
ちなみに園部町の公務員の給与水準は、合併の決まっている町町の中で最も安いそうだ。

そこからどこまで頑張るかは個人次第だ。ただ、経済的に苦しいからといってチャンスすら与えられない、気まずい思いをする、それだけは避けたいんだ。

彼だからこそいえる言葉、そして更に重みを増す言葉。
差別と徹底的に戦ってきた彼だからこそ言えるのだろう。
ここまで上り詰めるまでには、想像以上の苦労があったろう、麻生太郎あたりには絶対に理解できないような。
普通なら簡単に手に入るチャンスを手に入れるのが必要以上に難しかったこともあったろう。
悔しい思いもしたろう。
そんな彼の生き様が見事に繁栄されている町政。
今の日本とは全然違うなぁと実感。

ここのところ日本の福祉が破壊されつつあるように思う。
金持ち優遇税制もどうかと思うし。まぁこれは外資を呼び込むだめに必要なのかもしれないけれど。
切捨て切捨て合理化合理化。
で、国の財政の建て直しが進んだかといえば、全く。
どうなんだろうね、今の改革。
財源作りを工夫しつつ、福祉を充実させる、そんな園部町のやり方を見習うときが来ているのではないだろうか。と思ってみたり。

いつもクリックありがとう☆


ぶっちゃけ野中さんがどんなことやってきた人なのか詳しいことは知らないわけだけど。。。

憲法記念日に思うこと~私達は価値判断を下せるのか~

2005年05月04日 01時49分55秒 | 考える二十歳
今日(ってかもう昨日か)は憲法記念日。
改憲・護憲派ともに活発な論議がかわされていたそうだが、相変わらずテレビ報道は上っ面を撫でるだけで突っ込んだ内容のものはなく、また私の地元の友達も大してこの問題への興味も無さそうだ。
「そんなん北朝鮮怖いし、軍隊持てばええやん。」とか
「えー九条改正したら、戦争起こりそうやから無理~」とか、まぁ特に深く考えていないような答えばかり。
日本の一大事について、今の若者があまり興味がないのが個人的には不思議でならない。
かくいう私自身も憲法改正問題に関して特別勉強をしているわけでもなく、偉そうなことは全くもって言えないのだけれど、改憲・護憲についての通り一遍の知識と興味は持ち合わせているつもりだ。
いつか判断を下さなければならないときが来るのに備えて、今からどうしようか考えているのだ。
だって、憲法って言うのは日本の根幹を規定するものだし、自分の生活にも密接に関わってくる事だから、ちょっとやそっと考えただけじゃ納得の行く判断が下せそうにないし。
常日頃思うのだけれど、「国民投票」という方法を取った場合に、一体どれほどの人間が「憲法」についてきちんと価値判断を下せるとは到底思えない。
流されて生きる私たち。
「憲法?改正すりゃいいんじゃね?」とか「憲法?そのままでいいんじゃね?」とかそれでは判断ではない。
判断を下すとき、私達は様々な情報を見聞きし自らの意志を介して行う。
その背後にあるものは何か。
それは個人の主体性だと私は考えている。
主体性がなければ、ただなんとなく流されて、周りの情報を鵜呑みにして、適当に投票するだけ。
真剣に考えないまま、日本の将来がきまっていく。
それはたぶん、うまい事特定の勢力に利用されているに過ぎなんだろうな、と思う。
更に「面倒だから行かない」「忙しいから行かない」だとかいって判断すら放棄してしまうと、それに拍車をかけてしまう。
特定の人々によって政治が動かされていることを、私達は早く気づかなければならない。
そしてそれは、恐らく私達一人一人の主体性の欠如がもたらしていると言うことを。
もっと真剣に考えようよ。
もっと関わっていこうよ。
今の日本を作り出したのは、全て国会議員が悪いなんて言ってたら、一生日本は変わらないと思う。

あれ、何言いたいかわからんくなってきた。
まぁいいや、また今度書き直します。。。

相変わらず脳みそ渾沌娘。


解夏。

2005年05月01日 00時40分12秒 | 考える二十歳
ただでさえ妄想家なのに、カゼを引くと、それに加えて感傷的になってしまう。
そんな日に限ってこういう泣けてくる映画を見てしまった日にゃ、始末が悪い。
完全にその世界に没入。
はじめから最後まで泣きっ放し。
お陰でお風呂の水を溢れさせてしまった。

失明するという恐怖は“行”だ。そして辛い辛い行を経て、失明した瞬間に恐怖から解放される、その日が隆之にとっての“解夏”なのだ。

人生も、大小の違いはあれど解夏の繰り返しなのかもしれない。
そんでもって、最後の解夏が、死、なのかな、とか勝手な解釈。

劇中では紹介されていなかったけれど、解夏の次にくるのが「盂蘭盆会(ウラボンエ)」、つまりお盆。
解夏を迎えた色んなモノゴト、手厚く供養しなくてわ。


解夏 official page



らんきんぐさんかちゅー

就職戦線異常あり。

2005年04月14日 02時19分45秒 | 考える二十歳
「これから二週間、内定ラッシュだよ。」
友人が言ってた。
大学が始まってほぼ一週間。
先輩たちの就活の具合をチラホラ耳にする。

私が一回生だった時、うちのクラスのお世話係りをしていたばんばん(女)は、カゼの噂だと早速大手カード会社から内定を貰ったらしぃ。
背が高くて、スポーツ万能で、頭も良くて、アネゴ肌で、とってもお世話になった人なので、とってもうれしい。
かなり憧れる。

もしかしてみんな結構順調?
って思ってたんだけど、そうでもないらしぃ。

私の尊敬しているM先輩(女)は、カゼの噂によると、就活で気が滅入っちゃってプチヒッキーしてるらしぃ。
海外にも8ヶ月くらい留学してて、とってもしっかりしてて、自分の考えを持ってる人だから、就活って言ってもそんな心配いらないと思ってたんだけど・・・。
知り合いの別の先輩が「ちょっと心配だから今日辺り飲みに誘ってみる」といってたから、是非愚痴を聞いてあげて、元気にしてあげてほしんだけど。

「就活ってそんなにつらいモンなの?」
ってつい最近まで思ってたけど、この前内閣府の交流事業の面接受けて、面接の緊張感とか空気とか味わって、「これが毎日続くのか」と改めて考えてみると、ぞっとした。
よく考えてみたら、人生の中で就活ほど「自分」を品定めされる機会なんて無いし、まして品定めした結果をご丁寧に知らせてくれるイベントなんてないもんね。
受験とかなら数字的な理由でほぼ合否が決まるけど、就活は数字ありきじゃなくて、それに加えて「人物」が重要になってくる分、つらさ倍増だよね。

落胆するよりも次の策を考える人間がいいと思ってるけど
でもそれって、やっぱり就活の現実にぶち当たると、ガラガラ壊れていくのかな。
「この人ならきっと大丈夫!」
そう思っていた人が苦しんでる姿を見るのは辛いです。
そして来年はわが身?!と思うとマスマス人事じゃない気分。

「将来どうする?」って言う何気ない問い。
今まですっごく遠かった未来が、もうすぐそこまで迫ってきていて焦りを感じる三回生。
このまま就職するのもツマラないのかなぁ…とかも考える。
今のところ、現実的な私の今後のビジョンは

①このまま学部卒で就職
②院(もち日本)に行ってもう二年勉強
③飛び級してうちの学部の院に行く。うちの大学は結構簡単に飛び級できるシステム。
④思い切って海外に飛び出す。(大学、ワーキングホリデー、語学学校、エトセトラ,エトセトラ)

って感じかなぁ…。
何だか見事に優先順位が下がるにつれかかるお金の金額が高まってる。笑
だって親にこれ以上頼るのみっともないし、いくら自分がやりたい事でもそんな風にしてまで勉強続けるのずうずうしいし。
行くなら多分、奨学金貰っていく。
だってその方が、人としてカッコいいじゃん。

大学のアンケートの将来の希望の欄に「未定」を書き続けてきてけれど、どうやらそれもそろそろ限界っぽい。
いい加減、自分の将来考えなくっちゃ。
「就職しよう」
大学に入ったころは何のためらいもなく思っていたけど、
こんな就活の現実と、最近の自分の興味の方向を鑑みてみると、ネガティブとポジティブ、両方の意味で「このまま普通に就職する事」を避けようと思っている自分がいる。

いま大学で勉強していて何か掴めそうで掴めない感じがずっと続いている。
このまま就職して掴めそうな何かを掴みそこねたままで人生を過ごしていいのか。
そんな風に考える日もある。
でも何かを掴むために費やす時間とお金が浪費になるんじゃないかなという不安もある。
何か掴めるかなんて、やってみなきゃわからないし。

私の人生のモットーは「何もしないで後悔するくらいなら、何かして後悔した方がいい」なので、これに従えばもう答えは出たも同然なのかもしれない。
けれどモットーはあくまでモットーで、モットーの域を脱しない限り、所詮モットーなんだ。
結局は、まだまだ相当悩みそうということなのかな。



中国反日騒動に関する雑記

2005年04月11日 01時52分53秒 | 考える二十歳
中国の反日デモ拡大、広東省で3万人以上が参加

広州出身の中国人の友達がいるので、反日デモが広東省まで拡大していると聞いて、ますます他人事じゃない気がしてきた。

よく「こういったデモは共産党政府に対する鬱憤がたまってきている証拠である」という話を聞く。
しかし中国人の友人が言うにはそうでもないらしぃ。
「政治と経済は別物」
そう言えば、華僑なんかで財を成している中国人は政治なんかに全く興味が無いと言う話も聞いた事がある。
大切なのは「いかに儲けるか」だとか。
どこまで本当かはわからないけれど、確かにそんな感もある。
中国人の友人は言う。
つまりは「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」だと。
空前の高成長を記録する中国経済の好況は、人々の目を政治から経済へと大きくシフトさせたのかもしれない。
衣食住足りていれば、多少政治が民主的じゃなくったってといったところか。
なるほど中東の石油産出国も、言われてみればこんな状況かも。
友人は「テレビが途中で映らなくなるのにもなれるよ」と言っていた。
中国政府にとって都合の悪い内容なら流さない、途中で画面が暗転するのだ。
それになれてしまう、別になんとも思わない。私には少し理解が出来ないけれど。それが日常になったとき、私もそれを受け入れるんだろうな。


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ローマ教皇、ヨハネ・パウロ二世死去。太陽の労働の最後。

2005年04月03日 06時31分39秒 | 考える二十歳
世界平和に多大な貢献をしたローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が死去した。
11世紀の終わりに、対立教皇を含む122代にまで及ぶ、ローマ教皇の属性を予言しているとされる聖マラキの預言によれば、「太陽の労働」であるヨハネ・パウロ二世は最後から二番目。そして次は「オリーブの栄光」レオ14世という事になる。
オリーブと言えば、「国連」や「ユダヤ」の象徴である。
これは次期教皇が、このどちらかの関係者である事を意味しているのだろうか?

「オリーブの栄光」の次は「ローマ人のペテロ」。
「オリーブの栄光」を終えると、ローマ聖庁は最後の迫害を受ける。
そしてその間ローマ人のペテロが教皇となり、様々な受難を受ける。
そしてその受難の後、七つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下されると締めくくられている。
七つの丘の町については諸説あり、神学的立場から考えるならばローマであろうが、現代のローマ帝国と言わんばかりの隆盛を極めているアメリカの、ニューヨークなのではないかという説もある。
いわゆる終末思想の一翼を担っている。
ちなみに長らく秘密にされてきたファティマの奇跡の第三の預言は先ごろ明らかにされ、終末思想に関するものではなく、ローマ教皇の暗殺に関する預言だったとされている。
ローマ教皇暗殺未遂事件がおきたのが、くしくもファティマの奇跡で聖母が始めて姿を現したとされる5月13日だったのは、その神秘性を高めるのに一役買っている。

ヨハネ・パウロ二世がお亡くなりになられたことで、次のローマ教皇の選考が始まる。
現在118名いる枢機卿が集まり、コンクラーヴェと言われる会議を開く。そして三分のニ以上の枢機卿が特定の人物を教皇とするまで選挙が何度も行われる。

今回の選出にかかわって、聖マラキの預言がどこまで影響力を発揮するかは未知だ。
しかし仮にも「国連」や「ユダヤ」に関連する人物が選ばれたとするならば、この後の世界の行方を勘ぐってしまう。
まさかとは思うが、一部の狂信者が預言を実現させるように、終末思想を実現させるように、何か画策するのではないかと。B級小説みたいだけど、ありえなくもなさそうでコワイ。
安易な終末思想ほど、いただけないものはないのだけれど。


テレビには、悲しみにくれるバチカン市民の姿が映し出されている。
ひとつの時代が終わった。
そして新たな時代がまた始まる。
ヨハネ・パウロ二世に対して、その活動敬意を示すと共に、ご冥福をお祈りしたい。

関連ニュースとリンク
118番目の枢機卿で憶測 ローマ法王の後継者選び
ローマ法王暗殺未遂、KGBや「東」側機関が関与?
ローマ法王死去(第一報)
<ローマ法王>死去、84歳 激動の国際政治に関与
以上ヤフーニュースの海外トピックスより。

「ローマ法王」と「ローマ教皇」、どちらが正しい?
バチカン市国-外務省
バチカン組織図
カトリック教理問答
バチカン放送局
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が死去

哀悼の意を表します。


左翼に対する見方がちょっとかわった。

2005年03月23日 01時39分06秒 | 考える二十歳
私が毎日覗いている、極左の人の日記がある。
語弊のないように言っておくが、「極左」と言う言葉を使ったのは、本人がそうであると日記で記していたからである。
韓国に留学経験があり、どうやらご両親もレーニンを崇拝しておられたようなので、根っからの左翼だろう。
公安に目をつけられそうなデモに参加したり、従軍慰安婦について熱く語ったかと思えば、普通の女性のように悩んだり、恋をしたりしている。
私が一方的にロムっているだけなので、彼女は私のことを知らないし、ましてこんなブログで自分のことが書かれようなど微塵も思っていないだろう。

前置きが長くなってしまったけれど、兎に角私は今日もそんな彼女の日記をのぞいていた。
今日の日記のテーマは竹島問題
「きっと今回も韓国擁護一色なんだろうな。」そう高をくくっていた私だったけれど、そこに書かれていた内容は、私の想像したものと全く違っていた。
韓国の中央日報の竹島に関する記事が3月21日付けの朝日新聞に翻訳されて載っている。
それについて彼女は竹島に関する知識は十分持ち合わせていない事を述べてから以下のように語っていた。
まず、感情的な文章を書く韓国新聞記者への批判。
そして、歴史認識問題と竹島問題を同一視する事に対する批判。
民族感情むき出しに日章旗を焼き、ICJに出てこないという韓国サイドに対する疑問。
続いて彼女は、中央日報の記事をなんのためらいもなく掲載した朝日新聞に対しても非難している。
同記事では中央日報が「竹島に警察ではなく軍隊を配備すべきである」と記した部分について、なんのためらいもなく引用していた。
彼女はこれが安易なナショナリズムの煽動を呼び、事態を悪化させるのではないかと憂いていた。
彼女は最後にこうくくった。
日本のみなさんも、過激にならないで。
韓国を嫌いにならないで。
と。

とてもとても以外だった。彼女をただの韓国・朝鮮信望者だと思っていたから。
しかし彼女は、巷にあふれる、盲目的な左翼の韓国・朝鮮信望者とは違い、なんでもかんでも日本が悪いとは、全くもって考えていなかった。
自分なりに正義を見つけ、それに基づき判断を下していた。
彼女は韓国留学時代も、同様の疑問を大学の教授にぶつけた事があったという。
しかし未だかつて、この問題で法律論が通じたことはないそうだ。
そしてそう言う教授に限って「国なんて心で越えられる」と言うそうだ。
彼女は言う。
理想論は自分に還元しなさいと。
この意味を韓国・朝鮮の方々が理解する日はいつ訪れるのだろうか。



社民党のジレンマ

2005年03月16日 15時31分41秒 | 考える二十歳
社民党内に3人労組 「不当解雇」撤回求める 「労働者の味方」困った(sankei news)

労働組合などを指示母体とする「社民党」が今、とんでもないジレンマに陥っている。
と言うのも、党の財政悪化を理由に大幅な人員整理=リストラを実施しているのだ。
労働者の見方なのに、心苦しい。
社民党は以下の3点のいずれかに該当するものを対象にリストラを実施した。
①五十五歳以上
②兼業者
③職務怠慢者
その結果総勢9名の党本部職員の解雇が決定した。
しかしやはり社民党員。今回の解雇劇を「一方的な解雇」として徹底抗戦の構えに出ているらしい。
その結果9名のうち2名の解雇を延期することになったそうなので、一部のものはこの「闘争」に勝利したようだ。
しかし、腹の虫が納まらないのは残りの7名。
そして今回そのうち3名が、なんと「SDPユニオン」なる労働組合を立ち上げた。
SDPって、英語にすると、なんだか社会主義革命全盛期の世界を思い起こしてしまうのだけれど、彼らの勢いは、まさに社民党内でプチ労働革命を起こしそうな勢いである。
SDPユニオンは「団体交渉」や「法的措置」も辞さないそうだ。
社民党幹部の話によれば、今回解雇された職員はろくに仕事もせず、いつも権利ばかり主張してきた人々だと言うのだから、納まりが悪い。
そう言う人達を支持母体として成長してきた政党こそ、社民党なのだから。
いや、まぁ、もちろんそうではないきちんと働いている人も支持してきた政党だけれど。
きっと組合幹部の人々は、「仕事はせず権利ばかり主張してきた人々」なのではないかなと思う。
私は実社会のことははっきりと分らないが、大学生活を過ごす上では「勉強はせず(=ろくに単位を取らず)権利ばかり主張する人々」を往々にして見かけるので、まぁたぶん実社会もこれとほぼ同じ様相を呈しているのだろう、とかんぐっている。(勿論例外もあると思うけど)
そう言う人々を支持母体の中枢にすえ、党を運営してきた社民党は、いま自己浄化の時期にさしかかっているのかもしれない。

「権力はかならず腐敗する」と言うけれど、まさにその通りだ。社会主義の実現を目指した社民党は今回の一件でその存在意義を揺るがす事態に陥っている。社民党ならリストラを敢行せずに「ワークシェアリング」などを行う道も、残されていたのではないかと思う。そういう選択が出来なかった時点で、社民は社民たり得なくなったのではないかと思う。
そしてコレと平行して思う事がある。すなわち「労働者も必ず腐敗する」と言うことである。
職務怠慢は個人の先天的な性格もさることながら、それを許すシステムが最大の要因であると思う。
一方的にアメを与え続けるだけでは、良いものも腐ってしまうのではないか。
もちろん一方的にムチを与え続けるのは、人権侵害以外のなにものでもないので、もっと反対だけれど。

労組関係の成立と言う意味では、今回の一連の事件は社民党を「正常な関係の維持」に一役買っているし、これが本来あらゆる組織であるべき姿なのだと思う。
しかし、社民党が労働者の党である異常、一定の違和感は拭い切れない。
護憲もいいけれど、社民党は自己の存在意義の一つである労働問題に付いて、もっともっと議論する余地があるのではないだろうか。
自己矛盾を内包した社民党が消え行くのも時間の問題かと思うと、今後の日本で労働者の保護を誰が訴えて行くのか少し心配になる。
あ、でも民主に潜む旧社会党系議員と共産党とが訴えて行くからいいのかな?

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伝統と迷信の間

2005年03月10日 01時01分01秒 | 考える二十歳
依然、六曜が差別を助長するとのことで大津市が六曜を記載した手帳を回収して廻ったと言うニュースがあったが、今日それについて関西テレビで特集を組んでいた。
私は「なんで六曜が差別?」とおもっていたが、どうやら大津市の大半の人も私と同じ感覚らしい。
じゃ、六曜って差別じゃないじゃんと言いたい所だけれど、そう簡単にはいかないらしい。
解放同盟の方によると「六曜のような根拠のない迷信を信じたり、それに従ったりすることは、差別に繋がるらしい。」
ちょっと飛躍しているように思えるけれど、論理構成は同じだ。
差別も根拠がない、なのにみんながそれをなんとなく信じて、実行することで、なくならない。
六曜も根拠がない、なのにみんながそれをなんとなく信じて、実行することで、今まで残っている。
同じだ。
続けてどこかの大学の教授が言う。
「血液型の性格判定もおみくじも、同じですよ。」
確かに論理的には同じだ。私たちは、根拠は無いけど目に見えない何かに囚われている。
でも、違和感は拭い切れない。
差別と六曜とおみくじと血液型性格判定は論理構成は同じでも、中身が全く違うのでは?
六曜やおみくじは、一種民間信仰などから生まれた伝統として私たちの生活に根付き、有機的に機能している。そして私の知る限り“差別”は生んでいない。
迷信と言う言葉を調べてみた。

めい‐しん【迷信】
俗信のうちで、合理的根拠のないもの。一般には社会生活上実害を及ぼし、道徳に反するような知識や信仰をいう。 

でん‐とう【伝統】
ある民族・社会・集団の中で、思想・風俗・習慣・様式・技術・しきたりなど、規範的なものとして古くから受け継がれてきた事柄。また、それらを受け伝えること。「歌舞伎の―を守る」「―芸能」
以上「大辞泉」より

少なくとも、おみくじと六曜は道徳に反するようなことではない。
一方、血液型性格判断や差別は道徳に反する。
両者には決定的な違いがあるのでは?

ってここまで言ってみたものの、「論理構成が同じ」っていうのは、なかなか手ごわい。
私たちの意識が、そういう風に働き続ける限り、根本的な解決は不可能ってことなのか?
じゃ、私たちの意識を変えるためには、伝統も破壊もやむを得ないのか?
悩む、悩む、悩む。
共滅しか方法はないの?


しらんまに34位ですよ!!

介護福祉施設での身体拘束。

2005年03月07日 17時46分05秒 | 考える二十歳
今日、お昼のニュースで介護福祉施設の職員を対象にしたアンケートの結果、多くの施設で入所者に対する身体拘束が日常的に行われていることが判明したと報じていた。
特に雇用状況が悪く、心身ともに疲労したスタッフの多い施設で顕著に見られるという。
介護施設での身体拘束は原則禁止されている。
介護施設での身体拘束は、入所者が簡単にフロア間を移動できないように鍵をかけておくといったものから、ベッドへ縛っておくものまで様々なものがある。
テレビ右下には「虐待」の文字が躍る。
司会は「安全などの問題があるため、拘束を仕方ないと考えている施設も多いそうです。」と、どこかの新聞記事を読む。その後コメンテーターたちは意気揚揚と「確かに夜中にウロウロしたらこまりますもんねー」「でもちょっとねぇ。」と話す。
ちょっとカチンと来た。
なんで身体拘禁をしているのか、説明が足りなさ過ぎる。
これではまるで「イライラした介護スタッフがあてつけに言うこと聞かない老人を縛りつけている」と言っているように私には聞こえた。確かにそのような不心得者もいるのかもしれないけれど。
しかしそれにしても説明が足りなさ過ぎる。
これでは身体拘束=虐待するためといった印象を受ける。
確かに不必要な拘束は問題だ。でも全てがそうだとは私は思わない。
身体拘束の中には、例えば注射を打つ時、痴呆症のお年寄が暴れるので、安全性を確保するために腕をしばるものもある。
私はこれを虐待だとは思わない。介護スタッフは入所者の安全を守る義務があると思うから。

2004年10月19日付けの朝日新聞でも同様の調査結果を掲載しているが、そこでは拘束の理由について「安全確保ののため」が6割を占めている。ついで人手不足が2割だったと報じている。
おそらくこの番組、及び今回の一連の新聞報道の意図は…
①雇用状況が良くない
②職員がイライラorパート雇用による介護の質の低下(私はこの点にもものすごく疑問を感じるのだけれど)or人手不足
③身体拘束の発生
④それならもっとたくさんのスタッフを雇って介護の室の向上&身体拘束ゼロへ
と考えていたに違いない。
しかし先ほども述べたように、人手不足を理由に挙げているのは2割で、その分だけの拘束の減少は期待出来るが、「安全確保」を理由に拘束を行っている現状の打開は望めない。
この「安全確保のための拘束」への焦点をぼかした今回の報道は、誤解を生むだけ。
上っ面を撫でるだけの報道、上っ面を撫でるだけのコメンテーター。
お昼のワイドショーにクオリティーの高いものを求めること事態が間違っているのかもしれませんが、今まさに親の介護の問題を抱えているオバサマ方が一番見る時間帯なんだから、もう少し、突っ込んで報道して欲しかった。
保守的だなぁ、私。






eciteニュース 「入所者に憎しみ」3割 連合の介護施設職員調査

gooニュース

ちょっと詳しく 中国新聞

宗教に疎いってのは

2005年03月03日 23時54分40秒 | 考える二十歳
マズイですね。
豚肉で抗議=イスラム圏選手、献立に-長野スペシャルオリンピックス

イスラム教徒に豚肉出しちゃったんだってさ。
あちゃー。そりゃ怒るはイスラム教徒の皆さん。
何時だったか味の素の成分に豚のエキスが云々とかいう事件もあったけど、日本人はもっと宗教の持つ役割りの重要性を認識しなきゃいけないね。
日本人にも穢れの意識はあるけれど、イスラム教徒にっての豚さんはもうそれどころじゃないんだよね。
洗って落ちる「汚れ」じゃなくて「穢れ」
一回付いたら、そう簡単には落ちないぞ。ううん、一生落ちないぞ。
そりゃ穢れの科学的根拠なんてこれっぽっちもないことだけどさ、それが一定のコミュニティーの中の哲学になってるんだから、無視できない。
なんでも科学で判断しようとしてしまう世の中ですが、こういうのは価値的な命題なので、そう簡単にはいかないわけですよ。
ポストモダンですねぇ。
やっぱ近代に侵されてるんですかねぇ。私も人のことは言えませんが。
こういう精神論的な物事の価値が見直されるのは個人的にはとても嬉しいことですが。

あれ?なんか最初と話が変わってきた気が・・・。笑
ま、いいや。今日も元気に駄文を書き散らして生きてます、二十歳。


人間って何?

2005年03月03日 04時41分20秒 | 考える二十歳
忘れちゃいけない、決して。
北九州連続殺人 2被告に死刑求刑 検察側「鬼畜の所業」

人間って本当に怖い。
電気ショック与えたり、ミックスジュースみたいにして死体を混ぜたり、それをトイレに流したり、鍋で死体を煮たり、家族どうして殺しあいさせたり。
本当に同じ血の通った人間なの?
こんな奴までが人間にカテゴライズされるのは、おかしい。
人間の定義って何?
生物学的なものじゃなく、社会的な。
思うにたぶん、こいつはそれを満たしてない。
新潮45の殺戮者は二度わらうとか、ここのまとめサイト見たら詳しく載ってるらしいけど、見たら鬱になるらしいのでご利用は自己責任で。
ちなみに私は躁鬱が激しいほうなので、見ないでおくことにする。
今知ってる情報だけでも、十分胸糞悪いから。

殺された人々の魂は、どうやったら弔えるのかな。
レクイエムは壮大じゃないと、弔いきれないよ。浮かばれないよ。
理不尽だよ、世の中は。
こういう奴を見るにつけて、人を信じることの儚さを感じる。
ツライネ、人間って。



こんな時こそ単独市制!

2005年02月28日 03時04分57秒 | 考える二十歳
合併なんてクソくらえ!(お、お下品!)時代に逆らう異端児。そんなわが町岩出。
gurimasaの故郷、岩出町はこんなご時世に単独市制を目指してるぞぃ!
近くの町と合併の話もあったんだけど、単独でもやっていけるのに、栄えてない地域とくっつメリットも無いしね~。だから合併の話は頓挫したよって言うか一方的にうちの町が抜けたよ。
やるじゃないか、町長
平成18年単独市制実施の予定です。
ここまでの道のりはホンと長かった。
「市になります!」とか言い出してから早10年。
周りの自治体と合併して「紀ノ川市」なんて安易な名前をつけられそうになるも、単独市制の意思を貫き、地方自治法の定める市制への用件である人口5万人を達成したのはほんの2年前。
10年前は4万あるかないかだったもんな~10年で一万人増。早いのか?よくわからん。でも過疎化&高齢化の進むわが県では珍しく、若年人口も多いし、全国人口多い町ランキング3位だし、勢いのある町なのは間違いない。
自分で言うな!
で、市制に移行するということは悪夢の新市名が必要になってくるんです。それでうちの町も南セントレアじゃないけれど。先月新市名の募集があったんです。
何でも採用者には商品が出るそうで、母と一緒に必死に正月に考えた市名を列挙してみる。

・岩出市⇒無難、だけどかざりっけなし。
・紀泉市⇒紀泉山脈側の住民としては嬉しいけど、それ以外の住人は・・・
根来市⇒コミッショナーのせいでイメージが…
・紀州(or紀泉)田園都市⇒そんな美しい田園風景はない。
・紀ノ川市⇒紀ノ川は紀北みんなのもの!
・和歌山中央市⇒絶対いや。

散々考えたのにろくな名前ない・・・
でもちゃんと参考にしてよ!協議会のみなさん!
一応住民の代表も協議会に入ってるから、まだ安心できるかもしれないけど。
間違っても紀州アルプス市とか横文字は辞めてよ、ハズイカラ。
明日はわが身、南セントレアに怯える日々を送る、gurimasaでした。

南セントレア市、支持わずか…住民投票で合併白紙へ



貧困がなくなれば世界はうまくいくのか。

2005年02月27日 03時54分50秒 | 考える二十歳
後期にとっていた途上国政治論。授業を受けるたび「あーやっぱ問題は貧困だなぁ。」と感じた。
貧困さえなくなれば、教育も受けることが出来るし、劣悪な環境で働かなくてもすむ。
生活水準が上がった相乗効果で治安も安定するし、国も安定するし、貧困がはびこっていたときの何倍も心身ともに豊かな生活を送ることが出来る。
人間の尊厳をもった生活が出来るようになる。そのためにはやはり貧困は無くならなければならないと思う。

でも一つ、矛盾がある。
資本主義という私たちの暮らす世界のシステムは、貧困を必要としている。
資本主義は利潤を追求するため、必ず搾取を伴う。
最下層の国から吸い上げられ富は、私たちの生活を潤す。
先進国は中進国や途上国と言われる国々から富を吸い上げる。
ただ、例えばNIESがそうであるように、中進国や途上国が力をつけてくると、今度は立場が変わってくる。
今まで搾取される側だったのが、手のひらを返したように次は搾取する側へと華麗な変身を遂げる。これは、資本主義の原理から考えて当然のことかもしれない。
そして、自らが利潤を上げるために、自分よりも貧しい国を対象とした搾取が行われる。
このサイクルは、永遠と続く。搾取を基盤とした資本主義である限り。

だからもし仮に、その貧困がなくなってしまえば、たちまち今の私たちの生活に多大な恩恵をもたらしている資本主義は崩壊してしまう。
貧困はすでに、私たちの暮らす社会システムの一つとして組み込まれてしまっているのだ。
社会システムの一つならば、貧困は有機的に機能しているのだろうか。
確かに、「私たち」にとって有機的なのかもしれない。
ただ、当該者たちにとっては、有機的でもなんでもない。
ただの搾取だ。
私はコミュニストではないし、ニューディーラーでもない。
ただ、資本主義システムは近い将来、いや、もうすでにそのときは訪れているのかもしれないけれど、必ず限界を迎えると考えている。
例えばグローバリゼーション推進派が望むように、経済発展が進み、貧困が消え去ったとしよう。
それはすなわち、今の社会システムのおわり、資本主義の終焉だ。
今のような恩恵をあずかれなくなる。
しかし一方で、資本主義を突き詰めていくのならば、搾取される対象としての貧困は、無くてはならない存在だ。
もどかしい。ジレンマとはこういうことを言うのか。

経済は戦争よりも怖い。
戦争をしていないのに、貧しさのあまり死ぬ人が多数いる。先進国の圧力による目に見えにくい殺人。まさに構造的暴力。
とても、とても見えづらいけれど、私たちは経済を通して途上国とも繋がっている。
スーパーで山積みされているバナナの向こうには、もしかしたら、誰かの犠牲があるのかもしれない。
貧困を無くすためには、この構造的暴力をなくすためには、資本主義は滅びなければならないのか。
考えても、考えても、答がでない。
ただ、コーヒーはスタバにしている。小さな抵抗?
自分の考えが定まらない。
毎回、ぐちゃぐちゃ考えて終わりだ。




威信をかけて

2005年02月26日 20時20分23秒 | 考える二十歳
遂に成功したよー^v(*^∇')乂('∇^*)v^☆ヤッタネ!
知り合いが川崎重工でロケット作ってたからどうなるか心配だったけど、ヨカッタ(´▽`)ま、設計じゃなくて組み立てるほうなんだけど(笑) 
たぶん今までの失敗は、川重のせいじゃなくて、三菱のせいだよ、うん、きっと!そう思っとこ。笑
でも今回のロケット打ち上げ、成功したはいいけど、めちゃコスト高&性能低だったらしい。
なんでも前回の失敗を踏まえて設計したお蔭で、派手に飛ばすと失敗する可能性があったから噴出威力を抑えたためコストが10億円アップしてもたんだってさー。
またまた出遅れたよ、宇宙開発競争に。
ちぇ、日本製品のロケット業界への殴りこみは今回も失敗かぁ~
中国に遅れをとってるようじゃ、殴りこみもクソもないけどサ。

でもとにかくよかったよ。
安心して天気予報が見れるし
ところで、新しい愛称は何?





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