グレーテルの歩く道

心身のハンデなんて物ともせず、元気に暮らす私の日記♪

初任給をもらった

2016年01月16日 15時33分23秒 | お仕事
はじめてのお給料をもらった。

19500円。

時給300円。毎日お弁当代が400円引かれるとは知らなかった。

館長さんに「身に余る光栄です」と言った。


館長さんは、「こんな身体で頑張って。なんて可愛いのかしら」と、

涙を浮かべながら私を抱きしめてくれた。


しゃべり方はきついけど、いい人だ。


第二のおかあさん。




仕事を始めて以来最悪の日

2016年01月16日 15時12分05秒 | お仕事
就労継続支援A型事業所Oに通い始めて2か月くらい経った日。

少しづつ館長さんに不信感を抱き始めていたころ。

事件は起きた。

館長さんは、毎日病的にヒステリーを起してメンバーさんを些細なことで、

大声で怒鳴り散らしたり、物を投げつけたりしていた。

「なんで障害者にそんな態度をとるのか」私は心の中で勝手に憤っていた。


その日は、パソコン関連の些細なことで、そのヒステリーが初めて私に向けられた。

私は、余りのきつい言い方に、つい反論した。

100倍になって帰って来た。

悔しくて涙が出た。

「なんでも私に言いなさい」常々そう言っていた館長に私は泣きながら言った。


「きつい言い方をされると私は泣きます」

「きつい言い方なんかしていません!仕事中は泣くな!泣く人は辞める!」

16歳の自分ならここで「じゃあ辞めるよ!」と怒鳴り返して帰っていただろうが、

33歳の私は、泣きながらお団子を丸めた。


もう、クビになったと思った。

お仕事見つかってよかったね!って言ってくれたみんなの顔が浮かんだ。

なにより、嬉しそうだったママの顔。

1時間涙が止まらなかった。

お団子を丸め続けた。


仕事を終えて帰る時。

館長さんが、私の顔を覗いて

「もう泣いてないわね。こうやって仲良くなって行くのよ」と行った。

私は、その日初任給をもらったお礼に館長さんに贈り物を持って行っていた。

泣き腫らした目で、館長さんに「あずき蒸気のカイロを渡して、ハグして帰った。

仲直りした。



以前、通所していて辞めたメンバーさんに

「大声で威嚇された」と、訴えられそうになったとは聞いていたけど、

まあまあ、納得。

衝撃のクリスマス

2016年01月16日 14時54分42秒 | お仕事
私の年下の先輩、軽度の知的障害者のS先輩は、なんでも盗み癖があるらしい。

とは、聞いていたけど、クリスマスの日、初めて事件を目の当たりにした。

背が高くて、顔がちっちゃくて、女の子みたいにかわいい、S先輩。

クリスマスケーキの注文を受けて、前払いでもらった代金を着服していたことが分かった。

注文したケーキが届かない。お客さんからの苦情の電話で明らかになった。

「もらった事を忘れていたのでは?」という私の考えは、

「あいつはそんな可愛いもんじゃない!」という館長さんの絶叫に打ち消された。


盗んだ事を認めたらしい。

菓子工房の工場長と一緒にお客さんのもとに謝りに行った。

今までに盗んだ額、10万20万ときかないと聞いている。


次の日は、菓子工房でモチつきをして納会。

ちょっと遠いから、支援員のEさんの車に乗せてもらい連れて行ってもらった。

てっきり、しょぼくれて来ないものと思っていたS先輩が、

Eさんの車に乗って来たからびっくりした。

「車いす積むのにつれてきたの」Eさんは、明るく笑った。

工房で館長さんに会い、「私に何か言うことがあるでしょう」と言われ、

「昨日は、すみませんでした」と言うと、

モチとおそばをお代りしておいしそうに食べていた。




K先輩とさようなら

2016年01月16日 14時48分09秒 | お仕事
昨年の暮。仕事納めの日。

いつも積極的に車椅子の介護をしてくれていたK先輩が突然言った。

「ボクはもう来年からここには来ないから」

衝撃が走った。

軽度の知的障害がありながらも、優しくて穏やかで、みんなに愛されていたK先輩。

「お母さんが、もう手続きをしたから」

本人も辞める理由は分からないと言う。

大好きだったK先輩にもう会えないなんて・・・。

支援員さんも泣いていた。


もしかしてひょっこり来るのでは・・?

淡い期待を抱いて出勤した年明け。

K先輩はいなかった。


あの喫茶店に行きたい

2015年12月13日 15時41分56秒 | 無限大の夢
今、すごく行ってみたい喫茶店がある。

すごく夜景のきれいな小さなお店。

建物の2階にあってエレベーターがない。

車椅子を持ってくれる王子様、現れて!

髪を切った

2015年12月13日 15時37分02秒 | 日記
いつもの1500円カットのお店で髪を切った。

カットモデルさんの写真を印刷して、家に忘れた。

「適当に短めに」って言ったら、

「ゴウリキさんくらいですか」って訊かれた。

ゴウリキさんがどんな髪型だったかな、と思いつつ「はいっ」って答えたら。

今までにないくらい短くされてしまった。


そのうち伸びる。

みんな、元気かな

2015年12月13日 15時29分53秒 | ケアについて
仕事が始まっても、デイケアに行く余裕はあると思っていた。

甘かった。

デイケアに行く余裕なんてない。

デイケアメンバーには、仕事に行くことも言っていない。

仲良しになったデイケアメンバーにお別れを言っておけばよかった。

みんなにお手紙でも渡すんだった。

もう忘れられたかな。

最後の日に、仲良しのⅠちゃんの手を握って、

「思い出ずっとっずっと忘れない空 ふたりが離れて行っても こんな好きなひとに出会う季節二度とない♪」

と歌っておいたのが、せめてもの救い。







おばあちゃん、大丈夫ですか

2015年12月13日 15時24分23秒 | 一日一膳
ヨークベニマルで、リュックに荷物を詰めていた、腰の曲がったおばあちゃんがいた。

リュックのファスナーがしめられないで、プルプル震えていた。

しめてあげた。

おばあちゃんは、何度もありがとうございますと言っていた。

曲がった腰にリュックを背負ってひとりで帰っていく姿が気の毒だった。

あとは何もしてあげられない。


勉強がしたい

2015年12月13日 15時14分14秒 | 人生はチャレンジ!
私は、通信制の高校を中退している。

籍は10年会あったらしいけど、入学して3カ月で、勉強は辞めている。


今、夢がある。

叶えるためには、まず高卒の資格がいる。

高卒の資格を取ってから、先のことは考えればいい。


ママは、今の私には、時間・体力・精神的・余裕がないから、

まだ、早いのでは?と言う。


迷っているとき、勤めている先の支援員さんが背中を押してくれた。

40代で、支援員をしながら大学院に通っているRさん。

「やるだけやって、ダメだったら潔く辞めればいい。高校程度の勉強なら教えてあげるからやってみなよ!」


やってみることにした。

NHK学園の願書を請求する。





パパ、禁酒

2015年12月13日 15時10分20秒 | 家族のこと
パパが、酒の飲み過ぎで死にそうになった。

脂汗が出て、手が震えて、動けなくなったそうだ。

ママは、救急車を呼ぼうと思ったらしい。

私の留守中の出来事。


パパは、反省して、自ら「酒を辞める」と宣言した。

1ヵ月、飲んでいない。


パパ、元気はつらつ。

買い物デー

2015年12月13日 15時03分13秒 | 家族のこと
お仕事は、週5日行っている。

まだ、時給300円だけど。

土日はお休み。土曜日はお買いものデー。

ママとN伯母さん、ばあちゃんを乗せて、色々な所にドライブ兼お買い物をしている。


本当は、免許を取ったら、毎週恋人とデートするものだと思い込んでいたけど、

免許を取れたからと言って、恋人がいないから、デートはできない。


でも、みんなでのお買い物は楽しいし、感謝されるしで、しあわせを感じている。

おかげさまで、だいぶ運転も慣れてきた。


来年は、温泉に行けたらいいなあ。

プータ出勤

2015年12月13日 14時56分37秒 | お仕事
お仕事に行くとき、車に、私の親友であるクマのプータを必ず乗せている。

プータは交通安全の御守り。

それを知った館長さんんは、

「車の中にずっとひとりでいても寂しいでしょう。今度から一緒にお店に連れておいで」と言ってくれた。

プータは大喜び。

その晩、北海道のM伯母さんから、おしゃれなバッグが届いた。

クリスマスプレゼント。

プータがちょうど入る大きさのバッグ。グッドタイミング!

明日から、プータは出勤する。


心のお父さん

2015年12月13日 14時41分28秒 | 家族のこと
パパには、父親違いのお兄さんがいる。

いつもメールをくれて、気持ちを励ましてくれるいい伯父さん。

私は、心のお父さんと呼んでいる慕っている。

パパは、口下手で不器用だから、心がないとママに言われる。

だから、Yさんは心のお父さん。

パパに無いものを、パパに代わって補ってくれる。

私にはお父さんがふたり。


Yさんが1時間半、車を飛ばして、うちに遊びに来てくれた。

手作りの干し柿を持って。


パパに関しては何も言わなかったけど、

あとでYさんの奥さんのK伯母さんから電話が来て分かった。

パパの酒の飲み過ぎを、私からのメールで聞いて、すんごく心配していると。


何も言わないから、何も思っていないと思っていのに。

それが心配で、様子を見に来たらしい。

「ふがいないパパをよろしくね」って、帰ってからメールが来た。


パパは、いいお兄さんを持っている。






K先輩入院

2015年12月13日 14時28分45秒 | お仕事
お仕事先の福祉事業所では、なんだかとってもいい扱いを受けている。

みんなは8時出勤なのに、私は慣れるで10時出勤でいいと館長さんに言われた。

店に着くと、K先輩が車から車椅子を下ろしに突進して来てくれる。

帰りは、やっぱりK先輩が私の車椅子を暴走特急で車まで押してくれて、

車に車椅子を積んでくれる。

K先輩は、私が遅くなっても先に帰らず「車いす待ちだから、バスは次のでいいから」と言って、

こんな私を待っててくれる優しい人。

軽度の知的障害で、話している最中白目をむく。

そんなK先輩が股関節の手術で入院してしまった。

入院する前の日、御守りをあげた。

復帰まで、あと1週間くらいかなあ。

車椅子の世話は、館長さんがしてくれている。

恩を忘れて

2015年11月12日 17時48分17秒 | 家族のこと
Mクリニックに診察の日。

前の日に、ママとふたりで行くと言ったら、

「駐車場が混んでいたら、停められないから、俺も行く」

と言い張るパパ。

何度断っても「行く」と聞かない。

仕方がないので、

「パパが行くなら、薬局に薬を取りに行ってもらえるからママは行かないよ」

と言うことになった。


次の日。

パパは、朝から下りてこない。

姉の車を移動してもらえないと車を出せない私。

ママが、様子を見に行ったら、

「酒の匂いはしていないけど、具合悪そうに寝てる」

とのこと。

血圧が高いから具合悪いのかと心配したが、

私は、絶対に酒を飲んでいるだろうと思った。


姉の車くらいは移動してもらおうと言うことになった。

頼んだら起きてきて移動してくれた。頭はボサボサ。

私の車を前に出してくれた。

運転しようと自分の車に乗り込むと、

車内はひどい酒臭さ。


やっぱり飲んでた!

いつものことだけど。

頭に来た。

昨日、あれだけ行くと約束したのに。

仕方ない、行こう、と思ったら、パパが後部座席に乗り込んできた。

「駐車場に停められないかもしれないから」という。

私は、パパの飲酒運転はもう懲り懲り。

「酒飲んだやつは下りろ!」と怒鳴った私。

「乗るだけだから」と、パパ。

「乗るだけなら意味ないだろクソオヤジ!!」と、怒鳴った私。

その後、とても書けないような罵り言葉を1分間叫んだ私を見て、

ママも、これ以上興奮したら、今度診断書に書かれて、

免許をもらえなくなると、心配。

パパを引きずり下ろしたママ。

ママとふたり、楽しいドライブをして、

インフルエンザの予防接種を受けて帰って来た。

私は、正常。

パパに、ここまで育ててもらった恩を忘れて怒鳴ったりして、

可哀相な事をした。

反省。

パパは、今日も酒を飲んで寝ている。