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11/6(木) 祭りが終ると買い手なし

2008年11月06日 20時57分33秒 | Weblog
 民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が朝方発表した10月の全米雇用報告は、非農業部門の雇用者数が市場の予想を超える大幅減少、減少幅は2002年11月以来の高水準。同報告を受けて労働省が今週末発表する雇用統計も大幅に悪化しているだろうとの観測が広がった。また、雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した10月の米企業の人員削減数はおよそ5年ぶり高い水準を記録。ISM(米供給管理協会)が発表した10月の非製造業景気指数は、雇用指数と新規受注が大きく落ち込み、総合指数は判断の分かれ目となる50を割り込み指数導入以来の最低水準に悪化した。祭りが終り、足元の経済情勢に焦点が移って、
NYは-486.01ドル
CME日経225先物   -365円  9,155円
NY原油先物(12月限)  65.30ドル (- 5.23)
NY金先物 (12月限) 742.40ドル (-14.90)
半導体株指数        236.25ドル (-11.46)
バルチック海運指数    826ドル    (+11)
為替  9:00 (対ドル円)  98.25円  (対ユーロ円) 126.78円
外資系注文状況: 売り3,930万株, 買い2,430万株,差し引き1,500万株の売り越し
日経                9,521.24円
 始値  -147.59円   9,373.65円
 高値  -140.94円   9,380.30円   9:05
 安値  -714.53円   8,806.71円  14:50
 終値  -622.10円   8,899.14円
 欧米やアジア経由で合計600億円の買いバスケット(売りバスケットは合計450億円)や、先物に大口の買い注文が観測されたが、戻り売りを控えて9,000円の攻防となった。国内勢の動きばかりで、海外勢の動きが目立たない。悪材料が出ているわけではないので、9,000円割れの水準からさらに売り込むのはリスクが大きい。
 BOE(英中銀)の利下げ幅が1.0%との観測も浮上し、為替市場では円買いが強まった。円全面高を背景に株式市場では売りが加速。香港ハンセン指数などアジア株が軒並み下落していたことも相場の重しとなり、下げ幅を714円に拡大する場面もあった。買い手不在の中で売りが過剰。週末の10月米雇用統計や、GM(ゼネラルモーターズ)の決算に不透明感が強まっているのではないだろうか。


2413: ソネット・エムスリー    31万円     -2.2万円
 医療サイト『MR君』の運営を通し、製薬会社の医師向け情報提供を支援。米国・韓国に展開。08年4-9月期の連結業績は、売上高が前期比23%増の40.9億円、営業利益は同17%増の18.5億円。顧客企業数が増加したほか、医師会員の増加でeディテールの配信量が伸長。今期より本格的なサービスを開始した「M3 Messages」(米国版「MR君」)の先行費用で損益が悪化。09年3月期通期の連結予想は、売上高が前期比18%増の88億円、営業利益は同17%増の42億円と従来通り。マーケティング支援分野で引き続き「MR君」サービスの拡大を進めるほか、米国を中心とした海外事業の成長を目指す。欧州でも09年初頭にサービスを開始する計画。また一般会員からの健康、疾病に関する質問に登録医師が答える「AskDoctors」サービスの拡大などを進める方針。
 

4151: 協和発酵キリン     820円      -40円
 発酵化学首位。収益柱は医薬品。抗体医薬に力。バイオ、化学と多角的。08年10月キリン傘下に。09年3月期の連結純利益が前期比28%減の170億円になる見通し。従来予想は280億円。主力の貧血治療剤「ネスプ」「エスポー」が苦戦。旧キリンファーマとの統合関連費用が想定より膨らんでいるうえ、子会社株売却で税負担も増える。キリンファーマとの統合効果で売上高は従来予想通り25%増の4,900億円になる見通し。一方、経常利益は32%増の500億円に下方修正(従来予想は560億円)。医薬事業が貧血治療剤の苦戦で伸び悩んでいるほか、世界景気減速で化学品事業も収益が悪化するとみている。



2371: カカクコム      31.2万円       -0.9万円
 勤労者所得が増えないなか、食料品価格のインフレ基調が継続するなど、消費者の価格への関心は高まっている。価格に対して過敏な消費傾向は今後ますます強まるとみられるなか、価格比較サイトでは際立った存在感を示し、収益の多様化に結びついている。システムインフラなどの過剰設備が必要ない収益構造であるため、今後とも高いROE(足元36.1%)を継続させることが可能とみられる。株価は年初以降のボックスレンジ下限に位置しており、レンジ上限である35万円処を意識した展開が期待される。


5602: 栗本鉄工所     80円     +6円
 日経産業新聞は、「栗本鉄工所は衝撃に強いマグネシウム合金を開発した。合金を鋳造後、一度圧延してから加工前のビレットにする独自の製法を採用し、耐衝撃性能を通常の2.7倍に高めた。アルミ合金並みの強度が確保できるという。マグネシウム合金は鉄やアルミニウム合金よりも軽く、自動車や航空機向けの軽量化素材として注目されているが、強度不足が課題の一つだった。」と報じている。


                       【今日の格言】
.。・+゜゜+・。☆ ~『激水の石を漂わすに至るは勢いなり』~☆。・+゜゜+・。.

 「激しい水の流れが、大きな岩石を押し流すこともある。」、孫子の言葉である。相場においても、万全の態勢を固めた上で、相場に勢いがあれば、その勢いに乗って攻めることが勝利の秘訣です。勢いがないと感じたら、休むも相場です。


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