かぶけんの情報

日々の ・・

11/7(金) 年金資金の買い

2008年11月07日 20時40分57秒 | Weblog
 欧州は2度目の協調利下げを発表。ECB(欧州中銀)はユーロ圏15カ国に適用する主要政策金利を0.5%引き下げ。スイス国立銀行やチェコ中銀、デンマーク中銀もそれぞれ利下げを発表。イングランド銀行(英中銀)は異例とも言える1.5%の大幅利下げに踏み切り、英国の政策金利はおよそ半世紀ぶりの低水準となった。ECBのトリシエ総裁は会見で「景気低迷の長期化」に言及し、英中銀のキング総裁も「経済活動の見通しが極めて悪化した」と発言したことで景気の先行きに対する懸念が強まり、欧州株は大幅安となった。
 労働省がこの日発表した先週の新規失業保険申請件数は引き続き高水準、失業保険の継続受給者数は25年ぶりの高水準。同じく労働省が発表した第3四半期の非農業部門労働生産性は失業率の上昇が響き大幅に減速。小売り各社が発表した10月の既存店売上高はウォルマートを除き大幅に悪化。ネットワーク機器大手シスコシステムズの示した売上高見通しも市場予想を下回まった。
NYは-443.48ドル
CME日経225先物  -430円   8,370円
NY原油先物(12月限)  60.77ドル (- 4.53)
NY金先物 (12月限) 732.20ドル (-10.20)
半導体株指数        219.44 ドル(-16.81)
バルチック海運指数    839ドル   (+13)
為替  9:00 (対ドル円)  97.35円  (対ユーロ円) 123.46円
外資系注文状況: 売り4,520万株, 買い2,150万株,差し引き2,370万株の売り越し
日経                8,899.14円      
 始値   -124.65円   8,774.49円
 高値    -31.04円   8,868.10円  13:32
 安値   -633.05円   8,266.09円   9:52  分が同じ
 終値   -316.14円   8,583.00円
 米株安や足元の円高に加え、トヨタ <7203> の業績下方修正が企業業績の後退懸念を強め、売り優勢の展開となった。欧米経由で合計1000億円の売りバスケット(買いバスケットはなし)も観測され、下げ幅を633円に拡大する場面もあった。今晩の10月米雇用統計を控え、ポジションが取りづらい面もある。ただ、10月下旬のソニーショックと比較すると市場全体が大きく下げた印象はない。悪材料を冷静に消化できる環境になってきたのではないだろうか。
 GLOBEX(シカゴ先物取引システム)での米株価指数先物高や円高一服感から、市場の不安心理が後退。先物への買い戻しや、公的年金の買いや個人投資家の押し目買いが入り、下げ幅を縮小した。ただ、先物に断続的な大口の売り注文がみられると戻りも鈍くなり、押し返された。10月の米雇用統計を控え、全体的には買い進む相場ではないが、ストップ安比例配分が予想されたトヨタが後場に寄り付き、下げ渋ったことで売り方の買い戻しもみられた。銀行などの自己資本比率規制の見直しが金融株の下支えとなっている。売買代金は概算2兆1,896億円、アジア株も堅調に推移して上海総合株価指数は29ポイント(1.75%)高の1,747、追加利下げを決定した韓国は総合株価指数で3.8%高となっている。

 世界的な自動車販売の低迷や円高を背景に09年3月期通期の業績予想を大幅に下方修正したトヨタ<7203>が売られている。寄付きは3,330円、一時はストップ安となる3,310円の安値を付け、大引けは350円安の3,460円だった。トヨタ系部品メーカーにも売りが波及し、デンソー<6902>、アイシン<7259>が一時ストップ安。東海理化<6995>、日本精工<6471>、フタバ<7241>、関東自動車<7223>、豊田織機<6201>、トヨタ紡織<3116>、豊田合成<7282>、愛三工業<7283>なども大幅安、業種別では自動車と部品メーカーを含む輸送用機器セクターの値下がり率ランキングがトップとなった。


                       【今日の格言】
           .。・+゜゜+・。☆ ~『漁師は潮を見る』~☆。・+゜゜+・。.

 経験豊かな漁師は天候と潮流の微妙な変化を読み取って出漁の時期をつかむそうですが、株式投資も経験を積むことで相場の流れを見て買いのタイミングを感じ取れるようになりたいものです。


コメントを投稿