アジアや欧州の主要株式市場が上昇し、銀行間取引金利が低下したことも支援材料。オーストラリア準備銀行（豪中銀）が予想を上回る０．７５％の大幅利下げを実施したことで、ＥＣＢ（欧州中銀）やイングランド銀行（英中銀）も大幅利下げに動くとの観測が広がり、景気を下支えする世界的な対応にも期待が高まった。
クレジットカード大手マスターカードが前日引け後に発表した７―９月期決算が市場予想を上回ったこと、ドルが対ユーロで下落したことやサウジアラビアの減産の動きを背景に原油先物が急反発。貴金属や穀物相場も上昇し、商品（コモディティ）関連銘柄が大幅に上昇したことも指数を押し上げている。
ＮＹは＋３０５.４５ドル
ＣＭＥ日経２２５先物 ＋４８５円 ９，５８５円
ＮＹ原油先物（１２月限） ７０.５３ドル （＋ ６.６２）
ＮＹ金先物 （１２月限） ７５７.３０ドル （＋３０.５０）
半導体株指数 ２４７.７１ドル （＋１０.６１）
バルチック海運指数 ８１５ドル （－１２）
為替 （対ドル円） ９９．７９円 （対ユーロ円） １２９．４７円
外資系注文状況: 売り４，０１０万株, 買い４，７００万株,差し引き６９０万株の買い越し
日経 ９，１１４．６０円
始値 ＋１０９．４５円 ９，２２４．０５円
高値 終値
安値 ＋１０１．７０円 ９，２１６．３０円 ９：０５
終値 ＋４０６．６４円 ９，５２１．２４円
４日の米株高や、世界的な協調利下げの流れを背景に序盤は買いが優勢となった。上げ幅を３１０円に拡大し、一時９４００円台を回復したが、昼ごろに米大統領選の大勢が判明する見通しから、高値圏でもみ合った。米大統領選はどちらの勝利にせよ、相場への影響は限定的だろう。今度の焦点はＥＣＢ（欧州中銀）の金利政策や１０月の米雇用統計で、当面は欧米株式市場の動きを注視した展開になりそうだ。新興市場が活況を取り戻しつつあり、個人投資家の資金が戻り始めている点に注目。
昼の立ち会い外バスケット取引は、金額は３００億円、リバランス（資産配分調整）・ＥＦＰ（先物と現物との交換取引）中心で２０億円買い越し。
先物市場の動きにけん引され、上げ幅を拡大した。午後１時ごろにオバマ氏が米大統領選に勝利したと伝わると、短期的な材料出尽くし感から利益確定売りが強まったが、すぐに切り返した。オバマ氏の当確で環境関連銘柄に物色が強まった。今後は１０月の米雇用統計など重要経済指標が注目されるが、『金融相場』が近づいてきた印象で、よほど悪い数字でなければ、市場の反応も限られる可能性もある。
６８７５： メガチップス １，３６２円 ＋５０円
顧客専用ＬＳＩ・システム主力。ファブレスメーカー。任天堂向け８割。香港にも販売子会社。０９年３月期の連結業績予想を上方修正、営業利益を従来予想の３８億円から４６億円（前期比３３．５％増）に引き上げた。顧客専用ＬＳＩ事業の主力製品、ゲームソフトウエア格納用ＬＳＩ（カスタムメモリー）の需要が堅調に推移、特定用途向けＬＳＩ事業とシステム事業では、付加価値の高い製品が好調。通期の売上高を従来の５２０億円から５５０億円（前期比９％増）に、当期純利益も２１億円から２３億５，０００万円（同１０％減）にそれぞれ増額。不採算事業の整理に伴って５億８，０００万円の特別損失を計上するため、純利益は圧縮されるものの、それでも一株利益は９７円に増える見込み。今回の業績修正で、売上高、営業利益、経常利益が過去最高となる見込み。
４７０４： トレンドマイクロ ２，７８０円 ＋２５５円
同社の中間決算は通期計画に対して進捗率は４１％で通過。会社計画を上回る着地を示している。第３四半期業績は１１月４日に発表予定であり、会社側は売上高が２６４億円（前年同期比５％増）、営業利益が７６億円（同１５％減）を見込むが、円高などによる北米での伸び悩みが懸念されている。ただ、株価は９月２２日につけた年初来高値４，３７０円から一気に下落し、２７日は一時２，０００円を割り込んだ。事業環境が短期的に大きく変動する傾向はあるものの、相当の懸念要因を織り込んだ水準に到達したと考えてよいだろう。また、市場での競争優位性や、先行投資がピークを越え、来期以降はコスト負担減による回収期を迎えることを踏まえれば、法人向け統合製品サービスを中心とする増収増益シナリオは確度が高いと見込まれる。２７日の株式市場は個別株で急速なリバウンドを示したものが目立ったが、循環物色リバウンド出遅れ銘柄をチェックしておく価値はあるだろう。
【今日の格言】
．。・+゜゜+・。☆ ～『売り落城の高峠、阿呆になりて売りの種まけ』～☆。・+゜゜+・。．
売り方が踏んでいる時はどうしても相場は急上昇を演ずるもので、売り方が踏み終われば・・・と解っていながらもなかなか売りきれないものであります。しかし、こういう場面では火中の栗をとるつもりで売り出動せよと教えているのです。
クレジットカード大手マスターカードが前日引け後に発表した７―９月期決算が市場予想を上回ったこと、ドルが対ユーロで下落したことやサウジアラビアの減産の動きを背景に原油先物が急反発。貴金属や穀物相場も上昇し、商品（コモディティ）関連銘柄が大幅に上昇したことも指数を押し上げている。
ＮＹは＋３０５.４５ドル
ＣＭＥ日経２２５先物 ＋４８５円 ９，５８５円
ＮＹ原油先物（１２月限） ７０.５３ドル （＋ ６.６２）
ＮＹ金先物 （１２月限） ７５７.３０ドル （＋３０.５０）
半導体株指数 ２４７.７１ドル （＋１０.６１）
バルチック海運指数 ８１５ドル （－１２）
為替 （対ドル円） ９９．７９円 （対ユーロ円） １２９．４７円
外資系注文状況: 売り４，０１０万株, 買い４，７００万株,差し引き６９０万株の買い越し
日経 ９，１１４．６０円
始値 ＋１０９．４５円 ９，２２４．０５円
高値 終値
安値 ＋１０１．７０円 ９，２１６．３０円 ９：０５
終値 ＋４０６．６４円 ９，５２１．２４円
４日の米株高や、世界的な協調利下げの流れを背景に序盤は買いが優勢となった。上げ幅を３１０円に拡大し、一時９４００円台を回復したが、昼ごろに米大統領選の大勢が判明する見通しから、高値圏でもみ合った。米大統領選はどちらの勝利にせよ、相場への影響は限定的だろう。今度の焦点はＥＣＢ（欧州中銀）の金利政策や１０月の米雇用統計で、当面は欧米株式市場の動きを注視した展開になりそうだ。新興市場が活況を取り戻しつつあり、個人投資家の資金が戻り始めている点に注目。
昼の立ち会い外バスケット取引は、金額は３００億円、リバランス（資産配分調整）・ＥＦＰ（先物と現物との交換取引）中心で２０億円買い越し。
先物市場の動きにけん引され、上げ幅を拡大した。午後１時ごろにオバマ氏が米大統領選に勝利したと伝わると、短期的な材料出尽くし感から利益確定売りが強まったが、すぐに切り返した。オバマ氏の当確で環境関連銘柄に物色が強まった。今後は１０月の米雇用統計など重要経済指標が注目されるが、『金融相場』が近づいてきた印象で、よほど悪い数字でなければ、市場の反応も限られる可能性もある。
６８７５： メガチップス １，３６２円 ＋５０円
顧客専用ＬＳＩ・システム主力。ファブレスメーカー。任天堂向け８割。香港にも販売子会社。０９年３月期の連結業績予想を上方修正、営業利益を従来予想の３８億円から４６億円（前期比３３．５％増）に引き上げた。顧客専用ＬＳＩ事業の主力製品、ゲームソフトウエア格納用ＬＳＩ（カスタムメモリー）の需要が堅調に推移、特定用途向けＬＳＩ事業とシステム事業では、付加価値の高い製品が好調。通期の売上高を従来の５２０億円から５５０億円（前期比９％増）に、当期純利益も２１億円から２３億５，０００万円（同１０％減）にそれぞれ増額。不採算事業の整理に伴って５億８，０００万円の特別損失を計上するため、純利益は圧縮されるものの、それでも一株利益は９７円に増える見込み。今回の業績修正で、売上高、営業利益、経常利益が過去最高となる見込み。
４７０４： トレンドマイクロ ２，７８０円 ＋２５５円
同社の中間決算は通期計画に対して進捗率は４１％で通過。会社計画を上回る着地を示している。第３四半期業績は１１月４日に発表予定であり、会社側は売上高が２６４億円（前年同期比５％増）、営業利益が７６億円（同１５％減）を見込むが、円高などによる北米での伸び悩みが懸念されている。ただ、株価は９月２２日につけた年初来高値４，３７０円から一気に下落し、２７日は一時２，０００円を割り込んだ。事業環境が短期的に大きく変動する傾向はあるものの、相当の懸念要因を織り込んだ水準に到達したと考えてよいだろう。また、市場での競争優位性や、先行投資がピークを越え、来期以降はコスト負担減による回収期を迎えることを踏まえれば、法人向け統合製品サービスを中心とする増収増益シナリオは確度が高いと見込まれる。２７日の株式市場は個別株で急速なリバウンドを示したものが目立ったが、循環物色リバウンド出遅れ銘柄をチェックしておく価値はあるだろう。
【今日の格言】
．。・+゜゜+・。☆ ～『売り落城の高峠、阿呆になりて売りの種まけ』～☆。・+゜゜+・。．
売り方が踏んでいる時はどうしても相場は急上昇を演ずるもので、売り方が踏み終われば・・・と解っていながらもなかなか売りきれないものであります。しかし、こういう場面では火中の栗をとるつもりで売り出動せよと教えているのです。
