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11/10(月) 中国の景気刺激策

2008年11月10日 18時38分23秒 | Weblog
 10月の雇用統計は、雇用者数が前月比24万人減、前月の雇用者数を大幅に下方修正、失業率は14年ぶりの高水準となっている。雇用者数の市場予想の平均は20万人でその予想を上回る雇用環境の悪化が示されたが、一部のエコノミストは30万人の減少を見込んでおり雇用統計の悪化は織り込み済み、指数は前日までの2日間で約10%の急落(2日間の下落率としては1987年以来最大、10月27日以降の上げ幅の約6割を消失)したことでこの日は買い戻しに加え自律反発狙いや値ごろ感からの買いが優勢となった。
 オバマ次期大統領の会見が具体的な内容に乏しかったため指数は一時上げ幅を縮小する場面もあったが、雇用環境の悪化を受けてFRB(米連邦準備理事会)が12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利下げに動く可能性が高まったとの観測が指数の下支えとなった。
NYは+248.02ドル
CME日経225先物    +185円   8,845円
NY原油先物(12月限)  61.04ドル (+0.27)
NY金先物 (12月限) 734.20ドル (+2.00)
半導体株指数        223.19ドル (+3.75)
バルチック海運指数    839ドル   (-10)
為替  9:00 (対ドル円)  99.50円  (対ユーロ) 126.90円
外資系注文状況: 売り3,570万株, 買い3,370万株, 差し引き200万株の売り越し
日経               8,583.00円
 始値  +128.99円   8,711.99円
 高値  +523.29円   9,106.29円   14:13
 安値    始値
 終値  +498.43円   9,081.43円
 円安に振れて、8:50に発表された機械受注が市場の事前予想を上回ったこと、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)での米株価指数先物高などが支援材料となり、朝方から幅広い銘柄に買いが先行。上げ幅を510円に拡大する場面もあった。中国政府が公共投資などの景気対策を発表したことで、新興国関連銘柄を中心に物色が強まっている。各国の景気刺激策が期待される中、週末のG20金融サミットを控え、9,000円より上は重い展開となりそうだ。
 週末に明らかになった中国政府による景気対策、2010年末までに総投資額が4兆元、日本円に換算して約57兆円という巨額の景気刺激策を発表したことで中国関連株の上げが目立った。また、ブラジルで開催されているG20財務相・中央銀行総裁会議でも各国政府の財政支出拡大を支持することで一致し、14日からの米ワシントンでの金融サミットでも追加景気対策への期待感が高まっていることも支援材料となっている。アジア株が上昇基調を強めると、東京市場でも不安心理が後退。海運株、建機株を中心に買いが継続した。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)での米株価指数先物高も追い風となり、上げ幅を523円に拡大する場面もあった。新規の資金が流入しているものの、依然として不透明感は根強い。株価は1万円台回復までファンドの買い戻しや個人の買い増しが下支えしそうだ。売買代金は概算1兆6,581億円です。上海総合株価指数は127ポイント(7.2%)の大幅高で1,874。


5631: 日本製鋼所     1,007円        +57円
 大型鋳鍛鋼で世界有数、電力・プラント向け多い。射出成形機で上位グループ、火砲も生産。同社の09年3月期の連結経常利益は前期比13.4%増の350億円になる見通し。従来予想は320億円。火力・原子力発電所向けの発電プラント部材などを手掛ける同社は米大統領選開票速報で環境関連を重視する民主党のオバマ候補が当選したことで環境関連としての注目も集まっている。更に08年4―9月期連結決算は稼働率の向上や原価低減などで経常利益が前年同期比9%増となっている。下期も総じて好事業環境が続くと見通しており、通期利益予想の上方修正につながっている。



                       【今日の格言】
        .。・+゜゜+・。☆ ~『我れ事において後悔せず』~☆。・+゜゜+・。.

 宮本武蔵の残した言葉。ひとたび相場という真剣勝負に臨んだ際には、結果としてそれが失敗に終わったとしても後悔するべきではないという事。仕掛けた時にそれなりの研究をしていれば後悔しないものです。


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