５/９（水） 下値で売り買い交錯

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　ＮＹ市場は、ギリシャの政治動向をめぐる不透明感から欧州の財政問題に対する懸念が強まり下落。

ＮＹ市場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－　７６．４４ドル
ナスダック　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－１１．４９ドル
ＣＭＥ日経２２５ 　　　　９，１０５．００円　　　－　７５．００円
ＮＹ原油先物　　　　　 　　　９７．０１ドル　　　（－　０．９３）
ＮＹ金先物　　　　　　　１，６０４．５０ドル　　（－　３４．６０）
半導体株指数　　　　　　　３９４．３６ドル　　　（－　２．５６）
バルチック海運指数　１，１６５．００ドル　　 （＋　　８．００）
ＣＲＢ指数　　　　　　　　　２９５．１３ポイント　（－　２．３３）
ＶＩＸ指数　　　　　　　　　　　１９．０５ポイント　（＋　０．１１)
為替　９：００（対ドル円）　　７９．８７円　（ユーロ円)　　１０３．８０円
外資系注文状況：　売り　１，６６０株、　買い　２，３７０株、　差し引き　７１０万株の買い越し

日経　　　　　　　　 　　　　　　 　９，１８１．６５円
　始値　　　－　６８．９３円　　　９，１１２．７２円
　高値　　　－　６５．７１円　　　９，１１５．９４円　　　９：０４
　安値　　　－１６０．４５円　　　９，０２１．２０円　　１３：０５
　終値　　　－１３６．５９円　　　９，０４５．０６円　　　小陰線

　欧州不安や米国株安、円高止まりなどが嫌気され、売り先行。売り一巡後は様子見ムードが強まり、９，１００円を割れての膠着商状。欧州問題が中国、米国の景気に影響するとの連想も働き、売り方の材料にされているが、リスク回避で売りが膨らむというよりも、手を出しにくい状況となっている。
　昼の立ち会い外バスケット取引は、２１件で金額は４８３．６０億円、リバランス（資産配分調整）・ＥＦＰ（先物と現物との交換取引）中心で売り買い均衡。
　アジア株の下落に加え、円が対主要通貨で底堅く推移したことから、下げ幅を拡大。売り一巡後に下げ渋る場面もみられたが、２００日線で売り買いが交錯し、膠着感を強めた。全体的には外部環境にらみで日本株独自の方向感はなかった。ギリシャの問題など背景はあるが、結局は為替や、米国株をにらみながらの展開が続くだろう。ここから下値を探る必然性はないものの、押し目を拾うのも日銀のＥＴＦ（上場投信）買い入れくらいしか材料がない。
　市場では「日銀のＥＴＦ買い観測のほか、一部の国内機関投資家も押し目買いの姿勢をみせている。円高への警戒は根強いが１ドル７８―８０円レベルであれば輸出企業にとって大きな問題にはならない。過度な悲観論から転換するタイミングが近そうだ」（準大手証券トレーダー）との声が出ている。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【今日の格言】
　　 　　　　．。・+゜゜+・。☆ ～『一夜成金一夜乞食』～☆。・+゜゜+・。．

　相場の世界は、一寸先は闇であり、成功をおさめた人、相場で破滅した人などさまざまです。相場は一夜で成金を生み出すことができますが、その逆もまた真で、相場には常に魅惑と非情さが付きものといえるでしょう。