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AIGの決算を受け金融機関の損失が拡大するとの懸念が広がりNY株式市場は売りが先行。週明けのアジアや欧州の株価が軒並み急落し世界同時株安の様相を呈していることも相場の重しとなり、ダウは1997年4月以来およそ12年ぶりの6,800ドル割れで取引を終了。
NYは -299..64ドル
CME日経225先物 7,070円 -180円
NY原油先物(2月限) 40.15ドル (- 4.61)
NY金先物 (2月限) 940.00ドル (- 2.50)
半導体株指数 188.97ドル (-10.03)
バルチック海運指数 2,014ドル (+28 )
為替 9:00 (対ドル円) 97.24円 (対ユーロ円) 122.33円
外資系注文状況: 売り2,820万株、買い900万株、差し引き1,920万株の売り越し
日経 7,280.15円
始値 -102.36円 7,177.79円
高値 + 7.99円 7,278.83円 13:10
安値 -191.68円 7,088.47円 9:48
終値 - 50.43円 7,229.72円 下髭の長い小陽線
NY市場が大幅下落となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)も連日の大幅売り越しと伝えられたことなどから、日本市場も売り先行の始まり。バブル後安値(終値ベース)の7,162.90円を割り込み、下げ幅を一時191円に拡大する場面もあった。与謝野馨財務・金融・経済財政担当相が閣議後の会見で日本株について言及し、「必要以上な下げは看過できない」と発言したことをきっかけに、先物主導で下げ幅を縮めた。年金のウエート調整が続いて相場を下支えする中、与謝野氏の発言で株価対策への期待感が強まった。昨日の米株安と比較すると日経平均は結果的に底堅い推移となったが、金融不安が後退したわけではないため、依然として7,000円を意識した動きに警戒が必要である。
昼の立ち会い外バスケット取引は、27件で金額は123.71億円、全体的に少なく、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心で売り買いほぼ均衡。
GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が底堅く、アジア株も下げ渋ったことから、日経平均も下げ幅を縮めた。一部でバッドバンク(不良債権買い取り機関)の具体策が報じられると上げに転じる場面もあったが、先物に断続的な売りも出て、上値の重い展開となったが、前日の米国市場が大幅安となった割には、底堅い引けだった。株価低迷の中、自動車株で売上高1兆円超のいすゞ(7202)でも時価総額が1,500億円まで落ち込んでいる。時価総額の落ち込みを防ぐには、早急な景気対策と実弾が必要である。それが進まない国内で3つの重要ポストを担う大臣の発言は、総理大臣よりも影響力が大きい。
市場では「投資環境は厳しいものの、公的年金買いの観測に加え、下値ではヘッジファンドの年度末の借株返済に伴う買い戻し注文も厚く、売り方も攻めきれない状況だ」(準大手証券情報担当者)との声が出ている。
◎株価の必要以上の下げ、看過できない=財務相
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPJAPAN-36773820090303
◎株式取得機構によるETF購入、勉強していきたい=柳沢衆院議員
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK025237020090303
【今日の格言】
.。・+゜゜+・。☆ ~『下がるも理、時至らねば下がるまじ、
買い急ぎするは大たわけなり』~☆。・+゜゜+・。.
理論的には相場は下がる状況にあってもその勢いがまだ熟していない時はなかなか下がらないものです。だからといって底意が堅いのだろうと解釈して買っていったりすると、そのとき相場は下げ始めるものです。理論と現実との相違、そしてその時々に揺れ動く人間心理を述べた格言です。