聖なる書物を読んで

現役JW29年目

虐待の被害者を慰める

2019-07-21 | ものみの塔
今日のものみの塔研究記事。

前回も書きましたけど、自分たちの会衆で起きてる虐待を、まるで他人事みたいに扱ってる時点でもう、ダメダメな記事です。

1節の例えからして、事を軽く見てる・・・というか、深刻な問題じゃないよ、膝をすりむいた小さな子どもを慰めるようなもんだよ、と軽く感じさせようとしてる、って思える。

5節の責任転嫁もヒドイ。「残念なことに、虐待が最も頻繁に生じるのは家庭です。家族や親族、家族と親しくしている人が加害者になるケースは後を絶ちません」ってつらっとして書いてるけど、よく考えたらこれ、どれだけエホバの証人の組織が危険かってことを言ってるわけだよねぇ(9節で「共にエホバを崇拝する仲間は家族のような存在です」と言ってる)・・・でも、まるで組織には責任が無いみたいな言い方でもある。

8節でも「性的虐待が広まっていることは、今が終わりの日であることの強力な証拠です」と。自分たちの組織内で起きてる悪いことも、終わりの日のせいってか。・・・ヒドイ組織になっちゃったなぁ。

こういう問題は専門家に任せるのが一番大切だと自分は思います。でも組織としては問題を外部に漏らされたくないから、そのことは脚注でちっちゃい字で書いてるだけ。これじゃ、専門家に相談なんてできる雰囲気じゃない・・・こういう書き方を見るにつけ、組織は信者を操るのが上手いよなぁ、と思う。

・・・で、組織はちゃんと専門家への相談を勧めている、と言い訳もできる。


この一連の記事のおかげで、組織に対する嫌悪感がますます増しました。本気で組織のために働いてる信者の皆さんが、なんだかとってもかわいそうだなぁと感じます。きっと、組織のためじゃなくエホバのためだと思っているんでしょうけども。

そのエホバのご意思とやらも、結局は組織が組織のために作り出したものに過ぎないんじゃないかなと、最近では思います。

神が悪を終わらせてくださる、と純粋に信じ、善を行いたいと願って活動されているのなら・・・組織の言うことをなんでも鵜呑みにしないで、オカシイと感じることを大切にしていってほしいなと思います。