もう25年以上続く植物観察会に参加しています。
植物をこよなく愛する人達が自主的に集まってできたサークルです。
特にリーダーはおりませんが植物に詳しい人の集まりなので出会った植物の名前が判らないことはありません。誰かが教えてくれます。
3月の観察会は雑木林の自然を残した近くの公園でした。
毎年のようにこの場所を観察をしていますが毎回新しい発見があります。
サークルの仲間のお知り合いで今回はこの公園の植物を管理していらっしゃる専門家が案内してくださいました。
自然をこよなく愛する方で植物や野鳥に詳しい方です。
私にはこれといった特徴がないと思える雑草をルーペをかざして花や葉羽毛の状態の説明がありました。
そこには肉眼では見えない別世界が広がっています。
ゴリンナは矮性で目立たない葉と同じ薄緑の小さい花です。よく見ると細い茎の一箇所にルービックキューブのように上下左右斜めと沢山の花が秩序正しくついて咲いているのです。この素晴らしい造形美はなんのために誰が作ったのかとはっとさせられました。
オオイヌノフグリは雑草としてどこにでも生えて厄介もの扱いですが小さい水色の花のなんと愛らしいこと。
ところが今回は矮小のイヌノフグリを教えていただきました。陽当りや立地条件が悪いからではなく小さい品種なのです。
シナレンギョウのツクバネ状の黄色い花を一つ飛ばして錐揉み上にクルクル回って落ちてくるさまを見せていただきました。
こんなに植物に詳しく愛おしく接しておられるかたの説明を聞くと誰でも植物に興味が湧いてくるように思いました。
何処へいっても植物に興味があると飽きることなく楽しめます。
そして生態を知ることで地球の環境を守ろうとの気を起こさせてくれます。
人工物は数十年すると老朽化を懸念しますが木々は何百年も生き続けて地球を守ってくれています
今日出会った
カタクリ
バイモ
リュウノヒゲの実