ガールスカウト愛知県第56団

一宮市で活動しています。

集会の様子や考えたこと、

日常の楽しかったことをお伝えします♪

グローバル新年茶会

2018-01-26 00:52:18 | 活動報告

2018年のガールスカウト活動は、新年茶会でスタートです!

今年はパキスタンとスーダンからゲストをご招待しました。

皆さん、日本語の達人です。

                                                                  

 

アニースさんとのご縁は、フェイスブックで始まりました。

2011年東日本大震災の時、多くの被災者に炊き出しを行っている外国の人々の様子がニュースフィードに流れてきました。

調べると日本アハマディア・ムスリム協会の方々と判明。

1995年 阪神・淡路大震災、2004年 中越地震、その後2016年熊本地震でも

いち早く現地に駆け付け、温かいカレーとチャイをボランティアで提供してくださっていました。

              

そして、子どもと遊び、高齢者を励まし、多くの被災者に寄り添い、

布教活動は一切行わず、温かい心と温かい食べ物を届けていただきました。

被災者の人々は、どんなにホッとし有難かったことでしょう。

イスラムの方々の真の姿をみて感動し、深い感謝の念を覚えました。

また、日本アハマディアムスリム協会代表のアニースさんは、テレビ各社からコメントを求められるほどの著名な方でもあります。

 

                  

スーダンからJICA研修員として、名古屋工業大学で学ぶムハンナド君は、

千明リーダーがスーダン協力隊の頃の仲良しの学生でした。


          

まずは 真清田神社へ参拝に。

アニースさん、ムハンナド君もイスラム教徒であるにもかかわらず、一緒に行ってくれることになりました。

日本の宗教について日本語で日本人以上に詳しく話しているお二人を見ると、世界が繋がったように感じます。

スカウト達とドキドキおみくじを引くムハンナド君。

 

                      

手水(お清め)の作法も、イスラム教とそっくり。

 

                    

茶室にもどったら、セレモニーの始まりです。

団委員長は、神社へ行っている間にアニースさんのお嬢さん達に和服を着付けていました。

二人とも、たいへん可愛らしくお似合いでビックリ!

                 

 

ガールスカウトのセレモニーを熱心に見るゲストの皆さん。

                   

 

お茶の歴史、お茶のいただき方、お茶碗の拝見の仕方を

団委員からしっかりレクチャーされた皆さんは、見事にお茶を楽しみ、

正座も平気でこなしているので、驚いて質問したら、礼拝で慣れているとのこと。

ハンナド君は、それに加えて柔道と書道を習っているとのことでした。

     


スカウト達も、すっかり上達したお茶のいただき方。お運びも上手になりました。

特にレンジャーのMスカウトは、美しい所作でお運びをしてくれました。

          

 ハンナド君のお茶のいただき方は、ほぼ完璧!美しい。

                   

お茶をいただいた後は、

手作りガールスカウト福笑いで遊びました。

    

スカウトの顔がおもしろく出来上がって、みんなで大笑い。

笑う門には福来る!

                     

 

楽しいお茶会のひとときも、あっという間。

またお会いできることを楽しみに、みんなで「友情の輪」を行いました。

ムハンナド君は身長が190㎝以上あるので、膝をついての参加です。

                 

 

こんな素敵な新年茶会は、初めてでした。

和服を着た長女さんは、驚くほどお似合い。輝く美しさにお父様も感無量のご様子。

長男君はリーダー、スカウトにイケメンと言われてテレていました。

末っ子Aちゃんは、花いちもんめで「Aちゃんがほしい!」と連呼され Aちゃんの奪い合い。

ムハンナド君も「ムッ」と呼ばれて、特にチビッコスカウトにモテモテでした。

どなたもすごい集中力でお作法をマスターし、日本の正月を楽しんでいただけたようです。

 

                 

 

みんなで撮ったハッピーな記念写真。

アニースさんからは、後日 次のようなうれしいコメントをいただきました。

「2018年新年お茶会大変楽しく参加でき、私たちも参考になりました。

お茶もお茶菓子もとてもおいしく、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

ガールスカウトの皆様の頑張りに感心と尊敬しています。」


あとで判明したことですが、ムハンマド君は、スーダンボーイスカウト経験者。

アニースさんはパキスタンでスカウト活動を知っていたとのことでした。

やはりスカウティングは、世界共通の素晴らしい価値ある活動、宗教、国籍が違っても姉妹 兄弟。

スカウトの理念を強く感じました。

スカウト達もそれを感じとってくれたと思っています。

そして、幼稚園から大学生、母親世代、還暦以上の私達が、同じ線上で活動するって、

実はすごいことなのだと感じた1日でした。

                                   投稿 後藤リーダー