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横須賀総合医療センター心臓血管外科

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腹部内臓動脈限局解離をいつまでフォローアップするのか

2019-09-29 10:49:47 | 心臓病の治療
 腹部内臓動脈限局解離は突然腹痛を主訴に発症する疾患です。瘤化や血流障害が発生すると緊急手術の対象となります。最近はバイパス手術以外に、血流障害の場合はステント挿入による血行再建も試みられています。
 発症後、病状安定したあと、いつまでフォローアップするのかは一定の意見はありませんが、偽腔が血栓かしている症例に関しては将来的に瘤化する可能性は少ないので5~6年のフォローアップで方面として良いのではないか、というのが、昨日の血管外科学会地方会での意見でした。
 10年以上フォローアップしてる患者さん、そろそろ開放してあげようかとおもいます。
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