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二日酔いの特効薬ができる?!マウスには効いた

2018-08-30 | 健康・病気
  二日酔いは辛い。
  アメリカで救急搬送される患者の8~10%は急性アルコール中毒。
  アルコールを過剰に摂取すれば心臓病や肝臓がんを含む深刻な健康被害を引き起こす。
 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授ユンフェン・リュ(専門は化学分子工学)が「二日酔いの薬」を開発した。南カリフォルニア大学ケック医科大学院教授のCheng Ji博士(肝臓疾患が専門)と教え子の大学院生Duo Xuとともにマウスで実験を行った結果だ。
 研究チームは、アルコールを分解する人間の体の働きを再現するために、3つの酵素に着目。これらの酵素はアルコールを無害化する、新しい酵素ではないが、難しいのは、安全かつ効率的に肝臓に届けること。通常は肝臓の細胞の中にあるアルコール分解酵素を極小のカプセルに詰め、それを体内に注入することでアルコールの分解速度を速める。
 チームは、米食品医薬品局(FDA)が医薬品用に認可した材料で極小カプセルを製造し、中に酵素を詰めた。そのカプセルを酒に酔わせたマウスの血管に注入し、血流に乗せて循環させ、最終到達点の肝臓に送った。すると酵素がマウスの肝臓の細胞に蓄積し、活発にアルコールを分解し始めた。
 実験では、酔ったマウス(人間よりずっと早く眠ってしまう)に酵素を注入した場合、注入しなかった場合と比べて、アルコール摂取から4時間後の血中アルコール濃度が45%も減少した。さらに、発がん性があり、頭痛や嘔吐の原因になるアセトアルデヒド(アルコールを代謝する際に体内で発生する強毒)の血中濃度も低いままだった。しかもそれらのマウスは、酵素を注入しなかったマウスより早く目を覚ました。
 効率的に素早くアルコールを分解できれば、患者は以前より早く目を覚ませるし、アルコール中毒の予防にも役立つ。アルコール摂取によるストレスやダメージから肝臓を保護することにもつながる。現在は、カプセルの安全性も含めて危険な副作用がないか検証中だ。マウスで治療の有効性が証明されれば、1年以内にも、臨床試験を始められるかもしれない。
 解毒剤ができてもアルコールの過剰摂取(つまり飲み過ぎ)はなくならないだろうが、二日酔いから早く回復する一助にはなる。その日が来るまで、互い節度を持ってお酒をたしなもう。

 朝から雨、時々止み曇り空、時々スコール状態と強く降る。
 2・3日前の晴れた日。”イチジク”林の傍を通る。赤くなってきた実(無花果)が見える。
 ”イチジク”は雌雄異花で、花嚢内部の上部に雄花、下部に雌花が付く。日本には中国から雌株だけが導入され、雌花のみを付け、壺の形をした果嚢(かのう)の中で花が咲く、・・外から花は見えない。このため”イチジク”を漢語では”無花果”の字をあてた。
 名(イチジク)の由来には諸説あり、1ヶ月で熟す・毎日1個ずつ熟す「一熟」からの説、中国語の「映日果」での音読”エイジツカ”の転訛説などがある。
 イチジク(無花果、映日果)
 別名:伝来時に、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)
 クワ科イチジク属
 落葉高木
 原産地はアラビア南部。不老長寿の果物とも呼ばれる
 栽培は6000年前頃からと言われ、旧約聖書にも登場する果物
 インドから8~9世紀ごろに中国へ、中国から日本に17世紀前半に渡来した
 雌雄異株だが、日本で栽培されているのは雌株のみ。受粉しなくても果嚢が熟す単為結実(たんいけつじつ)の品種である
 因みに、葉は三裂・五裂掌状で互生する。浅く三裂するものは江戸時代に、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来した。


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