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魚をほとんど食べない人、大動脈疾患死亡が約2倍に増加

2018-10-18 | 健康・病気
 国立がん研究センター社会と健康研究センター井上真奈美部長と筑波大学医学医療系山岸良匡准教授らの研究グループは、魚をほとんど食べない人で大動脈疾患(大動脈解離・大動脈瘤)による死亡が増加することを世界で初めて明らかにした。
 日本の8つの大規模コホート研究から36万人以上を統合した解析を行い、質問紙によって調査した魚摂取頻度と大動脈疾患死亡リスクとの関連を検討した。
 それぞれのコホートで使用している食習慣アンケート調査結果から、魚摂取頻度を、ほとんど食べない、月1-2回、週1-2回、週3-4回、ほとんど毎日の5つの群に分けた。循環器疾患の主なリスク要因を統計学的に調整した上で、ほとんど食べない群に対する他の群の大動脈疾患死亡リスクを算出し、その後、全てのコホートの結果を統合した。
 結果、魚を週1-2回食べる群と比べ、ほとんど食べない群では、大動脈解離で死亡するリスクが2.5(95%信頼区間1.1-5.5)倍、大動脈瘤で2.0(同0.9-2.1)倍、これらをあわせた大動脈疾患全体では1.9(同1.1-3.3)倍高くなった。月に1-2回食べる群では、魚を週1-2回食べる群と比べて大動脈解離で死亡するリスクの上昇はみられませんでしたが、大動脈瘤で1.9(同0.9-4.0)とややリスクが上昇する傾向が見られた。週3-4回食べる群、ほとんど毎日食べる群では、リスクの大きさは変わらなかった。
 今回の研究で、魚をほとんど食べないような非常に摂取頻度が少ない場合に、大動脈疾患で死亡するリスクが上がり、魚を摂取する機会が少なくとも月1~2回あれば、大動脈疾患で死亡するリスクは高くならないことが判明した。
 このことから、魚の摂取が極端に少なくならないことが大動脈疾患死亡を予防するために重要だと考えられる。なお、魚の高摂取は心筋梗塞のリスクを低下させることがわかっているため、摂取が極端に少なくならないよう気をつけるだけでなく、より多く摂取していくことが循環器疾患予防につながると考えられる。

 朝から快晴、雲がほとんどない。風は微風。
 散歩道で”ホットリップス”が咲いていた。”ホットリップス”は”サルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)”の一品種で、小さな花が二つ一組の”口紅を付けた”様な赤白混在の花色だ。
 流通名は”ホットリップス”だが、チェリーセージ・ホットリップスとかサルビア・ホットリップスとも呼ばれる。葉を揉むとハーブ特有の良い香りがする。季節・気温・日照で花色の割合が変化すると言われ、同じ株でも花色の割合が違い、一つの花でも花色の割合が違う・・とても不思議。
 ホットリップス
 (サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス)
 学名:Salvia microphylla 'Hot Lips'
 シソ科サルビア属
 多年草
 原産地はアメリカ南部~メキシコ
 開花時期は5月~11月


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